Kinofitの効果
今週火曜日にKinofitを受けたあと(「Kinofitでフィッティングにトライ」)、翌水曜日に3本ローラーに乗ったので、そのときの感想を書いておきたい。
ステムが30mmも伸びてポジションが大きく変わったので(サドルが5mm後退しているので、実質、ステムは35mm伸びたに等しい)、最初の一瞬はうまくバランスがとれずひやっとしたが、違和感はその一瞬だけ。すぐ、なにごともなかったかのように走ることができた。
水曜日のトレーニング内容は、先日来続けているLTインターバル(「秘密兵器」・LTインターバル)。ただし、限界までインターバルをくり返すことはせず、反復回数を少なくした。ポジション変更後、しばらくはあまり無理せず、姿勢を正しく保つことを主眼にしろとの話だったので。
数値的な違いとして確認できたのは、以下の2点。
- 同じ出力に対し心拍が5~10bpm低くなった。
- 左右の出力バランスが改善された
追い込む走りはしなかったので最大パワーが増えているかどうかは確認できていない。
心拍は体調や室温によっても上下するので、この結果だけから確実なことは言えないが、少なくとも今回は、はっきり心拍の上昇が抑えられた。ポジションが変化した結果、筋肉の使う部位というかそのバランスというかが変わっているはずで、そういったことによる違いかもしれないし、上半身が楽になった分、呼吸が楽になったことによる違いかもしれない。両方の相乗効果という可能性もある。
とにかく、私はもう年で最大心拍に余裕がないこともあり、心拍が低くなってくれたのならとてもうれしい。
左右の出力バランスが改善されたのは、パワーメーターの計測にはっきり出ていた。Garminのパワーメーターは左右独立に出力を測っているので、左右のバランスが出せるのだが、その数値が、50/50前後となることが増えたのだ(いままでは、45/55前後を揺れていた)。
クリートの向きを少し調整したのだが、それが大きく効いてる感じ。というのも、クリートとペダルのフローティング範囲で前と同じポジションまで足首をひねると45/55前後になり、フローティング範囲の中央と思われるあたりまで足首をひねると50/50前後になるのだ。
踏んでいる感覚も、左右の違いが小さくなったように思う。
ペダルの回転は、やはり、一段スムーズになったと感じる。足先を回しているつもりはなく、あくまで膝の上げ下げで結果としてペダルが回っているという感覚は特に変えていないのに、ペダルに対して上から下へと力がかかっている感覚だったものが、もう少し前からペダルに力がかかるようになり、回転しつつ力をかけている感覚になった。
このポジションに体が慣れてきたら(そういう体ができてきたら?)どうなるのか、今後が楽しみだ。
| 固定リンク
「自転車-マシン・用品」カテゴリの記事
- 手乗りケルヒャー(2025.08.25)
- ブレーキ鳴り(2025.08.21)
- チューブレスの扱いがまだよくわからない(2025.08.02)
- UCIの規定変更――をひをひ、体格によるだろう(2025.06.21)
- 自己給電の自動変速システム(2025.06.06)
「自転車-トレーニング」カテゴリの記事
- 不調の原因はパワーメーターの狂い?(2025.10.09)
- ジャパンカップのコースを走る(2025.10.04)
- スマートコーチング仲間と八ヶ岳合宿(2025.08.18)
- FTPが爆上がり???(2025.08.26)
- "Training and Competing with a Continuous Glucose Monitor" by Hunter Allen(2025.07.23)

コメント