PC-ハードウェア

2025年10月22日 (水)

Earth95s――2025年10月現在、売られているもののなかで私の理想に一番近いキーボード

さてさて、長~い前置きがようやく終わったので、いよいよ、現状売られているもののなかで私の理想に一番近いキーボード、Earth95sについて書いてみたいと思います。

■販売ページ

■私のEarth95s

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このキーボードをみつけたのは、2024年12月(開発が終わって発売になったちょっと後だったようです)。見た瞬間、それまで使っていたJISplit89の不満がぜんぶ解消しそうだと思い、すぐ、買うことにしました。

基本ははんだ付けが必要なキット(0.8万円)なのですが、キースイッチを取り付ければいいところまで作ってくれる組立サービス(1万円)があったので、とりあえず、1台だけ、組み立ててもらうことにしました。

特徴はオーバーラップレイアウト。左右とも、中央に1列、キーが多くあるのです(ファンクションキーの行も含めて)。そのかわりというかなんというか、Mistel MD770やJISplit89にはある右端の1列がなくなっていますが、遠くて使いづらい右端が近くて人差し指で使える位置に動いたようなものだし、キーそのものの数も増えているので(右端1列が左右中央の2列になったようなもの)、その分、BSやDelなどを割り当てるなどすれば便利になりそうだと思いました。(そもそも、Mistel MD770やJISplit89の右端1列は遠くて押しづらく、タイプミスも多くなりがちだった。Mistel MD770では、一部、押しにくくするためにキーキャップを外していたほど)

「6/お」は右手を基本に設計されていますが、オーバーラップ部分を使えば「6/お」を左手側にもってくることができます。「B/こ」も右手でたたく人がいたりするらしいのですが(私は左手)、それも対応可能です。「F6」も、左右どちらにも対応できます。このあたりを各自の好みに合わせられるのも、オーバーラップレイアウトのメリットでしょう。

そもそも、日本語JIS配列だっていうのも大きいところです。日本語JIS配列の分割キーボードって、ほんと、少ないので。ノートPCなど、ふつうの日本語JIS配列キーボードも併用する私のような人間にとっては、一般的な日本語JIS配列が基本というのは、とても大きな長所になります。

キーアサインはJISplit89と同じくRemapというソフトウェアでおこないます(自作系キーボードはRemapが多い)。なので、アサインの自由度は高い。複数台使う場合、Remap経由でキーアサインをコピーすることもできます。

ちなみに、価格は、組み立てサービスをお願いして総額3.2万円くらい、自分で組んで2.7万円くらいでしょう。総額というのは、キースイッチやキーキャップも含めた費用のことです。

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2025年10月21日 (火)

私のキーボード遍歴(終売品を含む)

ひとつ前の記事とかぶるところが少なくありませんが、これまでのキーボード遍歴をまとめておきます。いろいろと考えて渡り歩いてきたので、そのあたり、参考にしてもらえる点があるかもしれませんから。

まずは、キーボード選びの原則をおさらいしておきましょう。

大量の日本語を入力しても疲れない、指などへの負担が少しでも小さくなるものが欲しい。私が仕事用のキーボードに求めるものは、これに尽きます。

具体的には以下のような方針で、独立専業になって以来、30年ほど、キーボードを選んできました。

  • 日本語JIS配列(日本語がかな入力なので必須)
  • 少なくともエルゴノミクス型、できれば左右分割型(手首まっすぐで使える位置に置ける)
  • ファンクションキーがあること(秀丸マクロなどで多用するので)
  • テンキーレス(マウスまでの移動距離を小さくするため。テンキーは左か真ん中)
  • T字配列の矢印キーがあること(日本語入力時にけっこう使う)
  • (できれば)親指で使えるキーが多い
  • キースイッチはリニア(赤軸など)、できれば軽いタッチがいい(指の負担を減らすため)。静音性はあればなお可だが、重視しない(耳が悪くて自分ひとりなら音は気にならない)。

会社員時代はノートPCばかりだったので、1998年に会社員を辞め、専業翻訳者になってデスクトップを使うようになって、初めて、キーボードが選べるようになりました。そのとき探したのは、「日本語JIS配列のエルゴノミクス型か左右分割型」でした。ない。これがない。左右分割型もエルゴノミクス型も、英字ならいくつもあるのに、日本語はない。とにかくない。エルゴノミクスでさえもない。

秋葉原を歩きまわってようやくみつけたのが(↓)です。

■秋葉原でみつけた無印エルゴノミクスキーボード(メンブレン)(2000円くらいだったかな)

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15年ほど使いました。メンブレンなのに、そんなに長く、よくぞもってくれたと思います。

みつけた1年くらいあとには、1台買い足すことができたのですが(駅前に事務所を借りたとき、早朝などおかしな時間にも仕事ができるように自宅側にも仕事環境を残したので、追加が必要になった)、そろそろ買い換えたほうがいいかなと思ったころには、どこにも見当たらず、少々怖いなと思いながら使い続けてしまった結果なんですけどね。

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2025年10月19日 (日)

私にとって理想的なキーボードとは

翻訳者に適したキーボードの選び方」を読めばわかるように、どういうキーボードがいいかは人によって異なります。異なるのですが、参考までに、私はこう考えて選んでいるというのを書いておきましょう。

■英字(US)キーボードか日本語JISキーボードか

私は、キーをたたく回数が少なくてすむようにと、大学生のころ、かな入力を覚えて、以来、40年あまりずっとかな入力で来ています。ローマ字入力はできません(どうしたら入力できるのかわからない文字がいくつもある)。というわけで、ここは日本語JISキーボード一択になります。

余談ながら……「自分は英語も入力するから、かな入力はダメなんです」という人がときどきいるのですが、そんなことは心配する必要がありません。英語は英語、かなはかなでふつうに打てます。

ただ、かな入力は数字キーまで使うことになりますし、右手小指はかなり遠くのキーまでたたかなければならなくなります。また、濁点・半濁点などはシフトキーを押しながら入力するので、タイピングが減るといっても、ローマ字入力の3~4割減というところでしょう。

■テンキーありとテンキーレス

マウスを多用するので、テンキーレスとして、テンキーは独立したものを左に置くのが定番です。できれば、エンタキーの右側にはキーがないほうがいい。

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2025年10月18日 (土)

翻訳者に適したキーボードの選び方

我々の仕事は一日中キーボードをたたいているわけで、その使い勝手は効率にも影響しますし、肩こりや背中の痛み、指の痛みの有無、さらには腱鞘炎になるかならないかを分けたりもします。というわけで、翻訳の仕事についたころからかなりこだわっていて、実は、私としてはこんなのが理想というのがもう20年以上も前からあったりします。そして、最近ようやく、ほぼ理想に近いものが手に入りました。

そのあたりについてはおいおい書くとして、まずは、基本となるキーボードの選び方をまとめておきましょう。体の大きさや手首などの柔軟性、また、ピアノを習っていたかどうかなどで、最終的にどういうキーボードがベストなのかは違ってきたりするのですが、基本的な考え方は共通するはず。なので、自分に当てはまるところだけ拾って活用することを考えていただければ幸いです。

肩こり・背中の痛みと指の痛みでは選ぶポイントが異なるので、それぞれについて検討してみましょう。

■肩こり・背中の痛み

まずは、肩こり・背中の痛み。翻訳者の職業病とも言われたりするくらいよくある問題のようです。

肩がこったり背中が痛くなったりする原因は、不自然な姿勢をしているから。逆に言えば、「自然な」姿勢を保てるキーボードにすればいいことになります。自然な姿勢とは……背筋を伸ばしてまっすぐ立った姿勢に近いもの。具体的には、「肩から肘がまっすぐ下に降りており、両肘が体のすぐ脇にあること」でしょう。この形で楽に打ちつづけられるキーボードがいいことになります。

実際のところ、キーボードを打つとき、ほとんどの人は肘が体の前に出ています。これが出ていると肩から背中が丸くなり、長時間打ちつづけると肩こりや背中の痛みに悩まされることになります。

肘が肩の真下にくるまで、キーボードを体に近づけてみましょう(肩は関節が体の後ろ側にあるので、肘は背中側に来るくらいで肩の真下になる)。その姿勢で打ちつづけられれば、肩や背中の痛みがかなり緩和されるはずです。ただし、キーボードをここまで近くに置くと、ピアノをそこそこやったというような人でもないかぎり、手首の曲がりがきつすぎてつらいはずです。だから、つい、キーボードを遠くに置いて肘を体の前に出してしまうとも言えます。私のように手首がかたい人などは、肘を前に出しただけでなく、その肘を寄せるようにしているはずで、そうすると、背中がさらに丸くなってしまいます。

●背中にとって理想的な位置に肘が来る形(キーボードは体のすぐ近く)

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●一般的な位置にキーボードを置いた場合

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●手首がかたくて肘を寄せた場合

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だんだんと背中が丸くなっているのがわかるでしょうか。少しの違いなのですが、これが、長時間となると大きな違いになるのです。実際、私は、肩こりや背中の痛みに悩まされたことがありません。

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2025年10月13日 (月)

メインマシンもWin10→Win11へアップデート

Win10→Win11のアップデート、メインマシンのほうは、TPM 2.0が動いていない=Windows 11に対応していないとのこと。しかも、BIOSを確認しても、TPMらしい項目が見当たりません。

これは、少なくともマザーボードは交換しなければならないのかなぁと思いつつ、マザーボードメーカー(ASUS)のサイトで確認したところ、ASUS TUF Z390M-Pro GamingはTPM 2.0に対応しているとのこと。ということは、BIOSを最新版に更新すればいいのでしょう。

念のため、各種データをノートPCと同期することでバックアップしてから、BIOSをアップデート。アップデートと同時に、自動的にTPM 2.0が有効になったようです。

ただ、Windows Updateでは「Windows 11を実行するための最小システム必要条件を満たしていません」となります。必要条件は満たしているはずなのに。

なので、PC正常性チェックアプリ(↓)をインストールして、確認してみました。

「PC正常性チェックアプリの使用方法」

やはり、OKとのこと。

というわけで、ノートPCと同じく、「Windows 11更新アシスタント」でアップデートしてみました。

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2025年10月10日 (金)

さすがにノートPCのOSをWin10→Win11へアップデート

漏れ聞く話からWin10ママのほうがいいと考え、Win11へのアップデートを遅らせてきたのですが、Win10がサポート終了となれば、さすがにしかたがありません。Win10→Win11へアップデートすることにしました。

なのですが、私のノートPC、しばらく前からWin11へのアップデートが表示されなくなっていました。無償アップデートがなくなったのかと思ったら、そういうことではなく、さまざまな理由でアップデートが表示されなくなってしまうことがあるようです。対処方法も、詳しく説明してくれているサイトがあちこちにありました。

最終的に私が参考にしたのは(↓)

「Windows 11アップグレードがWindows Updateに表示されないときの解決策・注意点」

ノートPCがWindows 11に対応しているのはわかっているので、ごちゃごちゃやらず、「Windows 11更新アシスタント」を使ってみることにしました。セキュリティソフトを停止し忘れたせいか、3回ほどやり直すはめにはなりましたが、最後は、無事、Win11へアップデートすることができました(嫁さんのノートPCもほぼ同じ構成なのだが、そちらでは、セキュリティソフトを動かしたまま、「更新とセキュリティ」からWin11アップデートに成功したんだけどなぁ)。

■更新中のノートPC

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2024年9月16日 (月)

ノートパソコン復活

ノートパソコンのファンが届いたので交換しました。

■新旧ファン

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交換後はずいぶんと静かになったし、裏面の温度もずいぶんと下がりました。ぎゅわーんと変な音がしていたときは、触りたくないと思うくらい熱くなっていたのですが。

ちなみに、取り外したファンを回してみると、片方はあきらかに動きがしぶく、すぐに止まってしまいます。ベアリングが死んだとかそういうことなのでしょう。

交換用ファンは2個買ったので、嫁さんのパソコンもファンを交換しました。そちらは特に問題を感じないのですが、新しくして悪いことはないだろうということで。

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2024年8月27日 (火)

ノートパソコンが不調

ノートパソコン、冷却ファンがすごい音をたてるようになってしまいました。ぎゅわーんという感じでうるさい、うるさい。起動時にあれこれチェックするモードに入り、画面表示関係の部品を冷やしているファンがおかしくなっているとの結果になったこともあります。このまま立ち上がらないのではないかと冷や汗をかきました。

とりあえず、裏蓋開けて掃除をしてみるのでしょう。ネジが特殊なので、精密ドライバーのセットを買い、それが届いたところで開けてみました。

■裏蓋を開けてみた

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ネコの毛がけっこう入っています。それはそうなるでしょう。ファン回りを中心に、そのあたりを掃除してみると……少しよくなったけど、やっぱり、ときどき異音がします。連続でなくなったのは、少しだけ放熱効率がよくなったとかそんなことなのでしょうか。

来年にはWin10のサポートが終わるので、その時点でWin11機を導入するのかなぁと思っていました。いまのノートもWin11が使えるのですが、細かなところで不具合が出てきているし、SSDの容量も残り1割と厳しくなっているし、Win11にするときは買い換えるか、と。

しかたない。1年早いけど、買い換えるか。そう思いつつ、あれこれ調べていたら、交換用のファンだけ買えることを発見。SSDも、上の写真を見ればわかるように交換可能です。ということは、ファンを交換し、SSDも1T→2Tに換装すれば、まだしばらく使えるなぁ。SSDに余裕が生まれれば、Win11もこのマシンに載せ、しばらく使ってみるというのも悪くないかもしれません。

とりあえず、交換部品を発注しました。UCI Granfonde世界戦から戻って少ししたら部品が届くはず。出先で壊れてくれるなよ~。

 

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2024年7月14日 (日)

Windowsメインの環境からMac上の物書堂で辞書を引く

だいぶ前に買ったMac miniをようやくセットアップしたのでメモ。こういうことができるってツイッター(当時)で教えてもらったのです。

■Macのセットアップ

MacはMac miniの一番安いヤツ(M2、256GB)。辞書引き専用マシンの予定なので。有線USB接続のキーボードとマウス、それとUSB-C接続のモニター(モバイルモニターを流用。外に出るときは外して持っていく)をつないで最低限のセットアップをしたあと、物書堂のアプリと辞書をダウンロードする。

物書堂アプリ上側右端の「…」→「設定」→「クリップボード検索」をオンにする。ついでに、文字サイズなども設定しておく。

■MacとWindowsの接続

サンワサプライのKB-USB-LINK4(↓)でMacとWindowsマシンをつなぐ。USB3.0ポートにつながないといけないらしいので、そこは注意。USB2.0ポートでも動作するようなことが書いてあるが、最初につないだポート(Windows)では認識してくれなかったようだ(つなぐポートを変えたり再起動したりといろいろやったので、なにが原因かよくわからない)。

 

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2019年5月 7日 (火)

ノートパソコンの買い換え

ついでなので、去年秋のノートパソコン買い換えについても書いておきます。

それまで使っていたノートパソコンはPanasonic Let's Note(Windows 7 Pro)。丸7年使ったのですが、256GB HDDを1TB SSDに換装したので容量にはまだ余裕があるし、テキストを扱っている分にはスピードにも不満はありません(起動・シャットダウンも含めて)。バッテリーも、さすがLet's Noteでいまだに10時間くらいもつので関西などへの移動中にも不安なく作業ができます。

ただ、ふたを閉めてもオートスリープしなくなっていて、気づくとバッテリー残量が悲惨なことになっていたりするのが大きな問題。毎回シャットダウンするか、手動でHDDスリープすればいいんですが、電車内で作業していて、あわてて降りたりするとやらかすことがあって。あと、ケースが一部割れているとか、画面の解像度が1280×800で低いとか、wifiの規格が古くて遅いとか、がたいが大きくかさばるとか、細かな不満はいろいろとありまして。それなら、Windows7のサポート切れを契機にそろそろ入れ替えてもいいかな、と。ノートパソコンのOSをWin7→Win10にするのは、ドライバとかいろいろ不具合が出そうで怖いし。

というわけで、Windows 10のノートパソコンを買うことにしました。いろいろと悩み、目移りした結果、Dell XPS13を選択。ポイントは(↓)。

  • 1TB SSD
  • ディスプレイが4Kタッチパネル
  • 持ち運びやすい大きさと重さ。そのわりにディスプレイが大きい
  • Windows 10 Proが選択可能

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