The PEAKS R17渋峠――天気が悪くてDNF
宿はホテルニュー紅葉。スタート・ゴールに近くて私にとっては便利だし、草津観光の中心部からは少し離れているからか安かったしで。温泉には入りたいけど、草津観光は、正直、どうでもいい人だし。
朝、4時すぎに起きて、朝メシを食べ、準備を進める。
■天気予報
雨マークは消えたが、天気は悪くて寒暖差が激しそうだ。
なので、夏用ジャージ上下、夏用アンダー、アームウォーマー、レッグウォーマー、薄手シューズカバー、指切りグローブ+長指オーバーグローブ、ウインドブレーカーという装備にした。
■ノーマル設定のスタート(5時30分)
■変態設定がもうすぐスタート(6時過ぎ)
私は、今回、変態設定にひよったので、6時15分にスタートだった。
ががっと下ってからかなり上り、野反湖のエイド+チェックポイントへ。
■野反湖のエイド+チェックポイント
■寒くて、みんなめいっぱい着込む
■天気が思ったより悪く、路面が濡れるくらいにはなっている
野反湖で折り返して、スタート・ゴールのエイド+チェックポイントへ。
■第2エイド+第2チェックポイントのスタート・ゴール
路面は濡れているが気温は高く、走ると、ウインドブレーカーなしでも暑い。標高が上がれば気温が下がるはずなので、レッグウォーマーなどを装備したままだというのもあるが。
11時
■完全にガスった
10時半ごろの天気はこんな感じ。寒い。とにかく寒い。先日、ニセコクラシックの試走でガスった中を走って震えそうになったが、それと同じ。体感温度は零下だろう(気温6℃だった)。
このあと、工事で片側交互交通になっているところもあったりして、ペースも上がらない。うーん、どうしようか。時間内完走はまず無理。というか、完走もほぼ不可能に思える。このあたりで体感温度が零下だったら、渋峠はどうなるんだ?
結局、万座方面と渋峠方面の分岐点、簡易ASまで行ったところで撤退することを決断。登るのをやめた瞬間に体が震え始めるほど寒いのだ。この状態で万座から高山への長~い下りを走るのは自殺行為だろう。しかも、高山へ下ってしまったら、上り返すにせよぐるりと迂回するにせよ、かなり走らないとスタート・ゴールに戻ってこれなくなる。
戻りは慎重に、ゆっくりめで走る。なにせ両腕・両足を含む全身がガタガタ震えていて、自転車がブレるのだ。
片側交互交通のところは車で大渋滞していて、通過にずいぶんと時間がかかっしまう。当然、震えはひどくなる。やばい。簡易ASで撤退を決断してよかった。いや、遅すぎた。上りで片側交互交通に遭遇した時点で撤退すべきだった。遅くとも。
それでも、なんとか無事にスタート・ゴールまで戻ることができた。82km、up 2,486mと半分も走らずにDNFだ。
戻ってみると、DNFした参加者がたくさんいる。なかには、低体温症らしく、スタッフに毛布をもらってくるまっている人もいる。そら、そうなるよね。
温かい汁物などをもらって人心地がついたが、体があったまるほどではない。早々にホテルに引き上げ、お風呂で体をあたためてようやく生き返った。
その後、ホテルの廊下で戻ってきたところらしき人とすれ違った。こんな時間まで走っていたのかと尋ねると、万座でコースを外れて嬬恋に下り、そちらから戻ってきたという。ああ、その手があったか。ここまで来たんだから、せめてそのくらい走ればよかったなと思った。嬬恋までの下りは長いが、渋滞はなかっただろうし。でも、あのとき、頭の中は「寒い」しかなくて、そういうエスケープ方法を考える余裕はなかった。そのくらい寒かったのだ。
ちなみに、この寒さのなか、完走した人がいるらしい。完走率は1.5%ほどとのこと。なんと。
ちなみに、「なんと」は「なんと、完走した人、いるのね」、だ(6人いたらしい)。前半でもあまりにあまりな天候だったけど、最後の渋峠は暴風雨と言いたくなる状況だっらしいし。無理したら死人が出かねない。そのくらい過酷な状況だった。ま、だから、みんな、DNFしたのよね。
完走できた人は装備がよかったのか、寒さに強い体質だったのか、たぶん、両方ともなんだろうな。私は寒さに弱いので、なにをどう装備していても完走できなかったと思う。
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