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2017年5月

2017年5月27日 (土)

翻訳フォーラム・シンポジウム&大オフ2017――参加御礼+α

先週の日曜日、朝から夕方まで丸一日のシンポジウムと夕方からの大オフに参加してくださったみなさま、ありがとうございました。おかげさまで満員御礼の盛会となりました。また、ツイッターなどを見るかぎりおおむね好評だったようで、主催者のひとりとしてほっとしております。せっかく時間とお金を使って参加していただいたわけで、全員に、なにがしか、おみやげを持って帰っていただきたいですからね。

togetterの「翻訳フォーラム『シンポジウム2017』『大オフ2017』まとめ」

直訳と意訳について、高橋さきの、深井、高橋聡、井口の4人がそれぞれ発表したとき、私が語った話をブログなどに取りあげてくださってる方がおられるので、そのあたりについてちょっと。あの話は、このブログに7年ほど前に書いた記事(「誤解されやすい翻訳業界の常識-直訳 vs. 意訳」)をもとにした話です。

上記リンク先の過去記事を読んで、以下のスライドを見ていただければ、だいたいの話はわかるはずです。

■「直訳 vs. 意訳」の議論が混乱するわけ

20170528____02

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2017年5月 8日 (月)

翻訳フォーラム・シンポジウム&大オフ2017――最終案内

先日も告知しましたが……2週間弱後の2017年5月21日(日)、東京はお茶の水女子大学で翻訳フォーラムのシンポジウムと大オフを行います。

シンポジウムのテーマは「直訳と意訳の間で」です。どの話もそれぞれに有益ですが、私の個人的なおすすめは高橋さきのさんの「述語から読む・訳す」。

私は、2004年から2005年のころ、このやり方に転換しました。そう意識して転換したわけではないのですが、今回、さきのさんがまとめられた「述語から読む・訳す」を見て、ああ、あのときの転換はそういうことだったのだと思いいたりました。

以来10年あまり、その方向でいろいろと工夫をしてきたわけですが、その間に私の翻訳技術が進歩したとすれば(私としては大きく進歩したと思っていますが)、進歩の7割方はこの方向転換がもたらしてくれたものだと思っています。英日翻訳では、訳文の組み立て方が根本的に変化しますし、日英翻訳では、原文の読み取り力が格段に上がります。後者に関連しては、以前、このブログで「日本語はあいまいで非論理的か」という記事を書いていますが、この記事で取りあげた「日本語は悪文ばかりだ」と言われるのは、おそらく、「述語から読む」をしていない人なのではないかと、いま、振り返ると思います。

夜の懇親会、大オフは満席となってしまいましたが、シンポジウムのほうは、まだ、若干ながら席に余裕があります。日曜日丸一日を使うことになりますし、参加費もそれなりにかかりますが、参加して損のない会だと自負しています。

イベントの詳細や申し込みについては、下の画像をクリックし、イベントのページで確認してください。

シンポジウム2017 ~直訳と意訳の間で~

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