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2011年2月26日 (土)

Windows 7と辞書

Windows 7にはLogophileをインストールして少しずつ使っているのですが、どうにも使いづらくて困っています。Jammingと比べ、一覧性が落ちたのが致命的だと思います。

辞書別にすると、ヒットした辞書が並んでいるだけで、それぞれの辞書でどの単語がヒットしたのか、辞書ごとに展開しないと見えません。これがめんどくさい。Jammingのように展開された状態で表示されると、ものすごくたくさんヒットしたときは上のほうの辞書を閉じるという逆の操作をすることがありますが、閉じなければならないことのほうが圧倒的に少ないですからね。

「個別」とか「単語別」では、そもそもどの辞書でヒットしたのかが一覧に出ないので、翻訳の仕事では使い物になりません。ほかの方法をメインとして使い、サブとしてこういう一覧方法を使うのならいいですけどね。

本文が単語ごとにしか表示されないのも致命的。関連する単語(品詞が異なる派生語など)も同時にチェックしたいのに、Jammingでいう連続表示がなくなって単項目表示だけになってしまったわけです。これは困ります。

細かいことを言うと、本文側に表示される辞書名が項目の最後というのも困りもの。記載内容が多い単語だと、「単語別」から表示させたりしたとき、どの辞書なのか、ず~っと下までスクロールしないとわからないからです。さらに、用語集のように見出し語とその訳語しかないようなケースでは、内容よりも辞書名のほうが場所をとってしまい、一覧で見られる情報が半分以下になってしまいます。少しでもたくさんの情報が一覧できるようにと大きなモニターにしても、これでは意味がありません。

このあたり、そのうちまとめて作者の方に要望として提出しようと思うのですが、当面の間、Logophileが使えないという事実はどうにもなりません。

というわけで、JammingやDDWinが使えないかとインストールしてみました。

■インストール方法

Windows 7はセキュリティーが強化された関係で、古いインストーラーではソフトウェアのインストールができなかったりすると聞いています。JammingやDDWinはそうである可能性が高いので、マニュアルインストールというか、要するに、古いマシンからインストールしたフォルダをコピーしてみました。

「Program Files (x86)」フォルダはいろいろと制限がかかっているようなので、それとは別に「Program-ManualInstall」というフォルダを作ってそちらへコピーしました。

というか、昔から、インストーラーのない便利ソフトはひとまとめ、このフォルダにいれて、マシンを新調するたびにコピーしてきているので、そちらに追加しただけなんですが。

たぶん大丈夫だろうと思っていましたが、案の定、JammingもDDWinも、これで問題なく動きます。どちらも設定をiniファイルに記憶するのでレジストリは使っていないはずだと思ったのだけれど、この推測は正しかったようです。

■設定

インストールしたらいろいろと設定にはいります。特に辞書は辞書グループとか辞書セットとかという設定をしたりなど、いろいろとあるのですが……今回は設定ファイルまでコピーしたので設定不要でした。辞書データが前のマシンと同じ場所にはいっていれば、立ちあげた瞬間から今までとまったく同じ感じで辞書が使えます。

■問題点

日本語関係の辞書をまとめたDDWinはよかったのですが、Jamming側は1点、問題が発生。ランダムハウスのフォントがないと怒られてしまいました。といっても、これは今までにも発生した問題。ランダムハウスは独自フォントなので、それをインストールしてやればいいわけです。

フォントのインストールは、Windows→Fontsというフォルダにフォントファイルをコピーするだけです。そんなわけで私は、ランダムハウスの独自フォント(SRDG~.TTF)のファイルはバックアップ用データをまとめたところに置いていたりします。それをコピーすればいいはずなのですが……どうもうまくいきません。

Windwows→Fontsへエクスプローラーでコピーしようとするとエラーでコピーできません。Windows 7でセキュリティが強化されたせいでしょうか。コントロールパネル→すべてのコントロールパネル項目→フォントと開いて、そこにドロップすればOKという説明をネットで見てやってみたのだけれど……Jammingが認識しません。っていうか、フォントフォルダに表示されないのでインストール自体、できていないようです。フォントファイルをダブルクリックしてプレビューにはいり、そのウィンドウ上にある「インストール」をクリックしても、やっぱりダメみたいです。

これはもしかすると、フォントファイル自体がWindows 7では使えないタイプということなのかもしれません。

うーん……困ったなぁ。ランダムハウスはけっこうよく見る辞書なんだよなぁ。ランダムハウスだけLogophileで引くのもなんだし……

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PC-ソフトウェア」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しております。
RHDですが、FreePWING化して使っています。
これだとフォント云々の問題は発生しないです。
以前は、Perlを使ったりで変換作業の敷居が高かったんですが、
いまだとEBStudio http://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/ という変換ソフトで、
簡単にFreePWING化できますね。
(仕込み30分で、あとは半日待つだけです)

また、EBStudioの作者の石田さんは、
EBwinという検索ソフトを出してらっしゃいます。
対応辞書形式はEPWINGとロゴヴィスタ形式で、
Jammingほど多くはないのですが、
これ以外の辞書規格はEBStudioで変換というルートが取れるため、
ほぼ全規格の電子辞書に対応できます。
インターフェイスはかなりシンプルなので、個人的に気に入ってます。
また無料なのと、Windows OSの種類を問わないので、
ビギナーにもオススメしやすいソフトです。

投稿: ymsk | 2011年2月26日 (土) 22時19分

そっかー、EBStudioでFreePWING化という手、ありましたね。Jammingが対応していない山岡さんの辞書はそうして使っているのだし。ランダムハウスは辞書ブラウザが対応しているもので、それを変換して使うという発想が出てきませんでした。

EBwinも試してみます。KWIC Finderの関係であのサイトは昔から知っており、EBwinも知ってはいたのですが、今までJammingで満足していたので試してませんでした。

投稿: Buckeye | 2011年2月27日 (日) 07時29分

やっぱりJammingの方が使いやすいですか。そんな気がわたしもして、未だに生徒にはJammingを勧めています。なによりも、導入時にCDの辞書データを巻紙に変換するのがローテクな人には難しいと思ったし、できあがるファイルが大きくなるのが嫌で。いくら巨大HDDが普通になったとはいえ、やっぱり省スペースは心がけたいですものね。

で、XP→7(64bit)の移行ですが、わたしはあまり深く考えずにそれまで愛用していたソフトをじゃんじゃん入れてみました。その結果、今のところ7で使えなかったソフトは(少なくとも翻訳回りでは)ありません。Jammingなどは、新規に最新バージョン(XP用)をDLしてきて、今まで通り入れただけ。設定ファイルだけ元のマシンから持ってきました。RHDでフォントが出ないという状況になったことはないのは、ymskくんと同じくEPWING化してあるからだと思います。

そのままで動くのかも知れないけれど、これを機に最終バージョンをDLしてきたものもたくさんあります。okoshiyasu2、MediaPlayerClassic、FreeNaturalReaderはいずれも7正式対応版が出ていたのでそっちにしました。点字ソフト(点訳者である母のヘルプ用)T-Editorも64bit対応版が出たので入れ直しました。結構、入れたら最後アップデートせずに使いっぱなしているソフトもあるので、いい虫干しの機会だったかも知れません。

Jammingの話に戻ると…売れ行き、どうなんでしょうね。未だにJammingの方が売れてたりしたら、作者さんも考え直してくださらないかしらん。数年おきに新版が出るOALDがそろそろ読めなくなってくるんですよね。ymskくんに教えて貰ったEBWinも今から入れてみて、良さそうだったら引っ越しちゃうかも(^^;)。

投稿: Nest | 2011年3月 1日 (火) 10時35分

翻訳関係のソフトウェアというのはあんまりややこしいことをしていないので、XP→7(64bit)と移行しても使えないものは少なそうだとは思っていましたが、やはりそうでしたか。インストーラーが対応していないとうんぬんいう話も、あんまり心配いらないってことのようですね。

Logophileですが、インデックス作成にいい面もあるんですけどね。元の辞書にないインデックスが作れるので。自動車用語の古い辞典がJammingだと複合検索でしか検索できないんですけど、これが普通に前方一致などで引けるようになりました。

検索スピードは若干あがった気がしますけど、Jammingでも十分なスピードがあるし、逆にJammingで遅いような環境だとLogophileのインデックス作成とかそのファイルの置き場とかで困りそうです。

一覧性の問題はユーザーインターフェースの問題なので、このあたりは作者さんにお願いすれば少しずつよくなるかなぁとは思いますけど。私としては、表示にJamming互換モードが搭載されればLogophileでもいいかなと思ってます。

投稿: Buckeye | 2011年3月 1日 (火) 11時11分

わたしたちのようなディープ(^^;)ユーザになると、インデックス作成も「初回だけのことだから」と割り切れたりしますし、「従来できなかったことができるようになるんだったら、手間もしかたないね」と思えるんですが、ローテクの方たちには説明するのさえ面倒で(^^;)。いきおい、最近操作性がすばらしくなったPASORAMA搭載電子辞書を薦めちゃったりします。その方が安いですしね。PCに強い人には、相変わらずCD-ROM辞書を薦めてますが。その辺、ここにまとめて書いてます。
http://nest.s194.xrea.com/lingua/600/#000396

投稿: Nest | 2011年3月 1日 (火) 12時21分

一般向けにはめんどうかもしれませんね。

作ったインデックスを公開すればいいと思ったんですが、Logophile、使ってみたら、インデックスがまとめてあるのでそういうわけにはいかないようで……

投稿: Buckeye | 2011年3月 5日 (土) 08時44分

やっぱし、私は出遅れているようで^^;。ただ、両方に対応しておかないですむようにも思えないんです。

投稿: Sakino | 2011年3月10日 (木) 12時45分

「両方に対応しておかないですむ」って? Jammingと平行してLogophileも使ってみておくべきって話?

投稿: Buckeye | 2011年3月10日 (木) 13時29分

ランダムハウスは 32-bit Windows 7 にインストールできていまして、Jamming でも使えています。そこで、こうしてできた SRDG フォントを 64-bit 版に持っていってみたところ、Jamming で認識されました。ご参考まで、

投稿: Jamming 派 | 2011年8月30日 (火) 18時50分

そういう裏技がありましたか……32-bit Windows 7でできるなら、64-bit Windows 7でも可能性、ありますね。

あ、でも、わざわざ32-bit側でできたフォントを64-bit版に持ってこられたってことは、やはり、32-bit版でないとインストールできないのかな? そのためだけに32-bit Windows 7をインストールするのもなぁ……

投稿: Buckeye | 2011年9月 1日 (木) 09時10分

今更ですが、LogophileでShiftキーやCtrlキーを押しながらのクリックを使用すると、いわゆる連続表示にすることはできますね。やり方は、複数の項目を選択する通常の方法と同じです。

投稿: バックステージ | 2012年7月25日 (水) 05時21分

んん? どういう話?

shiftを押しながら検索すると、前方一致ではなく完全一致になりますよね? (Jamming時代から続いている機能)

なんだろうと思いながらいろいろやってみたんですが、もしかして、見出し語一覧側でShiftキーやCtrlキーを押しながらのクリックしていくと、訳語ペイン側にクリックしたものがずらっと並ぶって話?(こんな機能、あったんだ……)

投稿: Buckeye | 2012年7月25日 (水) 13時47分

そういえば……ランダムハウスは、64ビット版Windows7にも問題なくインストール可能で、フォントが使えるようになりました。

で、2台目の64ビット版Windows7マシンには、なぜか、フォントだけでインストールできてしまいました。1台目でダメだったのは、マシン固有の問題なのか、それとも、1台目から2台目のあいだにあたったパッチで問題なくなったのか……

投稿: Buckeye | 2012年7月25日 (水) 13時49分

言葉足らずで失礼しましたm(._.)m。おっしゃる通りの機能です。Buckeyeさんの以下の発言に対するものです。

本文が単語ごとにしか表示されないのも致命的。関連する単語(品詞が異なる派生語など)も同時にチェックしたいのに、Jammingでいう連続表示がなくなって単項目表示だけになってしまったわけです。これは困ります。

投稿: バックステージ | 2012年7月26日 (木) 02時33分

Logophileを使っていてさっき気づいたのですが、見出し語一覧側でドラッグすると、訳語ペイン側に複数の項目内容を表示できますね。

ですのでセットでよく使う辞書をあらかじめツールウィンドウで並べておけば、「辞書別」で複数の辞書をまとめて引きやすくなります。例えば国語辞典だけを引くとか。

投稿: バックステージ | 2012年8月 4日 (土) 17時10分

バックステージさん、

Jammingの辞書ウィザードと同じ機能、でしょうか。この機能は継承されているのですね。

ただ、まとめて引いたあとの表示が見づらいというか、Jammingで一番よく利用しているパターンが使えないのがやはりなんとも困ります。

投稿: Buckeye | 2012年8月31日 (金) 22時17分

いまごろ、こちらのコメント欄等を参考に、無事、Jamming + Windows7でランダムハウスを使えるようになりました。

結局デスクトップの64ビット版Windows7には、インストールできず。ノート(32ビット版)には、すんなりインストールできたので、そこから、「小学館」ファイルを移動し、フォントも別途移動して、なんとか。

投稿: Sakino | 2014年4月20日 (日) 18時52分

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