ツール・ド・ふくしま2025――前日

来年のUCI Granfondo世界選手権はニセコで、ツール・ド・ふくしまがその予選になる。そんなこともあって、昨年とはコースも時間制限などの条件も大きく変わった。

我々年寄りの80kmは、南相馬市の馬事公苑をスタートし、山の中を走って、ずいぶんと南の楢葉町、Jヴィレッジそばがゴールになる。

■ツール・ド・ふくしま2025 80kmコース

当日朝、ゴール地点からスタート地点までバスが出るのだが、それに乗ろうとすると、朝がすごく早くなる。馬事公苑着も5時45分予定で、スタートまで2時間近くも待たなければならない。それくらいなら、馬事公苑近く、南相馬市内に泊まり、ホテルから馬事公苑までウォーミングアップを兼ねて自走したほうがいいという考え方もある。もちろん、ゴール後、もう50～60kmを走らなければならなくなるわけだが。後泊するなら、追加で走っても別にかまわないだろう。

■ツール・ド・ふくしま2025タイムスケジュール

野辺山から相馬は、400km前後ある。休憩込みで6時間くらいみておくべきだろう。

というわけで、朝、ふつうに起きて朝ごはんを食べ、7時くらいに出発。前日受付近くで高速を降りたのが13時近く。遅めにお昼を食べて、受付に向かう。

お昼は、道の駅ならはにしようかと思ったが、メニューを見ても食指の動くものがなかったので、すぐ横の豚壱へ。

■道の駅ならはではビールだけ買う

■お昼

ところが……少し走ったところで止まって道を確認し、こっちだなと走ろうとしたらなにかおかしい。あ、フロントがパンクしてる……。しかも、サイド。シーラントがぷくぷく出てきて止まらない。エアを抜いてシーラントを回し、しばらく待ってエアを少し入れてみると、また、ぷくぷく……。止まらないかぁ。予備のタイヤは持ってきていない。シーラントも持ってきていない。DNSしかないか……。往復800kmの高速ドライブ？？？

「ロードバイク」で検索をかけてみると、いわき市まで数十キロ戻れば、ロードも取り扱っているお店があるようだ。写真を見ると、ドロップハンドルの自転車も売っている。ということは、ロード系のものも置いているかもしれない。そこでタイヤが調達できてなんとかなりそうなら、明日、当日受付をして走ろう。タイヤ調達ができなければ、DNSしかない。

■サイクルショップユウキ

事情を説明し、「なるべくグリップがいいチューブレスレディを」と言うと……アジリストしかない。っていうか、チューブレスレディはアジリストしか置いてないらしい。でもまあ、アジリストならそれなりではある。シーラントもというと、こちらもやはりというかなんというか、パナレーサーが出てきた。そのふたつを買い、組み替えは？と聞くと、チューブレスレディはやらないとのこと。うーん、ビード上げに必要な工具も持ってきてないんだよな……。と、場所は貸す、コンプレッサーも使っていい、だから自分でやってくれ、水やウェスも自由に使っていい、とのこと。そういう話ならなんとかなりそうだ。

■タイヤの組み換え

タイヤを外したら、シーラントが白くない。劣化していてシーラントとして機能していないってことか（チューブレスレディの運用がまだよくわかっていないわけだ^^;）。もしかすると、シーラントを入れ替えれば穴は塞がるのかも。ただまあ、タイヤは買ってしまったし、いちおうは穴が塞がっても、レース中に開いたりしたらアウトだし、タイヤ交換したほうが安全なのはまちがないない。

というわけで、組み替えを進める。ビードも問題なく上がった。すぐにエアが抜けるといったこともないようだ。

お店の人にお礼を言って、ホテルへ向かう。

南相馬ICで高速を降り、途中、地元スーパーで晩ごはんと明日の朝ごはんを仕入れてホテルに向かう。

ホテルは、市内のホテル扇屋なるところ。いちおう、地ビールも含めてタップのあるお店が歩ける距離にあったのでここにしたのだが、泊まってから確認したら、このお店、日曜日はお休みだった(--;)　レース前日、お店に飲みに行くと、つい、飲み過ぎるので、外飲みはあきらめだなぁ(--;)

外飲みをあきらめるのなら、もっと安い宿もあったし、大浴場があるホテルもあったのだが、まあ、しかたない。

ホテルそのものもは可もなく不可もなく。電子レンジはあるけどコインランドリーはなし。こぢんまりとしたホテルだからそんなものだろう。すぐ横にコンビニがあるのは便利。

■晩メシ

ビールは道の駅ならはで買ってきたRed Ale＠みちのく福島路ビールだ。すっきりまろやか系。あっさりしているっちゃしているのだが、うっさいのではなく、バランスよくまとまっている感じ。ご飯が主体で軽く飲むってときには悪くないかも。

風呂に入り、9時ごろ就寝。