ビジネス書大賞2012--大賞と優秀翻訳ビジネス書賞を受賞
出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンさんを中心に進められている「ビジネス書大賞」というものがあります。2010年に始まっていますから、今年、2012年が第3回ということになります。
その大賞に『スティーブ・ジョブズI・II』(講談社)、優秀翻訳ビジネス書賞に『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』(日経BP)が選ばれました。
選考は、書店、ブロガー、出版社、マスコミの代表、一般読者の投票によるとのことで、幅広い方々に支持していただいた結果なのだと思います。翻訳書も和書もいっしょにビジネス書として評価した結果ですから中身が第一のはずですし、中身はあくまで著者によるもの。それでも、こうして認めていただけたということは、著者の足を大きく引っぱることなく日本に読者に届けられたとは言えるのでしょう。翻訳者として、やはりとてもうれしいですね。ありがとうございました>支持してくださった方々
一方、去年は、私にとっていろいろな意味でできすぎの1年だったことも事実です。去年から今年にかけてはいろいろなところで取りあげられましたが、そろそろ落ちついてきた感じですし、来年以降は基本的にもとに戻るのでしょう。翻訳というのは結局のところ職人仕事なので、なにか一発当たったらそれを元に……という話になりえませんから。
これからも、1行、1行、悩みつつ訳してゆくことになります。実力的にもまだまだで、あちこちに穴があいていることも自覚していますし。ぜんぶの穴を埋められるかどうかはわかりませんが、でもきっと、悩みながら訳してゆけば、いくつかは埋められるでしょう。
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コメント
おめでとうございます。
『スティーブ・ジョブズI・II』は、僕も最近読んだ本の中では一番良かったです。
ちょうどIT企業創業者数人について調べていたのですが、非常に有益でした。
投稿: 西野 | 2012年5月11日 (金) 20時46分
ありがとうございます。
ジャーナリスト系米国人が書く伝記はたくさん取材して事実を積み上げてゆくという形なので、情報量が多いですよね。
投稿: Buckeye | 2012年5月12日 (土) 10時57分