翻訳-マーケティング

2011年12月 6日 (火)

「翻訳者の営業方法」@JTF翻訳祭2011

JTF翻訳祭2011で話した自分のセッションについて、補足その他、簡単にまとめておきます。

他のセッションについてのレポートは、「JTF翻訳祭2011参加レポート」をご覧ください。また、ツイッターに流れた実況中継をまとめたページもあります。そちらも参考にどうぞ。

■「翻訳者の営業方法」
(中級者以上の翻訳者向け)

会場は時間には満員で立ち見の人が出るほどでした。少し遅れてきたら満員で入れなかったという話もあとで聞きました。

内容は、乱暴にまとめれば、「自分の強みをよく考え、その強みを高く買ってくれるクライアントをさがしましょう」というところでしょうか。強みは人それぞれ。クライアントのニーズはクライアントそれぞれ。統一的な話にはなりようがないので、去年に引きつづき今年も、「自分の場合はどうなのか」を参加者に考えていただくことをセッションの目的としました。というわけで、これまた去年に引きつづき、配付資料はなし。キーワードとか、会場に聞く質問に対する答え(選択肢)とかしか書かれていないのですが、ともかく、先が読めるかもしれないものは渡さないほうが考えるにはベターだと思いましたので。

セッションは、参加者にいろいろと聞いて挙手で答えてもらいながら進めました。

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2010年7月 9日 (金)

50歳以上限定の居酒屋さん

今朝、テレビで、50歳以上でなければはいれない居酒屋が人気というニュースが取りあげられていました。

外でお酒を飲む年齢を20歳から70歳くらいとしても、ざっと半分を締めだす計算になります。50歳未満の人が同行しているとはいれないことを考えると、実質、もっと狭い範囲に的を絞ることになります。完全なニッチ。

客層はなるべく広く対応したほうがいい。わざわざ絞るのは自分の首を絞めるようなもの。そう考えるのが当たり前でしょう。

でも、そういうニッチなニーズが満足されることを求めてくる客がたくさんいて人気になっているわけです。

フランチャイズで全国展開は難しいでしょう。居酒屋チェーンのトップを狙うのはカンペキに不可能です。でも、街の居酒屋さんとして身の丈で商売をしてゆくなら、大手がはいってこれないニッチだからこそいいという考えもあります。

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2009年11月26日 (木)

トヨタプリウスと翻訳

北米市場でトヨタプリウスが直面したさまざまな問題が今朝のニュースでレポートされていました。

フロアマットを2枚重ねているとアクセルがひっかかる(米国ではフロアマット2枚重ねがよく行われる)。
  ↓
トヨタは、当初、車の問題ではなく使い方の問題だとしていたが、米政府からの強い働きかけもあってアクセルペダルを短くする対応を行った。


アクセルをいっぱいに踏んだままだとブレーキをかけてもあまり効かない。
  ↓
アクセルが踏まれた状態でもブレーキをかけるとエンジンカットとなるようにした。

いずれも、「使い方が悪い」と言えないものではありませんし、当然、法律でどうこうというような問題でもありません。「使い方の問題だ」と突っぱねるもよし、「そういう使い方にも対応できるようにしました」と売り込むもよし、でしょう。

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2005年6月 8日 (水)

「翻訳者としての」専門分野

『翻訳パラダイス通信』~翻訳で儲ける!~ Vol.45  2005/6/6
『専門分野に縛られない』

記事の本筋からちょっとズレたところに突っ込みます。(ごめんね>Pattyさん)

>> その社長に「専門分野は何?」とお決まりの質問をされ、
>> 「医薬・契約以外は何でもやります」と答えました。
>> 医薬、契約分野には興味がないからです。
>> すると、「専門分野がない人はうちは取らないのよ」と
>> トライアルどころか、きっぱりその場で不採用にされてしまいました。
>> その会社の専門分野は「軍事」で、
>> (軍事評論家でもあるまいし、そんな分野を専門にしてるわけないでしょ)
>> と心の中でつぶやきつつ、「そうですかぁ、残念です」と言い残して
>> 帰ってきたわけです。

というやりとりから、Pattyさんは「専門分野、専門分野と言うことはない。必要に応じてリサーチできる力、理解できる知力があればいい」んだと展開されています。(この後も本筋の話は続きますが突っこみどころでないので割愛)

それはそのとおり。(上記の後の展開も含めて、ね)

でも、この記事、2点ほど、気になったところがあります。

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