『ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛』
今月18日に訳書が出ました。このところばたばたしていてブログが書けておらず、この本を紹介するのも遅くなってしまいました。アマゾンから日本向けキンドルが出るとのニュースが流れたので、あわてて書いたような次第でして。
それはともかく。本書は、ジェフ・ベゾスとアマゾンに関する本です。
ジェフ・ベゾスは表に出る部分をしっかりコントロールしており、アマゾンの経営に関する部分以外はあまり知られていません。『ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛』は、そのベゾスについて、コンパクトによくまとまっている本だと思います。
この本は訳すのにかなり苦労しました。原著者の英語と私の相性が悪かったのか、すなおに訳すとどうも収まりが悪いところが多く、あちこちで、ああでもない、こうでもないと、いろいろな訳し方をしてはどれにしようかを選んだものですから。英語で読んでいる分にはさらっと読めてしまいますし、文単位で訳すだけなら特にどうということもなく訳せたりするのですが……もっと大きな流れを作るのが難しくて。
今年は、もともと、一通り詰まってはいるけれど、特に大変ということないはずのスケジュールだったのですが、この1冊が、予想をはるかに超える手間がかかってしまったもので、そのあとのスケジュールが全部狂ってしまいました。英語を読んだとき、ここまで手間がかかるとは思わなかったし、それなりの余裕はみていたつもりなのですが……。
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