『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋 フリーランスが訳し、働き、食うための実務的アイデア』

珍しくも、著書が出ます(↓の書影をクリックするとアマゾンのページに飛びます)。

『スティーブ・ジョブズ』を翻訳するプロジェクトは、当時の記事(『スティーブジョブズⅠ・Ⅱ』の翻訳について-その1)に記してあるとおり、あり得ないほどきついスケジュールでした。

今回の本『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋』では、そのあたりについて、そもそもどうして私が担当することになったのかの経緯からスタートし、本が出るまでをほぼ時系列で紹介してあります。もちろん、私から見た経緯であり、ほかの関係者が読んだら、少し違うなと思うところもあるかとは思いますが、当時のメモを掘り起こし、私としては、なるべく正確に再現したつもりです。このあたりは、講演会でなんどもしゃべり、毎回、かなり好評だった内容です(悪評は耳に届きにくいので、ほんとに好評だったのかと問われると返答に困りますが)。

実は、最後の後工程が7週間→3週間に半減されたときのどたばたなど、裏話を本にしたら喜んで読んでくれる人がそれなりにいそうだと、だいぶ前に書き留めたりしていました。ただ、内容が内容で、本にするなら、それこそ自費出版であっても、講談社で担当してくださった編集の方々に許可をもらう必要もあるだろうしとくすぶっていたのです。それが、ひょんな経緯で、講談社さんから出せるという話になってしまいました。いや、巡り合わせとはほんとに奇なものです。

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2026年1月20日 (火)

SimplyTermsのダウンロードページ

SimplyTermsは、用語集による一括置換を核とした翻訳支援環境です。もともと、私自身が翻訳作業中に「こんな機能が欲しい」と思い、マクロやDOSコマンドなど、さまざまな方法で実現してきたツールを集大成しました。

クライアントごと、分野ごとの用語集を作成しておけば、その内容で原文ファイルを一括置換することができます。また、MS WordやPowerPointなどのMSOffice製品の翻訳を行う際、テキストを抽出して一括置換を行い、エディタで翻訳作業を完了してからMS Officeに書き戻すことができます。

上記以外にも、翻訳という仕事をする際に便利な機能をいろいろと搭載しています。各行末に改行が入っている原稿の整形やPDFファイルから抽出したテキストの文字化け修正、Webページの特殊文字→Shift JIS変換などもできます。

また、表記の統一や常用漢字のチェックなど、翻訳だけでなく、編集・校正にも使える機能があります。

SimplyTermsと組み合わせて使うと便利な秀丸マクロも同梱しています。このマクロを登録すると、私の仕事環境と同じ環境になります。

■SimplyTermsのダウンロード

ダウンロード - st.zip

(↑クリックするとzipファイルがダウンロードされます)

Ver.1.00.0、1,190KB
Updated on 2023/06/01
動作期限:3000/06/01

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2025年10月22日 (水)

Earth95s――2025年10月現在、売られているもののなかで私の理想に一番近いキーボード

さてさて、長~い前置きがようやく終わったので、いよいよ、現状売られているもののなかで私の理想に一番近いキーボード、Earth95sについて書いてみたいと思います。

■販売ページ

■私のEarth95s

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このキーボードをみつけたのは、2024年12月(開発が終わって発売になったちょっと後だったようです)。見た瞬間、それまで使っていたJISplit89の不満がぜんぶ解消しそうだと思い、すぐ、買うことにしました。

基本ははんだ付けが必要なキット(0.8万円)なのですが、キースイッチを取り付ければいいところまで作ってくれる組立サービス(1万円)があったので、とりあえず、1台だけ、組み立ててもらうことにしました。

特徴はオーバーラップレイアウト。左右とも、中央に1列、キーが多くあるのです(ファンクションキーの行も含めて)。そのかわりというかなんというか、Mistel MD770やJISplit89にはある右端の1列がなくなっていますが、遠くて使いづらい右端が近くて人差し指で使える位置に動いたようなものだし、キーそのものの数も増えているので(右端1列が左右中央の2列になったようなもの)、その分、BSやDelなどを割り当てるなどすれば便利になりそうだと思いました。(そもそも、Mistel MD770やJISplit89の右端1列は遠くて押しづらく、タイプミスも多くなりがちだった。Mistel MD770では、一部、押しにくくするためにキーキャップを外していたほど)

「6/お」は右手を基本に設計されていますが、オーバーラップ部分を使えば「6/お」を左手側にもってくることができます。「B/こ」も右手でたたく人がいたりするらしいのですが(私は左手)、それも対応可能です。「F6」も、左右どちらにも対応できます。このあたりを各自の好みに合わせられるのも、オーバーラップレイアウトのメリットでしょう。

そもそも、日本語JIS配列だっていうのも大きいところです。日本語JIS配列の分割キーボードって、ほんと、少ないので。ノートPCなど、ふつうの日本語JIS配列キーボードも併用する私のような人間にとっては、一般的な日本語JIS配列が基本というのは、とても大きな長所になります。

キーアサインはJISplit89と同じくRemapというソフトウェアでおこないます(自作系キーボードはRemapが多い)。なので、アサインの自由度は高い。複数台使う場合、Remap経由でキーアサインをコピーすることもできます。

ちなみに、価格は、組み立てサービスをお願いして総額3.2万円くらい、自分で組んで2.7万円くらいでしょう。総額というのは、キースイッチやキーキャップも含めた費用のことです。

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2025年10月21日 (火)

私のキーボード遍歴(終売品を含む)

ひとつ前の記事とかぶるところが少なくありませんが、これまでのキーボード遍歴をまとめておきます。いろいろと考えて渡り歩いてきたので、そのあたり、参考にしてもらえる点があるかもしれませんから。

まずは、キーボード選びの原則をおさらいしておきましょう。

大量の日本語を入力しても疲れない、指などへの負担が少しでも小さくなるものが欲しい。私が仕事用のキーボードに求めるものは、これに尽きます。

具体的には以下のような方針で、独立専業になって以来、30年ほど、キーボードを選んできました。

  • 日本語JIS配列(日本語がかな入力なので必須)
  • 少なくともエルゴノミクス型、できれば左右分割型(手首まっすぐで使える位置に置ける)
  • ファンクションキーがあること(秀丸マクロなどで多用するので)
  • テンキーレス(マウスまでの移動距離を小さくするため。テンキーは左か真ん中)
  • T字配列の矢印キーがあること(日本語入力時にけっこう使う)
  • (できれば)親指で使えるキーが多い
  • キースイッチはリニア(赤軸など)、できれば軽いタッチがいい(指の負担を減らすため)。静音性はあればなお可だが、重視しない(耳が悪くて自分ひとりなら音は気にならない)。

会社員時代はノートPCばかりだったので、1998年に会社員を辞め、専業翻訳者になってデスクトップを使うようになって、初めて、キーボードが選べるようになりました。そのとき探したのは、「日本語JIS配列のエルゴノミクス型か左右分割型」でした。ない。これがない。左右分割型もエルゴノミクス型も、英字ならいくつもあるのに、日本語はない。とにかくない。エルゴノミクスでさえもない。

秋葉原を歩きまわってようやくみつけたのが(↓)です。

■秋葉原でみつけた無印エルゴノミクスキーボード(メンブレン)(2000円くらいだったかな)

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15年ほど使いました。メンブレンなのに、そんなに長く、よくぞもってくれたと思います。

みつけた1年くらいあとには、1台買い足すことができたのですが(駅前に事務所を借りたとき、早朝などおかしな時間にも仕事ができるように自宅側にも仕事環境を残したので、追加が必要になった)、そろそろ買い換えたほうがいいかなと思ったころには、どこにも見当たらず、少々怖いなと思いながら使い続けてしまった結果なんですけどね。

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2025年10月19日 (日)

私にとって理想的なキーボードとは

翻訳者に適したキーボードの選び方」を読めばわかるように、どういうキーボードがいいかは人によって異なります。異なるのですが、参考までに、私はこう考えて選んでいるというのを書いておきましょう。

■英字(US)キーボードか日本語JISキーボードか

私は、キーをたたく回数が少なくてすむようにと、大学生のころ、かな入力を覚えて、以来、40年あまりずっとかな入力で来ています。ローマ字入力はできません(どうしたら入力できるのかわからない文字がいくつもある)。というわけで、ここは日本語JISキーボード一択になります。

余談ながら……「自分は英語も入力するから、かな入力はダメなんです」という人がときどきいるのですが、そんなことは心配する必要がありません。英語は英語、かなはかなでふつうに打てます。

ただ、かな入力は数字キーまで使うことになりますし、右手小指はかなり遠くのキーまでたたかなければならなくなります。また、濁点・半濁点などはシフトキーを押しながら入力するので、タイピングが減るといっても、ローマ字入力の3~4割減というところでしょう。

■テンキーありとテンキーレス

マウスを多用するので、テンキーレスとして、テンキーは独立したものを左に置くのが定番です。できれば、エンタキーの右側にはキーがないほうがいい。

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2025年10月18日 (土)

翻訳者に適したキーボードの選び方

我々の仕事は一日中キーボードをたたいているわけで、その使い勝手は効率にも影響しますし、肩こりや背中の痛み、指の痛みの有無、さらには腱鞘炎になるかならないかを分けたりもします。というわけで、翻訳の仕事についたころからかなりこだわっていて、実は、私としてはこんなのが理想というのがもう20年以上も前からあったりします。そして、最近ようやく、ほぼ理想に近いものが手に入りました。

そのあたりについてはおいおい書くとして、まずは、基本となるキーボードの選び方をまとめておきましょう。体の大きさや手首などの柔軟性、また、ピアノを習っていたかどうかなどで、最終的にどういうキーボードがベストなのかは違ってきたりするのですが、基本的な考え方は共通するはず。なので、自分に当てはまるところだけ拾って活用することを考えていただければ幸いです。

肩こり・背中の痛みと指の痛みでは選ぶポイントが異なるので、それぞれについて検討してみましょう。

■肩こり・背中の痛み

まずは、肩こり・背中の痛み。翻訳者の職業病とも言われたりするくらいよくある問題のようです。

肩がこったり背中が痛くなったりする原因は、不自然な姿勢をしているから。逆に言えば、「自然な」姿勢を保てるキーボードにすればいいことになります。自然な姿勢とは……背筋を伸ばしてまっすぐ立った姿勢に近いもの。具体的には、「肩から肘がまっすぐ下に降りており、両肘が体のすぐ脇にあること」でしょう。この形で楽に打ちつづけられるキーボードがいいことになります。

実際のところ、キーボードを打つとき、ほとんどの人は肘が体の前に出ています。これが出ていると肩から背中が丸くなり、長時間打ちつづけると肩こりや背中の痛みに悩まされることになります。

肘が肩の真下にくるまで、キーボードを体に近づけてみましょう(肩は関節が体の後ろ側にあるので、肘は背中側に来るくらいで肩の真下になる)。その姿勢で打ちつづけられれば、肩や背中の痛みがかなり緩和されるはずです。ただし、キーボードをここまで近くに置くと、ピアノをそこそこやったというような人でもないかぎり、手首の曲がりがきつすぎてつらいはずです。だから、つい、キーボードを遠くに置いて肘を体の前に出してしまうとも言えます。私のように手首がかたい人などは、肘を前に出しただけでなく、その肘を寄せるようにしているはずで、そうすると、背中がさらに丸くなってしまいます。

●背中にとって理想的な位置に肘が来る形(キーボードは体のすぐ近く)

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●一般的な位置にキーボードを置いた場合

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●手首がかたくて肘を寄せた場合

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だんだんと背中が丸くなっているのがわかるでしょうか。少しの違いなのですが、これが、長時間となると大きな違いになるのです。実際、私は、肩こりや背中の痛みに悩まされたことがありません。

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2025年10月14日 (火)

Windows 11のカスタマイズ-その1

ノートPCもメインマシンもWin10→Win11とアップデートしたので、Win11の設定を自分仕様にカスタマイズしなければなりません。

■タスクバーを縦にする

まずは、なんといっても、これ。ウィンドウをたくさん開くので、タスクバーが縦でないと、どれがどれやらわからなくなって困ります。ぎりぎりまでWin11にしなかった最大の理由が実はこれ。

いろいろと調べてみると、完璧ではないけれど、サードパーティのアプリである程度は実現することが可能になっているようです。

「windows11のタスクバーを縦に配置する方法を完全解説!最新ExplorerPatcher・Windhawk・レジストリ別の安全手順と機能比較」

(↑)を参考に、Windhawkを導入してみることにしました。

●Windhawkをダウンロード

使いたい機能のMODをインストールする、ということのようです。とりあえず、(↓)をインストールしてみました。

  • Vertical Taskbar for Windows 11
  • Classic context menu on Windows 11
  • Show all apps by default in start menu

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2025年10月13日 (月)

メインマシンもWin10→Win11へアップデート

Win10→Win11のアップデート、メインマシンのほうは、TPM 2.0が動いていない=Windows 11に対応していないとのこと。しかも、BIOSを確認しても、TPMらしい項目が見当たりません。

これは、少なくともマザーボードは交換しなければならないのかなぁと思いつつ、マザーボードメーカー(ASUS)のサイトで確認したところ、ASUS TUF Z390M-Pro GamingはTPM 2.0に対応しているとのこと。ということは、BIOSを最新版に更新すればいいのでしょう。

念のため、各種データをノートPCと同期することでバックアップしてから、BIOSをアップデート。アップデートと同時に、自動的にTPM 2.0が有効になったようです。

ただ、Windows Updateでは「Windows 11を実行するための最小システム必要条件を満たしていません」となります。必要条件は満たしているはずなのに。

なので、PC正常性チェックアプリ(↓)をインストールして、確認してみました。

「PC正常性チェックアプリの使用方法」

やはり、OKとのこと。

というわけで、ノートPCと同じく、「Windows 11更新アシスタント」でアップデートしてみました。

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2025年10月10日 (金)

さすがにノートPCのOSをWin10→Win11へアップデート

漏れ聞く話からWin10ママのほうがいいと考え、Win11へのアップデートを遅らせてきたのですが、Win10がサポート終了となれば、さすがにしかたがありません。Win10→Win11へアップデートすることにしました。

なのですが、私のノートPC、しばらく前からWin11へのアップデートが表示されなくなっていました。無償アップデートがなくなったのかと思ったら、そういうことではなく、さまざまな理由でアップデートが表示されなくなってしまうことがあるようです。対処方法も、詳しく説明してくれているサイトがあちこちにありました。

最終的に私が参考にしたのは(↓)

「Windows 11アップグレードがWindows Updateに表示されないときの解決策・注意点」

ノートPCがWindows 11に対応しているのはわかっているので、ごちゃごちゃやらず、「Windows 11更新アシスタント」を使ってみることにしました。セキュリティソフトを停止し忘れたせいか、3回ほどやり直すはめにはなりましたが、最後は、無事、Win11へアップデートすることができました(嫁さんのノートPCもほぼ同じ構成なのだが、そちらでは、セキュリティソフトを動かしたまま、「更新とセキュリティ」からWin11アップデートに成功したんだけどなぁ)。

■更新中のノートPC

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2025年10月 8日 (水)

Book Lover LABO@サンマーク出版

昨年の9月、サンマーク出版が「Book Lover LABO」なるものを始めました(↓)。

本を書く、つくる、広めるために奮闘する人たちの研究所『Book Lover LABO』オープン
(下の画像をクリックするとBook Lover LABOオープンの告知ページに飛びます)

このところ暗い話が増えている出版業界を元気にしようという意気込みを感じたこともあり、興味半分、応援の気持ち半分で、この企画を知ってすぐに入会の手続きを取ることにしました。

なのですが、どうすれば会員特典(サンマーク出版代表の黒川さんが書かれている月次レポートの購読や毎月行われている講演会の視聴)が得られるのか、ウェブサイト(↓)をいくら探してもわからず、1年近くが過ぎてしまうという体たらくになってしまいました。

Book Lover LABOウェブサイト

そして、この夏、ついにあきらめて解約することにしました(↓)。

なのですが、これまたなかなかに難関で、ウェブサイトを探っても解約方法がみつからないし、ついでに、問い合わせ先もみつけられない……。

そうこうしているうちに、9月末、「Book Lover LABO」事務局から連絡が入りました。エゴサにでも引っかかったのでしょう。

なんだかんだやりとりした結果わかったことは……

LINE経由の入会手続きと会費支払い手続きは終わっているが、サービスを使うためには、その後、LINEに送られてくる「Book Lover LABOに進む」というリンクをタップしなければならなかった。私はこれをしなかったため、Book Lover LABOの会員サービスを受けるためのリンクが送られてこなかった。と、そういうことのようです。その後、あれこれ試した結果わかったのは、会員サービスはLINE経由で利用するらしい、ということです(^^;)

■1年ほど前に送られてきていた問題のリンク

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2025年7月15日 (火)

『「視点」の違いから見る日英語の表現と文化の比較(正・続)』~英日で「誰々が言った」を訳出すると不自然になる理由

物語の登場人物同士がやりとりをするとき、英語は「誰々が言った」とほぼ必ず明示されているのに対し、日本語で書き下ろされたものだと、そのあたりを明示しないことが多く、なんならセリフだけが並んでいたりします(そういう形で誰が語ったのかがわかるように書かれている。たま~に誰の言葉かわからないこともあるけど)。

そういう違いがあるので、英日翻訳で英語の「誰々が言った」を訳出するとなんか不自然に感じることが多く、私はなるべく訳出せずにすむ工夫をしますし、あまり訳出しないほうがいいみたいなこともよく言われます。

とまあ、そのくらいの理解で、この問題が頻出する書籍をやるようになってからの20年、仕事をしてきたのですが、先日、もしかするとこういうことかなぁというレベルながら、このあたりについて、一段、言語化ができるようになった気がします。

きっかけは、翻訳フォーラムシンポの「さきの×Buckeyeバトルトーク」で参考になるかもと『「視点」の違いから見る日英語の表現と文化の比較』を読んだこと。

この本は続があるのとないの、2冊あって、続はバトルトーク予習用に買った。続がないほうは2年前に買ってツンドクしていたのでそれを読んだ(^^;)

いまから読むなら「続」だけでもいいかもしれないが、一般には、元のほうから2冊とも読むことをお勧めしたい。この2冊でくり返し検討していることの基本は、元のほうに詳しく書かれているからだ。

この2冊に書かれていることを乱暴にまとめると「舞台で演じられている物語を語るとき、英語だと、登場人物が客席側にいて、そこから、自分の周りにいるお客さん(読者)に語る形が基本になる。対して日本語だと、舞台上で演じている登場人物が客席のお客さん(読者)に語る形が基本になる」あたりでしょうか。

私も、ずっとこういうふうに理解していました。というか、こういうふうにしか理解できていませんでした。でもいまなら、そのあたりについて詳しく検討した本書2冊を読んだいまなら、もしかするとのレベルではあるけれど、もう少し明確に言語化できる気がします。

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«『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか: 知られざる戦後書店抗争史』