翻訳-ビジネス的側面

2014年8月12日 (火)

仕事にも「枠組み」がある

翻訳をする場合、私は「枠組み」が大事だと考えています。

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枠組みは、翻訳作業だけでなく仕事についてもあると思います。一つひとつの案件で、「なにが目的で、なにをどうすべきなのか」が異なるのです。

こんなことを書こうと思ったのは、とあるSNSで、以下のような要旨の質問を見かけたからです。

登録会社から「緊急対応案件」ということで相談があった。トライアルを通過すれば、本発注にもなるしトライアル分の支払いもされるとのこと。

「できるだけ早く出してくれ」と朝に言われたが、いろいろと予定があってトライアルを提出したのは夜。最終的に受注にいたらず、仕事は先に提出した人のところへ行ったらしい。

このような経緯でトライアルに対するフィードバックが欲しいと申し入れるのは失礼にあたるだろうか。自分としては、今後の参考にフィードバックが欲しいと思う。また、トライアルの依頼をして、その後何もないのもおかしな話なのではないか。

SNSにも書いたのですが……このトライアルについては、目的に照らして十分なフィードバックがすでに返ってきていると私は思います。さらに、「トライアルの依頼をして、その後何もないのもおかしな話なのではないか」とフィードバックを求めれば、「そんなことが言えた義理じゃないだろ」と思われても文句は言えない経緯なのではないかとも思います。

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2013年12月 5日 (木)

業界最大手が外税方式へ移行

このところ明るい話題の少ない翻訳業界に朗報です。業界最大手の翻訳会社、翻訳センターさんが、翻訳者への支払いを内税から外税に移行すると決めたそうです。来年4月に消費税が5%から8%へあがりますが、翻訳センターさんについては、その際、消費税アップ分が正しく処理されることになります。

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2013年2月13日 (水)

自分の翻訳の市場価値

自分の翻訳、市場価値はどれほどだと考えていますか?

あまりに漠然としているので、もう少し具体的にしましょうか。

いま、翻訳会社への売値が英日15円/wordだったとしましょう。その翻訳の「市場価値」はいくらでしょう?

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2013年2月12日 (火)

収入を目標に展開したら……

先日、ツイッターで関根マイクさんが(↓)のようなツイートをされました。

僕はずっと前に客単価を上げて、払える客だけを相手にする決断を下しました。体を壊さずに長く活動していくにはそれしかないと悟ったからです。ツールで作業効率化といっても、この仕事で大量生産は無理。だから戦略もなく低レートで淡々と翻訳してる人をみると大丈夫かなあと思います。

マイクさんはこういう破壊力抜群のツイートをすることがときどきあります。このときも、通翻クラスターで意見が飛び交ういい意味で大騒ぎになりました。

詳しくはツイートまとめ(↓)を読んでいただくとして……

このブログ記事では、収入を目標に展開するとしたらツールや展開方法などをどう考えるべきなのか、検討してみたいと思います。

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2012年10月10日 (水)

消費税の取り扱い

消費税は、特に我々翻訳者のような零細事業者の場合、もらえたりもらえなかったりといろいろだったりするようです。「課税売上高が1000万円以下のいわゆる『消費税の免税業者』には消費税を払わない」と明言している翻訳会社も少なくありません。

このあたり、世間的にはいろいろと誤解されているようなので、簡単にまとめてみたいと思います。

実は、このあたりを知り合いに説明しなければならなくなり、ざっとまとめたので、ブログのほうにも投稿することにしました。前々から書かなきゃ、書かなきゃと思ってのびのびになっていたのでm(._.)m

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2012年5月23日 (水)

専業独立前後の動きとその結果

ツイッターで、翻訳者になる経緯の具体例が知りたいという話があったので、自分の場合についてざっと書いてみましょう。私が独立したのはもうかなり前のことなので、いまとは状況が違うという意見もあるとは思いますが。

会社員との二足のわらじから独立に向けて動きはじめたのがいまから15年前の1997年。具体的な動きは、翻訳者のデータベース的なところに登録するとともに、翻訳雑誌巻末のリストから選んで翻訳会社にアプローチするというもの。また、翻訳者のオンラインコミュニティーでも積極的に動いてアピールするようにしました。

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2012年5月 1日 (火)

源泉徴収税率の変更

来年、平成25年の1月1日から源泉徴収の税率が変更になるようです。

現在は、1カ月の支払いが100万円までは10%、100万円を超える部分については20%が源泉徴収となっています。これが、100万円までは10.21%、100万円を超える部分については20.42%になるそうです。理由は、復興特別所得税。復興特別所得税は25年間なので、私なんかは仕事をやめるまでずっと続くことになるのでしょう。

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2012年2月 4日 (土)

フリーランサーが生産性をあげる方法

ツイッターでピックアップされていて知った記事です。

ここに挙げられている方法はだいたいそのとおりだと思いますが(音楽については人によるかも)、実は、とっても大事な方法がひとつ抜けています。

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2011年9月 8日 (木)

翻訳スタイルの修正に応じるか否か

兼業翻訳者の迂闊な日常」の「手作りの無形商品」というエントリーに、訳文を納品したあと、スタイルの修正を求められたときの話が載っています。いろいろと文句を言う人も多いらしいしその気持ちはわかるが、自分は要望を飲みたい、それがその場合の「よい訳文」だからというような話です。

職人の自負を持って仕事をしているが、だからこそまず要望を飲みたいのだ。

そうですね、私もそう思います。ですから、後工程でこんな風に直したから今後の参考にと原稿が送られてきたり、一部を直したから残りをそういう感じで直して欲しいという話に対して怒ることはありません。

けっこう怒っちゃう人がいるらしいのですが、そのほうが私にとっては驚きだったりします。

「手作りの無形商品」にある「だからこそまず要望を飲みたいのだ」はホント、同感です。語尾が「飲むのだ」ではなく「飲みたいのだ」であるところも含めて。

つまり、飲む場合と飲まない場合があるということです。

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2010年9月 7日 (火)

友人・知人から格安あるいは無料で翻訳を頼まれたらどうするか

7月、8月と収益拡大の方法についていろいろと書いてきましたが、これは別に、カネの亡者になれと言っているわけではありません。昔、「『稼げる』ことにこだわる理由」にも書いたように、「稼げないと稼がない選択ができない」からです。稼ぐ仕事ではがんがん稼ぎましょう。そこで稼げば稼ぐほど、稼ぎだけが価値ではない仕事をする余裕が生まれます。もちろん、仕事と関係ないことをする余裕も。お客さんに喜んでもらい、同時に我々が笑顔で仕事ができるためには、稼がない選択ができるレベルまで稼げる状況を作り出す必要があると思うわけです。

さて、我々の間で昔から悩みどころなのが、「友人・知人から格安あるいは無料で翻訳を頼まれたらどうするか」です。

きっちりじゃなく、ささっと簡単にやっちゃう程度でいいから、ちょっと翻訳してもらえない? 別に難しい内容じゃないし、プロならこのくらい簡単だよね?

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