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2025年9月10日 (水)

ツール・ド・ふくしま2025――振り返り

来年に向け、改めて、あれこれをふり返ってみたい。

体重は60.5kg(ニセコ比1.5kg増。ニセコ後の不摂生から絞りきれなかった^^;)、FTPは245Wなので、PWRは4.0W/kg。CTL64、Form 20。

■ツール・ド・ふくしま2025(80km、65-69)リザルト

202580km6569

クラストップから9分22秒遅れの2時間25分23秒、13人スタートして3位。

■ライド概要@ストラバ

Photo_20250910094901

NP 191Wというのは久しぶりの高い値だ。

■Peak Performance@Training Peaks

Peak-performancetraining-peaks

5分、10分の出力もかなりいい数字だし、60分、90分の値を見ると、今年一番の走りであったことはまちがいないだろう。

展開も、序盤、臆することなく前に出られたし、上りに入ってもタレなかった。大きめの上り3カ所も、ストラバによると、平均で223W、195W、188Wと悪くない数字になっている。足は、最後のほうで両方ともつったが、だましだまし走っているうちにそこそこ回復し、最後までタレずに走れた。

総合すると、ニセコとは別人の走り、である。

■なにがよかったのか

まず、コースプロフィールがニセコより私向きだったというのがある。一つひとつの上りが短く、15分くらいで上りきれるのだ(それでも私には長いけど^^;)。

ニセコのあと、トルク重視のケイデンス低めに切り替えたのも、よかったのかもしれない。具体的には、上りのケイデンスを90近く→70台に落とした。そのおかげか、今回は、苦しくてゼーハーすることがほとんどなかった。もちろん、筋肉に対する負担は増えたはずで、両足がつったのは、そのあたりも原因としてあったのかもしれない。

それと、ニセコのあと、AC領域のトレーニングを増やしたのもよかったのではないかと思う。ひとりで走っていると、つい、AC領域をサボりがちなのだが、そのあたり、オンラインで付き合ってくださる方々がいたので。週1回、2カ月くらいで、AC領域でがんばれるレベルが別人になったと感じる。そして、今回、スタート直後の混乱で前に上がれるだけの余裕があったのは、AC領域が伸びたおかげではないかと思うのだ。

サドル位置も、少し高く、少し前にずらした(2mm上げて、2mm前に出した)。これもよかったように思う。

マッサージガンを新調し、山でも背中のケアができるようにしたのも、回復にかなり役立っていると感じる。

補給も見直し、朝は軽めというかふだんどおりくらいにして、スタートちょっと前からパンや餅菓子を食べるようにした。実は少し前にグルコースモニターを導入し、炭水化物を食べて30分くらいから血糖値が上がり始めることがわかったので。

一般にスタート2時間前には食べ終われ、そうでないと消化吸収が終わらないと言われる。たしかに消化吸収が終わるのは食べた2時間後くらいのようだ。でも、エンデュランス系の運動でパフォーマンスを上げるには、運動中、血糖値をある程度高く保つべきのはずだ。血液にのって全身を巡る糖分を筋肉が取り込み、運動に使うということになるのだから。朝一に食べたものの消化吸収が終わり、血糖値がいったん上がってふだんの値まで戻ると、食べた糖分は、全身の筋肉や肝臓に取り込まれた形になるはず。でも、当日朝までにカーボローディング的なことが終わっているなら、朝メシで炭水化物を大量に摂っても、もう、筋肉も肝臓も満杯でそれ以上、糖分を取り込めないはずだ。それよりは、運動で必要になったとき、ちょうど、血液中に糖分がしっかりあるほうがいい、はず。

というわけで、スタートの20~30分前とスタート直前にそれぞれ150~200kcalくらい、炭水化物を摂ると、血糖値を高め横ばいに保てるのではないかと思い、やってみた次第だ。

結果は……成功だったのか失敗だったのか(^^;)

体感的にはいい感じだった。ただ、血糖値はすさまじいことになっていた。レース中はほぼずっと200mg/dLを超えているし、ピークにいたっては350mg/dL超だ。正直、こんなんアリか、これ、医学的にまずくないかという感じである。

●レース中の血糖値グラフ

20250907_100717__img_1482

このあたりは、今後、いろんなパターンを経験してみないとなんとも言えない気がする。

ちなみに、レース3日前の木曜日は、足が重かった。これは、たぶん、筋肉中のグリコーゲンが枯渇気味だったからなのではないか。対してレース当日朝、スタート会場に向かうときに力が入るようになっていたのは、カーボローディング的なことが終了したから、なのではないか。だから、朝メシはふだんどおりくらいで(少なくとも体感的には)うまくいったのではないだろうか。

■次回の注意点

●ヘルメットはなるべくエアロにしよう

今回は涼しいことを重視したが、コースプロフィール的に高速になりがちのようなので。

●直前にどたばたせずにすむように準備する

今回は前日のパンクで当日受付になったからしかたがなかったのだが、スタート前がどたばただった。で、レース最後のほうで、さぁジェルをと探ったらポケットに入っていない。ホテルからスタート地点まで、けっこうあれこれをポケットに詰め込むため、ジェルをいったん財布に入れ、そのまま出すのを忘れてスタートしてしまったのだ。私はなんでもすぐに忘れてしまうタイプなので、こういうややこしいことをせずにすむようにしないと。

今回くらいの走りができれば、おきなわの200kmも、普久川の上りまでちゃんと集団で走れるだろうと思う。今回くらいの走りができれば、ね(^^;)

 

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