『「日本語らしさ」の文法』
この本はおすすめしません。というか、おすすめできません。
方向性として期待が大きかったし、内容もそこそこいいんじゃないかと思ったりもするんですが、誤植が多くてまともに読めません。少なくとも、私が買った版はどうにもなりません。例文の番号が狂いまくっていて、「~番については……であり」みたいな話があっちもこっちも理解できません。内容から推測できることもありますが、推測できないことも少なくなくて。要するに、本論部分が狂いまくっているわけです。なにが言いたいのか理解できないのでどうにもなりません。
発行元である研究社に「訂正のお知らせ」というページがありますが、残念ながら、参考文献のページでした。
実はこの本、ずいぶん前に読んでいて、おすすめしない本を書くのはどうかなぁと書かずにいました。ですが……知り合いが読んで私と同じ経験をしたそうで、そうか、そういうムダを省くためにもおすすめしない本も書くべきかと思い直した次第です。
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