ゲラ読みに使う道具
とてもよかったので別の場所にも置こうともう1台買ったんですが、そちらはできがイマイチでした。いま見ると、商品ページには「木材(衝撃と湿気に強いMDF)」とありますが、2台目は竹だったのです(購入履歴を見ると、2台目も同じページから買ってるんですけどね)。ブックスタンドとして使う分にはどちらでもいいのですが、上の写真のように本受けを折りたたみ、ゲラ読み台として使おうとすると、竹製のほうは微妙な反りがあり、本体と本受けに微妙にすきまができて、そこにゲラの紙が落ちてしまうのです。
元原稿は、上の写真のように本があれば本を書見台に立てて置き、PDFしかなければiPad Proを専用キーボードで立てて置く形にします。ちなみに、最近はPDFしか送られてこないことが増えており、一時期はそれをプリントアウトしたものを紙原稿としていたのですが、最近は、そういうとき、自腹で原著を買うようにしています。本のほうが進捗がわかりやすく、気づいたら大幅に遅れていたなんてことがおきにくいので(^^;)
パソコンは確認の調べ物や、訳稿のgrep検索などに使います。
外出中、電車のなかや喫茶店で時間調整するときにゲラ読みをすることがあるのですが、そういうときは、ゲラとiPadのみで作業するのが普通です。辞書はiPadにも入れてありますし。訳稿のgrep検索やややこしい調べ物が必要だと思ったときは、付箋を貼り、そこにポイントをメモしておいて、戻ってから調べます。外出の目的が目的でパソコンとポケットwifiも持ち歩いているときは、全部やってしまうケースもありますが。
あと、余談ながら……ゲラが届くと、私は、端をなるべくそろえるようにしています。
■届いたゲラ
■整えたゲラ
全体を立てて、机にぶつけるようにしたり、上からたたくようにしたりすると、少しずつ整ってきます。このとき、全体を少し曲げるようにしておくと、ぶつけたりたたいたりを強めにできて整えやすくなります。あと、四辺に対してこれをくり返すこと。
整えるのは、ゲラPDFを検索してあっちこっちのページで統一をはかるような直しをするとき、該当ページを開きやすくなるから。側面に親指をあてて、ぱらぱらとページが送れるわけです。端がそろっていないとこれがうまくできず、ページが飛んでしまったりします。
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