Attack! 299 2025
朝1時に起床。なんだかんだで寝るのがちと遅くなり、4時間強とか寝れていないが、ぐっすりは眠れているので、なんとかなるだろう。ちなみに、念のため、嫁さんと交代で寝る形にしてもらった。1時まで起きててもらえば、起きるのに失敗する心配がなくなるからだ。
自転車の格好に着替え、荷物を積む。2時ちょい前に長男をたたき起こし、家を出たのは2時すぎだった。途中、コンビニでコーヒーを買う(朝メシのパンは補給用と一緒に買ってある)。スタート地点の入間まで1時間弱なので、3時ごろに到着。スタートの3時半まで30分だ。
■受付のテント
受付をすませ、参加者である証しのシールをヘルメットに貼り、タイヤの空気圧を調節。これでスタートの準備は完了である。サポートカーの標識ももらって車の後部ガラスに貼る。
■スタート直前
スタート後は、3UPの人たち4人とスマートコーチング組ふたり(私と渡辺さん)が先頭交代をしながら引き、ほかのメンバーは付き位置で走っている。このなかで足はあるほうだろうし、楽をしたいとも別に思わないので、それならそれでかまわない。集団走に慣れていない人が先頭を引いてペースを崩されてもなんだし。
ただ、3UPの人たちも上りになると出力が上がり気味。平坦2.5倍強が坂に入ると4倍前後になるのだ。対して我々スマートコーチング組は、平坦2.5倍強、坂3倍弱。このほうが後ろも楽だと思うけどなぁ。
それにしても暑い。道ばたの温度表示は23℃とあるが、サウナに入ったみたいに湿気が多く、風があたっても涼しくない。
山伏峠に向かう上りに入ると、後ろから何人か飛び出していった。平坦は付き位置で上りになると飛び出すということは、クライマー系の走りってことかな。それを3UPの人たちがかたまって追い、我々スマートコーチング組が最後という形になった。いや、私も、4倍では上っているんだけど?
後ろをふり返ると、渡辺さんの姿がない。上りでは私とどっちのはずなので、今日は調子がいまいちなのかもしれない。上りきりで待てばいいだろうと、そのままペースで上っていく。ひとり、ふたりと、落ちてきた人をかわしつつ。
山伏峠までは1時間30分弱。私が走っていたころとスタート地点が違うのでなんともいえないが、少しゆっくりペース、かな。
山伏峠で渡辺さんを待って一緒に下り、66kmのローソン小鹿野飯田店でコンビニ休憩。
走り始めると、すぐに、3人トレインに抜かれた。とはいえ、速度差はそれほどない。なら、乗せてもらうか。まあまあいいペースという感じなのだが、上りで出力上がるのがきつい。ついていけないことはないけど、渡辺さんは大丈夫かなとふり返ったときには、すでに姿が見えなくなっていた(--;)
まあ、まだ、後ろから人も来るはずで、ひとり旅が続く心配はないだろう。というわけで、志賀坂峠への上りに入るあたりまでこのパックでお世話になる。
上りに入ると、またも置いていかれる。そして、またも、途中で抜き返す。みんな、斜度が緩むところをもう少しうまく走れば、楽に速く走れるのに。もったいない。
志賀坂峠トンネルの入口にTTRのサポートカーが私設エイドを用意してくれていた。ありがたく、コーラを1杯。
■TTRのサポートカー
志賀坂峠でも渡辺さんを待って一緒に下る。トンネル出口に長男が車を停めていたが、手を振って合図をしただけで通りすぎた。
この下りは、主催者で実行委員長の三上さんが先頭、私が2番手で気持ちよく下る。上野村に向けた平坦では、三上さんと並んでおしゃべり。お久しぶりなので、近況報告をしたり。来年も声をかけますねと言っていただけたので、Attack! 299完全復活ができそうである。
■Attack! 299上野村エイド
■十石みそクリーム大福なるものがあった
まだなんとなく凍っているって感じの半解凍で、冷たくおいしかった。みそとクリーム、意外に合うのね。
ここではコーラ3杯、トマト1個、みそクリーム大福1個、クッキー1袋を補給。
だんだんと気温は上がっているが、入間・飯能あたりの蒸し風呂感はなくなり、風があたれば涼しく感じる気がする。とはいえ、ジャージは、まるで水をかぶったように汗でびしょ濡れの状態が続いている。長時間だし強度もかなりのものなのでハンガーノックが心配されるのだが、それもさることながら、脱水が心配。なので、走りながら飲む量も多め、多めにしているが……エイドでこれだけたくさん飲んでしまうということは、それでも足りないくらいなんだろうな。
上野村エイドをすぎると十石峠に向かう上りになる。矢久沢林道に比べれば斜度が緩いが、国道がこんなに傾いてていいのかと思うくらいではあってなかなかに厳しい。
上りきった十石峠のちょい前で長男が待っていたので、休憩しつつ、渡辺さんを待つ。
十石峠から佐久穂に向かう下り基調は大好きなところだ。下り基調でスピードが適度に出るし、カーブらしいカーブはないし、車も人家も少ないし。渡辺さんを引いて、気持ちよく飛ばしていく。
佐久穂で左直角に299&141へと曲がる。このちょい手前で左に曲がれば、車のほとんど走らない裏道で麦草峠への登り口まで行けるわけだが、これはAttack! 299だからな。
最後の休憩ポイントは、昔の7/11佐久穂町店ではなく、今年できた道の駅八千穂高原だ。前は通ったことがあるが、立ち寄るのは初めて。ファミリーマートもあるし、トイレは広いし、日陰にベンチもあったりするしで、7/11よりこっちのほうがずっといい。
ここでは大休止にする人が多いが、我々は、中休止くらいでまた走ることにした(「え? もう出るんですか?」と言われた)。佐久穂からの上りは、しばらく日陰がなくて、背中から焼かれることになる。時間が遅くなってお昼に近くなればなるほど、気温も太陽も上がって、焼かれ方がひどくなるはず。そうなる前に、森の中に入りたい。
八千穂スキー場のちょい手前にAttack! 299事務局が用意した給水エイドがあったが、我々は、八千穂スキー場のちょい先、レストハウスふるさとで休憩にする予定なので止まらず通りすぎることにした。ところが、この直後から左腕が痛みはじめ、ハンドルを持っているのがつらい。ダンシングはもっとつらい。っていうか、ダンシングはほとんど不可能。肩とひじをぐるぐる回すと少しよくなるが、すぐまた傷みはじめるし、その痛みは強くなっていく。さっきの給水エイドで休憩にしたほうがよかったかな……。
八千穂スキー場を通るころには、左腕の痛みがひどく、それしか頭に浮かばなくなってしまった。スキー場からふるさとはほんのちょっとなのは知っているのだが、ふるさとまで走れる気がしない。気がしないが、とにかく、1回転、1回転、足を回す。それしかないんだから。
ふるさと直前で、右足のハムストリングスがつり、やばいと右の力を抜きかげんにした瞬間、左足のハムストリングスがつった。それでも、だましだまし足を回して、なんとかふるさとに到着。長男に迎えられる。
■へろっへろ
ふるさと定番、ブルーベリーソフトを買いに行こうとしたら、また足がつる(--;)
季節限定とのことで、木イチゴのソフトがあったので、私はそっちにした。
■木イチゴのソフト
これはいい。少し酸味があって。ここではいつもブルーベリーソフトにしていたが、木イチゴがあるときは木イチゴにしよう。
長めに休んでから、麦草峠に向けて最後の上りにかかる。渡辺さんはまだ無事のようだが、私の足がやばいので、しばらくは2倍を上限で。しばらく足を回していたら少し楽になったので、途中からは2.5倍が上限くらいに。とにかく、ゆっくり、ゆっくり上る。
ストラバを参考に四つの峠をどのくらいの出力で上ったのかを推測してみたら……前半ふたつの峠(山伏峠・志賀坂峠)は3.5倍弱、十石峠は3倍、麦草峠のふるさとまでは2.5倍強、ふるさとから上は2倍弱というところだった。
■ようやっと麦草峠に到着
そのあとの平坦、下りも無理のない範囲で走る。下りはじめて少しの展望台がことしのゴールだ。
■ゴール
いや~、しんどかった。Attack! 299はやっぱりしんどいわ。しんどいけど、楽しかった~。
■走行の概要
170km、up 3700m、実走行時間7時間56分、消費4800kcalで、TSSは384。Formが6から翌日には-33まで落ちる計算だ。
とにかく暑かった。3時半の走りだしでも汗びっしょり。コーラ1.5リットル、水3.5リットル、お茶1リットルの合計6リットル飲んで、ほぼ全量が汗になったようだし、これだけ飲んでも足りなかったらしい。お昼を食べるとき、水を何倍もお代わりしてしまったもん。
ここから茅野に下り、特急で帰るという渡辺さんを見送り、私は長男運転の車に乗せてもらう。とりあえずお昼をと、長男がみつけたお店に行ってみたがお休みなのかお昼が終わったのか、開いていなかった。それならと、少し前、清里日報さんがお勧めしていたお店、cafe & restaurant attaca [あったか]へ。
■私は冷製トマトカレー、長男は大盛ナポリタン
どっちもおいしかった。ここ、エコーラインのすぐ脇だし、自転車で南八ヶ岳を周回するときのお昼によさそうだ。覚えておかないと。
お昼を食べ終わって会計し、外を見たら土砂降り。ドアのすぐ前に停めている車まで行くだけでずぶ濡れになりそうなほどだ。とても外になんか出られない。というわけで、コーヒーを追加で頼むことにした。
それにしても、我々は走り終わってレストランに入ってからだからいいけど、制限時間ぎりぎりの人なんかはゴール前にこの土砂降りにあったんじゃないかなぁ。制限時間までにゴールしていても、最後のほうだと、茅野などまで下る途中に降られたり。麦草峠より前で降られたら、サポートカー呼んでDNFしたかもしれない。そのくらいひどい雨だ。
コーヒーを飲み終わっても雨は降っているが、それでも、さっきに比べればなんぼかマシ。車に移動して小淵沢に向かう。
道の駅こぶちざわで宇宙ブルーイングさんのビールを買って山の家に帰宅。タオルと着替えを用意して温泉に行こうと話していたのだが、雨がまた強くなっていて、弱くなるのさえ1.5時間後の予報。あきらめて、山の家でお風呂、ありもので晩ごはんにすることにした。ビールは、当然、小淵沢で買ってきた宇宙ブルーイングのやつである。
■宇宙ブルーイングのビール
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