『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋 フリーランスが訳し、働き、食うための実務的アイデア』
珍しくも、著書が出ます(↓の書影をクリックするとアマゾンのページに飛びます)。
『スティーブ・ジョブズ』を翻訳するプロジェクトは、当時の記事(『スティーブジョブズⅠ・Ⅱ』の翻訳について-その1)に記してあるとおり、あり得ないほどきついスケジュールでした。
今回の本『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋』では、そのあたりについて、そもそもどうして私が担当することになったのかの経緯からスタートし、本が出るまでをほぼ時系列で紹介してあります。もちろん、私から見た経緯であり、ほかの関係者が読んだら、少し違うなと思うところもあるかとは思いますが、当時のメモを掘り起こし、私としては、なるべく正確に再現したつもりです。このあたりは、講演会でなんどもしゃべり、毎回、かなり好評だった内容です(悪評は耳に届きにくいので、ほんとに好評だったのかと問われると返答に困りますが)。
実は、最後の後工程が7週間→3週間に半減されたときのどたばたなど、裏話を本にしたら喜んで読んでくれる人がそれなりにいそうだと、だいぶ前に書き留めたりしていました。ただ、内容が内容で、本にするなら、それこそ自費出版であっても、講談社で担当してくださった編集の方々に許可をもらう必要もあるだろうしとくすぶっていたのです。それが、ひょんな経緯で、講談社さんから出せるという話になってしまいました。いや、巡り合わせとはほんとに奇なものです。
最近のコメント