翻訳フォーラム・シンポジウム2019~足さない・引かない~
この週末は、毎年恒例となっている翻訳フォーラムのシンポジウムでした。記録的な猛暑のなか、来てくださったみなさま、ありがとうございました&お疲れさまでした。会場設営その他、運営のお手伝いをしてくださったみなさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。物販に駆けつけてくださったみなさん、ありがとうございました&お疲れさまでした。
おかげさまで今年も盛況で、各地から翻訳者が160人くらいも集まり、12時から5時過ぎまで、今年のテーマ「足さない・引かない」を軸に、翻訳とは本来どうあるべきなのかを語り続ける会となりました。専門分野に関係なく、翻訳に共通する基本について、心に響いたものをなにか持ち帰っていただくことはできたでしょうか。
翻訳業界では、最近、機械翻訳の導入うんぬんに絡んで、あれこれ考えて足したり引いたりできるのは人間ならではある、翻訳は足したり引いたりしてなんぼ、というような意見を見るようになりました。対して我々は、原文と同じ絵を届けられる訳文にするため言葉を足したり引いたりするのは「足さない・引かない翻訳」である、逆に、字面で「足さない・引かない」を実現したがゆえに「足しちゃった・引いちゃった翻訳」になるケースもありうる、足し引きの判断はあくまで絵を基準にすべきだと考えているので、今年のテーマとして取り上げることにしました。
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