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2011年7月 9日 (土)

『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』刊行記念著者来日イベント

先週木曜日の7月7日、『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』の刊行記念ということで、アメリカから著者も来日してイベントが行われました。

■著者のカーマイン・ガロさん

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午後3時からは夕方までは「ジョブズに学ぶ驚異のイノベーション」というセミナー、夜7時半からはブロガーイベントという2本立てです。

訳者ということで夜のブロガーイベントには席を用意していただきました。昼のセミナーは企業で働く人を中心としたものだろうと思いつつ、参加しようかなぁと思っていたのですが、結局、金曜日までに区切りを付けたかった仕事が遅れていたのであきらめてしまいました。

ただ、いろいろとご挨拶をしたい方々がおられたので、セミナーの終了少し前に会場に到着。日経BPの方からどうぞと言っていただいたので、外村仁さん×前刀禎明さんのセッション、後半は聞かせていただきました。

セミナー終了後、日経BPの方や古川享さんなど、いろいろな方にご挨拶。古川さんとは、『偶像復活』のとき、ブログ上でやりとりをさせていただいたりしたことがあり、一度、お目にかかりたいと思っていたので。

その後、夜のセッションが開場するまで30分くらいあったので、広島から来られたトブさんと喫茶店へ。トブさんはコーヒーにロールケーキ、私はコーヒーにサンドイッチ。ブロガーイベントの後半は立食の懇親会ということなのだけれど、そこで食べなくてもいいようにと思って。今回、わたしは中心人物の端くれという位置でいろいろな人と出会いやすい立場なのだから、食べるのに時間を使ったのではもったいないと思うわけです。(この1時間くらい前にも少し食べていて、両方をあわせればOKかなと)

そうそう、トブさんというのはアップル関連の情報を提供するウェブサイトを運営しておられて、6月のWWDCではアメリカまで行っちゃうし、だから当然、今回のように東京くらいならすぐにきちゃう人だったりするんですが、そのトブさんがアップルにはまったきっかけが『スティーブ・ジョブズ-偶像復活』だったそうです。だからと、今回、わたしにサインをということで、わざわざ『偶像復活』を持ってこられていました。重いのに。

ブロガーイベントは、担当編集の中川さんの挨拶から。去年・今年と続けてとってもお世話になっています。編集っていろいろと挟まれることもあるようなんですが、はね返すところははね返して、あせらず急いで作業を進められるようにしてくださっていたりなど、見えないところでいろいろとしていただいたようです。

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いや~、それにしてもカーマイン・ガロさん、さすがだわ。コミュニケーションコーチをしているだけのことはあります。発声、発音、スピード、声量、視線など、どれをとっても死角がありません。

翻訳と通訳はまったく異なるスキルだし、わたしは耳が悪くて日本語でもイマイチ聞き取れないことが珍しくないので「通訳はできません」と最初から断っていたのですが、よくよくわかっている内容について(それはもう、しっかり読み込んでありますから)このくらいはっきりとしゃべってくれるならわたしでも何とかなったかもってくらいでした。といっても、通訳の仕事ってそれだけじゃないので、やらなかったのが正解だと思っていますが。

ちなみに通訳をされたのは、同じく中川さんが担当編集さんだった『フェイスブック 若き天才の野望』を訳された滑川海彦さん。

内容は……ほかの方々がいろいろとまとめてくださっているので割愛します。

と、言いつつひとつだけ(^^;)

シリコンバレーで成功した人に話を聞くと、「ラッキーだった」と返ってくることが多いと外村さんが語っておられました。条件がたくさんあってそのタイミングが合うと成功するし、タイミングが悪ければ失敗という違いのこともよくある、と。ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で語った「点と点をつなぐ」というのも同じような話かもしれません。タイミングよくいろいろなものがつながれば成功する。つながらなければ成功にいたらない。つなぐものがなければつながることもないので、成功しないかもしれなくても、つなぐ点を集めておくしかないということだと思います。いや、わたしも、小さな成功ですけど、翻訳者としては成功している部類だと思うんです。で、いろいろラッキーに進んできたよなぁと思います。いろいろなことがうまく絡み合って、これ以上の結果は無理だろうというくらいいいパターンで来ていると感じています。いろいろな人に助けてもらったという面もいっぱいありますしねぇ。

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セッションの最後は、外村さんがシリコンバレーで立ちよられたレストランの写真。この角度だとわかりにくいのですが、赤丸のところにジョブズが写っています。ジョブズ行きつけの店なのだそうです。

懇親会へ移動する途中、カーマイン・ガロさんと少しお話ししておみやげをお渡ししました(取材をうけられたりと忙しく、わたしはここまでご挨拶するチャンスがなかった)。小さな扇子に書道家(有名な人じゃありませんけど)が「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。」と東照大権現の言葉を書いたもの。英訳のプリントアウトと一緒にお渡ししました。

懇親会はこんな感じで満員状態。

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カーマイン・ガロさんはもうひっぱりだこ。サインをお願いする人もたくさんいましたしね。わたしもお願いしようかと思ったのですが、カーマイン・ガロさんのところには常に行列があるし、わたしもそれなりにいろいろな方から声をかけていただいたもので、なかなかチャンスがなく、終わりごろになってようやく、『驚異のプレゼン』と『驚異のイノベーション』、両方にサインしていただきました。

そういえば、何人かの方からは、「訳者のサインを」と頼まれました。こういうとき、字が上手だったらよかったのにと思うのですが、もう、遅いですね……。サインだけでも、ちょっとかっこいいのを用意したらいいのかなぁとも思い、基本的に職人・裏方の翻訳者がサインを用意しているのもなんか変な気がしたりもして、結局、いつも、下手な字でサインをするにとどまっております。

■プレゼント大会

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著者のサイン入り原著やソニーリーダー(『驚異のプレゼン』の電子ブックはソニーリーダーで出ている)のほか、書籍やぬいぐるみなど、いろいろなプレゼントがありました。

■主立った関係者の集合写真

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(左から)私、担当編集の中川さん(後列)、著者のカーマイン・ガロさん、解説の外村さん、この日通訳を務められた滑川さん。担当部長の高畠さんがはいったほうの写真がないのが残念ですが……5年ほど前、『セキュリティはなぜやぶられたのか』という本を訳したときの担当編集さんでわたしの訳をとても気に入ってくださり、去年、『驚異のプレゼン』の打診をまっさきにわたしにするようにと中川さんに指示してくださった方なのです。

会場では、多くの方に声をかけていただき、さまざまなお話をお聞きしました。本当にいろいろな意味で楽しく、刺激の多い1日でした。自分の訳書の関連でこういうイベントが行われることがあるとは思いませんでした。

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コメント

楽しくて役に立つ会でしたね。
半関係者ながらじゃんけんに勝ってサイン入り原書をいただきました。
高畠、中川コンビは最強。仕事をして楽しい!

投稿: たかえ | 2011年7月 9日 (土) 23時08分

ホント、楽しくて役に立つ会でした。

編集さんというのもいろいろなタイプの方がおられますし、最後は相性の問題なんだと思いますが……高畠・中川コンビは仕事がしやすいですね。大幅に任せてくれつつ、編集としてやるべきところはいつの間にかしっかりやってくださってるって感じで。締めるべきところは締めつつ、気持ちよく仕事ができるようにお膳立てしてもらえるというか。

特に、わたしのようにわりとはっちゃけた訳まで視野に入れるタイプにとってはベストなペアなんじゃないかと思います。

投稿: Buckeye | 2011年7月10日 (日) 07時40分

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