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2011年1月

2011年1月14日 (金)

驚異のプレゼン、アマゾン100位以内200日

昨年の夏に刊行された『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』がなんと、アマゾン100位以内200日となりました。一時期のように一桁という勢いはないのですが、あがったりさがったりしながら100位以内にはしっかりとどまっています。

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今年は年賀状でも「読んだよ」とたくさんの知り合いが書いてきてくれました。ほんとに多くの人に読んでいただけているようです。ネットに書評を書く人も多く、その中には「実際に役に立った」と書いてくださる方もたくさんおられます。きっと役に立つはずと思ってがんばった仕事でしたが、そのように実際、役に立ったという言葉を読むと改めてこの仕事をしてよかったと思ってしまいます。

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2011年1月 4日 (火)

ユーザーから見た翻訳品質の過剰・不足と価格

IT翻訳者Blog」に「『あなたは太っています』のどこが悪いのか?」という記事が12月半ばにアップされていました。

西野さんは、かつて、「翻訳の過剰品質と質素イノベーション」において、ユーザーの視点から品質の過不足を判断すべきだとされました。「『あなたは太っています』のどこが悪いのか?」も、同じくユーザーの視点から判断し、翻訳の品質が不足だったとされています。

ユーザーの視点からというか、その結果ユーザーがどういう行動を起こすか(十分な数のユーザーが得られるか否か)という意味で、翻訳の品質が過剰か適正か不足かがわかるという西野さんの話は正しいと言えるでしょう。

しかし、以下の部分は、理想論としては正しいけれども現実論としてはまちがっていると思います。少なくとも翻訳者にとってはまちがいです。

つまり「翻訳の質素イノベーション」とは、翻訳者から見れば必要な品質であったとしても、ユーザーの視点から不要と判断されるなら過剰品質と判断して省略し、その分価格を下げて提供することです。

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