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2012年1月22日 (日)

JTF関西セミナー2012

1月20日におこなわれたJTF関西セミナーに2泊3日で参加してきました。

1年ほど前、実行委員長の石岡さんに「マルチセッションでJTF西日本セミナーをしたい。1セッション、話に来てくれないか」と言われて参加を決めていたものです。話す内容はもともとツール系ということだったと記憶していますが、最終的には「スティーブ・ジョブズ翻訳の舞台裏」になりました。

私のセッションについては、ブログに書かれた記事やセッション中のツイートをまとめたページがあるのでそちらをご覧ください。

セッション後、もともとは翻訳フォーラム関連のミニオフに参加する予定だったのですが、『スティーブ・ジョブズ I・II』の即売&サイン会をすることになり、オフは欠席。当然ながらサイン会なんて初体験なわけで、おしりがなんとなくむずむずするのを感じつつ、サインをさせていただきました。けっこうな人数が買ってくださったのですが、中には、自宅にI巻、II巻ともに持っているのに、ここでも買ってサインをと言ってくださった方までおられました。

食べながらやるはずだった昼のミニオフに出られなかったので、お昼はスタッフ控え室でお弁当。ミニオフに参加するからとお弁当は断っていたのですが、誰かのキャンセル分をキャンセルし忘れたので食べても大丈夫ですと事務局の寺田くんに言ってもらったので。寺田くん、ぐっじょぶ(違う)。

昼休みが終わるころからお弁当にかかったので、午後一のセッションは遅刻。田原さんの英訳講座を聴きに行こうと思ったのですが満員で入れなかったので、浜口さん(知財翻訳研究所)の「特許翻訳ビジネスの展望」を後半だけ聞きました。特許はやらないのですが、業界情報の収集ということで。印象に残ったのは、特許の翻訳についても二極分化が進んでいるようだという点。二極分化してしまうと、とりあえず参入しやすい領域から、難しいけどやりがいのある領域に移動するのが難しくなるんですよねぇ。

3コマ目はパネルディスカッションの「関西で活かすネットワーキング」。パネリストはジョージ・ブルダニオティスさんと牧野さんでモデレーターがJTF理事の佐藤さん。私にとって目新しい内容はなかったのですが、漫談でとにかく楽しませていただきました。

4コマ目は梶木さんの「資本金30万円の小規模特許翻訳会社のグローバル戦略」。小規模な翻訳会社を対象としたお話のつもりだったようですが、個人事業主にとってもうなづける話がたくさんありました。もちろん、そりゃ、翻訳会社側からすればそれがいいだろうけど実際に訳す個人翻訳者にとっては必ずしもいい話とはかぎらないなんてものもありましたけど(「翻訳会社の翻訳環境と翻訳者のそれとをいかに統一する?」など)。

梶木さんの話で「一極集中を避ける」「small businessの場合、翻訳の分野は絞ったほうがいい」という一見矛盾した話が出ていました。この点について、懇親会で、とある人から「分野は絞れとよく言われるし、そうしたほうがいいのかなと最近思っているのですが、でも、井口さんっていろいろな分野の仕事をしていますよね? つまり絞らなくてもいいってことでしょうか」と聞かれました。そう聞かれてようやく、梶木さんの話が一見矛盾しているけど必ずしも矛盾ではないと説明する道があることに気づきました。

私の場合、「いろいろな意味で仕事を絞ってきた結果、あちこちに『島』ができた」です。つまり、分野というか仕事の種類というかは絞りつつ一極集中を避けるという形になっているわけです。もちろん、すべての人に合う方法とはかぎりませんが、こういう道もあるのだと思います。

懇親会は会場満杯状態で、いろいろな方から声をかけていただきました。私は耳が悪くて、ああいうがやがやしたところは聞こえにくくてつらいのですが、年明けに買い換えた補聴器が前のものよりかなり進化していてここ最近では一番きちんと話が聞こえたように思います。前のが壊れたわけでもないのに高い補聴器を買うのはどうしようかと迷ったのですが、思いきって新しいものにしたのは正解だったようです。

懇親会のあと、実行委員会の人たちなどで2次会があったようです。私も声をかけていただいたのですが、なにせお昼のミニオフをぶっちしているわけで、翻訳フォーラム関係者のオフのほうに行かせてもらいました。おいしいお酒とおいしいつまみを楽しみつつ、7人ほどでのんびり、こじんまりとした会を堪能しました。最後までいられればよかったのですが、講演準備などでかなりばてており、9時半ごろ、お先に失礼してホテルに戻りました。

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