なつきのお葬式
8月6日に旅立ったなつき、かりんと同じお寺でお葬式をしてもらうことになった。私は山にいたので、8月7日に山から東京に戻り、8日朝、お葬式をして、午後にはまた山に戻る。今回は長男も日本にいるタイミングだったので、家族全員で見送ることとなった。
■お通夜
「黒いしもべ」として、ある意味、家族の中でもっとも誠心誠意、ネコずに尽くしてきた次男は、仕事が終わってから移動して、夜10時ごろに到着。
なつきの棺は、かりんのときと同じくアマゾンの箱だ。かりんほどではなかったけれど、なつきも大好きで、片付けようと思ったら中に入っていたりしたからね。
■お寺について、葬儀の準備をする
お寺にはきれいな棺もあって、そちらにしますかと尋ねられたけど、かりんと同じく、アマゾンの箱のままでお願いすることにした。だって、やっぱり、ネコなんだし、なじんだものがいいだろうから。
保冷剤は入れたままにするとお骨が黒くなってしまうらしい。なので、ぜんぶ外す。木綿の布などは、ある程度、入れて問題ないとのことだったので、なつきを膝に乗せるとき、嫁さんがいつも敷いていたタオルを体にかけてやることにした。
お寺にしつらえられた火葬場へ連れていき、最後のお別れをする。
火葬が終わるまで40分ほど。そのあいだは、控室で待つことになる。
控室のわきには、記念のあれこれが展示されていた。きれいな骨壺(香蘭社製のものまであった。宮内庁御用達らしい)、アクリルスタンド、ロケットペンダントなどなど。なかでもすごいなぁと思ったのが、次のふたつ。
■爪などを核にモアサナイトを成長させる
モアサナイトとはダイヤモンドに似た宝石で、人工的に作ることができる。炭化ケイ素主体で虹色に輝くのが特徴らしい(ダイヤモンドは白っぽい輝き)。
ロケットペンダントは無骨だが、これなら身につけていても自然。人工的に作れるとはいえお値段はそれなりにするが、これなら欲しいと思う人、いるだろうな。
■そっくりなぬいぐるみ
写真からそっくりなぬいぐるみを作ることもできるらしい。パンフレットに作例写真が載っていたが、たしかにこれならそっくりと言えるなと思う出来栄えだ。すごい。
収骨後、簡単な法要がある。そのときお坊さんから、「いまごろは極楽へと登って行ってるはずです」とのお話があった。それを受け、家族では、「そうだよね、そろそろかりんと会ってるころかも」「我々も、ちゃんと極楽に行けるように徳を積まないといかんな」「でも我々が行くころには、何年もほっときやがってとぶち切れていて、ご機嫌取りが大変そうだ」「そうだね、最初に行く人は大変そうだ(みんな、私を見る^^;)」「うーむ、まあ、たぶん、そういう順番だよね。がんばるわ」……などなど……。
お寺さんのあと、お世話になった動物病院にご挨拶に行き、ついでに、なつきの介護で使っていたけど、とりあえず、ゆきのに不要なあれこれを「有効活用してください」と差し上げてきた。薬をふりかけて食べさせるためのウェット(ゆきのはカリカリ)、強制給餌に使う餌、トイレを廊下でするようになっていたので廊下にしきつめていたペットシートなどだ。ゆきのも、かりんやなつきと同じく甲状腺で投薬となるかもしれないが(姉妹で遺伝子が似ているはずで、そのあたりは同じようになっていく可能性が高いとのこと)、ならない可能性もある。なるにしても、ウェットなどの餌の消費期限後という可能性もある。だったら、さっさと有効活用してもらったほうがいい。
■おとき
そろそろお昼という時間になったので、ご飯を食べに行く。もちろん、なつきも一緒に。
住宅街のなかにあり、女性がひとりで切り回している。家庭的な雰囲気でとてもよかった。ご飯も、ちょっと自然食寄りだし野菜もたっぷりだしで、ここはときどき来てもいいなと思う。待ち時間が長めになるから、時間的に余裕のあるときに。
なつき同伴なのにおかみさんが気づき、途中で、なつきにもお水をだしてくれた。
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