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2010年7月 3日 (土)

単価下落の原因

単価下落の原因として昔からよく挙げられるのが、いわゆる主婦翻訳者です。

翻訳という仕事が生業という意味を強く持つ私のような専業翻訳者にとって、それとは大きく異なる価値観で動く人がいないほうが楽なのは確かです。

食べることに不自由していない人、お金に不自由していない人の場合、「社会貢献」などお金とまったく異なる価値観に重きが置かれたりするので、「収益最大化」と相性が悪かったりします。場合によって、それこそ、報酬は少ないほうがいいという考え方もあったりしますからね。扶養家族から外れない範囲で働くことに大きな価値がある場合、報酬が高いと少ししか仕事ができないから、だそうです。実際、扶養の範囲を超えそうだから単価を引き下げてくれと頼んだ人の話を昔、聞いたことがあります(その人はその翻訳会社の最低レートだったそうで、その人の単価引き下げと同時に、同じく最低レートだった人たちのレートも下げられたそうです)。

でも私には、主婦翻訳者といわれる部分の人たちにマーケット全体を引き下げる力があるとは思えません。理由は、「翻訳者の収入分析-7.分析詳細(安値受注について)」に書いたとおりです。データが古いのがちょっと気になりますが、仮に年間売上100万円以下の層が人数割合で当時の18%から倍増したとしても(業界地図が塗りかわるというほどの激変)、仕事量で見ると大きな力にならないであろうことに変わりがありません。

中国人など日本語ネイティブでない人の参入が下押し圧力になっているという見方もありますが、ここについても、需給バランスを崩すほど大きな力にはなっていないのではないかと私は見ています。「翻訳者の収入分析-7.分析詳細(安値受注について)」と同じように考えると、人数割合で日本人英日翻訳者の半数を超えるほどの外国人翻訳者が新規参入していなければそこまでの力にはならないだろうと思うからです。

いわゆる主婦翻訳者、バイト感覚の人たち、ボランティア感覚の人たち、外国人、いずれも増えたとして、その総体は……影響はないと否定しきれるものでもありませんが、このところの単価低下を説明できるほど需給バランスが大きく崩れることにはならないだろうと思います(←データなしの勘レベルです)。

では、なぜ、単価が下落スパイラルになっているのか。

上記、「翻訳者の収入分析-7.分析詳細(安値受注について)」では(↓)のようにわからないとしました。

では、マーケットの下押し圧力はどこから来ているのか……アンケートデータからわかることは、残念ながら、ない。

今も、データからわかることはありません。でも、おそらくこういうことだろうと私が思うことはあります。

下落スパイラルに入ったからです。

答えになっていないって? そうなんですよ、答えにならないのが答えなんです。もう少しわかりやすく言えば、バブルと同じということです。価格の上昇が続くと今後もあがるとみんなが思うから高くても買おうとして価格がさらに上昇する……本質的な意味などなく上昇スパイラルにはいったから上昇スパイラルが続くのが、いわゆるバブルです。同じ原理でしょう。

単価が下がっているとみんなが言う→低めの単価を提示されても仕方がないと請けてしまう→単価下落が現実に起きる→最初に戻る

バブルは、行きつくところまで行かないとはじけません。単価の下落スパイラルがバブルと同じ原理なのであれば、やはり、行きつくところまで行かないと逆転しないのかもしれません。かなり暗い予想ですが、正直なところ、今後はその可能性を忘れずに身の振り方を考えて行くべきなのだという気がしています。淘汰の時代……なのかもしれません。

淘汰の時代にはいったのであれば、その中で生き残るにはどうすればいいのか?

勝ち残る翻訳者-高低二極分化する翻訳マーケットの中で」に書いた(↓)なのだと私は思います。

高い翻訳スキルを身につければ、翻訳業界がある限り、勝ち組として活躍することが可能である。同料金ならより高品質のほうが好まれるのは当然で、高い品質の訳文を生み出せる人に相対的に高料金の仕事が集中するという業界構図は変わらないからだ。「安価で品質はそれなり」という市場においても、その中の比較的高料金の仕事が高品質翻訳者に集まるのだ。

一人ひとりはどうすべきか……一応、淘汰の時代なのかもしれないことを念頭に置きつつ、地道な努力をするしかない。私はそう思います。力をつけ、いいもの、速いものなど、価値あるものはそれなりの値段を出さなければ買えないと一人ひとりが身の回りに訴えてゆく。で、そういう話をしてもなお、安さに惹かれるクライアントには「安さをお求めならほかでどうぞ」と、ほかで安さを追求してもらうしかないんじゃないでしょうか。かなりの確率で痛い思いをするはずですから。その結果、結局、お客さんが戻ってくる経験を私も友人もけっこうしています。コストダウンのために社内に翻訳者を雇用して内製するとしたけど、1~2年であきらめたらしく、また、仕事が来るようになったお客さんもいます。

そうしてがんばっているうちに逆転してくれればいいのですが、さて、どうなるでしょうか。

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コメント

>価格の上昇が続くと今後もあがるとみんなが思うから高くても買おうとして価格がさらに上昇する
株価が高騰するときもそんな感じですね。買うから上がる、上がるから買う、みたいな。急落するときも同じで、売るから下がる、下がるから売る。そしてセリングクライマックス(一斉に投げ売りが発生する現象)がやってきてようやく下げ止まる。

安さを求めて痛い思いをしたクライアントが大勢を占めるようにならないと下落は止まらないかもしれませんね。

>淘汰の時代なのかもしれないことを念頭に置きつつ、地道な努力をするしかない
地道な努力の大切さを今、痛感しておりまする(^^;)。やはり品質が第一ですから。

投稿: snafkin | 2010年7月 3日 (土) 11時13分

snafkinさん、

値段を下げてそのクライアントが離れないようにしたほうが目先の収入はいいわけですが、そうすれば、クライアントが痛い思いをすることもなくなり、しばらくすればさらなる値下げを求められるということになります。同じものなら安く手に入るほうがいいわけですから。

お互い、がんばりましょう。

投稿: Buckeye | 2010年7月 3日 (土) 15時28分

Buckeyeさん

それこそ私など、いわゆる主婦翻訳者ですね~(^^;;。まるで私のことみたいだなと思い、なんか悲しかったです(笑)。先日翻訳会社を訪問したときも、社長さんに「あなたの経歴を見る限り、稼ごうと思えばいくらでも稼げるはずなのに、扶養の範囲内(で仕事をしようとしている)なんですか??」と言われてしまいました(^^;;。せめて、昨今の単価下落の原因となっているわけではないとのことで、安心致しました(^^;;。

投稿: Aki | 2010年7月 3日 (土) 20時11分

今晩は。

先ほど、スペース・アルクに出ていた広告(S社の京都および日本の歴史文化日英翻訳プロジェクト)の単価を見てびっくりしました。

翻訳料金:¥50.-/1文 (1文は、日本語で平均35文字くらいです。)

これだと1枚(400文字)でも500円程にしかならない。ボランティア値段ですね。プロジェクトと銘打っているならば、通常単価よりも高い設定にして、翻訳者の労に報いるべきだと思うのは私だけでしょうか?

内容は京都や日本の文化歴史です。しっかりとした知識がなければ、正しく訳すことは難しいと思います。それなのにこの料金を提示するとは・・・・。

投稿: takey | 2010年7月 3日 (土) 22時44分

Akiさん、

「主婦翻訳者」というのも、扶養の範囲から出ないようにしているという以外は専業翻訳者と変わらない人もいるので、ひとくくりにラベルを貼ってしまうことにも問題はあります。そういうラベルを貼って悪者にしたくなるような「主婦翻訳者」が一部に存在することは、これはまたこれで事実のようですけど。

個人的には、「扶養の範囲」というものを作っている制度が悪いんだと思います。「扶養の範囲」から出ないことが得だと思っている人が多いのですが、実は、そう思わせることによって主婦層を搾取するという構造ができあがっているわけです。

投稿: Buckeye | 2010年7月 4日 (日) 07時44分

takeyさん、

仕上がりベースだと200ワード600円とか700円くらいでしょうか。推測される内容がきちんと翻訳できる人に頼む場合の1/10ってところでしょうか。いわゆる有償ボランティアという位置づけなのでしょうか。その広告が見あたらないので……って、何回かリロードしたら出てきました。ローテーションする広告なんですね。

S社ってどこだろうと思ったら、サン・フレアさんですか。

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https://secure.sunflare.co.jp/form/recruit/work_kyoto_project.html

京都および日本の歴史文化に関する

文書の日→英翻訳プロジェクト

応募フォーム

現在弊社では、京都および日本の歴史文化に関する文書の、日英翻訳プロジェクト(京都プロジェクト)にご参加いただける翻訳者の方を募集しています。

翻訳文書は、歴史、神社仏閣、人名・地名、伝統文化、仏教、文学など、多彩な内容です。日本の歴史文化に興味をお持ちのかたで、日英翻訳の経験がある方は、ぜひご応募ください。


募集要項
<募集分野>
・言語:日本語→英語(日英翻訳の経験がある方)
・京都および日本の歴史文化に関する文書の英訳
(歴史、神社仏閣、人名・地名、伝統文化、仏教、文学、他)
<募集条件>
・翻訳期間:2010年6月上旬~9月上旬予定
・募集人数:70名程度
・翻訳料金:¥50.-/1文 (1文は、日本語で平均35文字くらいです。)
・翻訳の量:数ファイルを担当いただきますが、ご都合に合わせます。
※ご応募された方には、簡単なトライアルをお願いしています。
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プロジェクトと銘打つかどうかと単価は関係ないと思いますが、なんともはやな単価ですね……

ただ、なんていうか……私はこれはこれでかまわないと思うんです。発注側(ソースクライアント&サン・フレアさん)は好きに価格を提示できるのが当たり前で、それに応募するかしないかは我々が決めればいいだけのことです。この激安単価でも仕事をすると同意する人がいればそれはそれということでしょう。我々は「事業者」ですから。まともな翻訳者が応募する値段ではないので、値段並みの人が集まるでしょう。って、サン・フレアさんもそれはわかっているから、登録翻訳者に声をかけず、こうやって別途、募集しているわけでしょう。そういう意味では、スペース・アルク経由っていうのはいいアイデアかもしれません。英語を勉強中の人が応募してくることを期待しているわけでしょう。

品質も、本来どうあるべきか、発注元が期待した効果が得られるかという意味では、おそらく、どうにもならないものにしかならないのですが、でも、大きな問題が発生することもなく、なんとなくうやむやに行くのでしょう。読んだネイティブが理解できなかったり日本語原稿とまったく違う理解をしたりしても、人死にが出るようなことにはなりませんから。

(↑)ここのチェックをソースクライアントがきちんとできるようになれば、あるいはするようになれば、激安価格での発注というのが減ってゆくんじゃないかとは思いますけど。安物買いの銭失いにしかなりませんから。

ああっと……その英文をチェックさせられる英語ネイティブがかわいそうという気はしますね。案件の打診時、どういう人が訳したものがわからない状態で請けてひどい目に遭うということになりそうです。

投稿: Buckeye | 2010年7月 4日 (日) 07時50分

こんにちは。

余程暇な人しか(それか、このプロジェクトをきっかけに仕事をサンフレア社から貰いたいと思う人しか)応募しないと思います。でも、一旦このような単価が出てしまうと、そちらに引っ張られてしまう可能性がありますから。

仰るとおり、最終的に変な英語を読まされる人(英文チェックする人・・そもそもチェックを入れるのだろうか?)は大変です。業界である程度名前の知られている翻訳会社が行うプロジェクトなのだから、それなりなものを出すとは思いますが・・・。

うがった憶測ですが、プロジェクト自体はどうでも良く、安価で仕事を請ける人を探すことが目的だったりして。プロジェクトの結果を検証することは、(わざわざ検証する人もいないでしょうが)出来ませんので。

投稿: takey | 2010年7月 4日 (日) 08時15分

下落スパイラルはバブルの裏返しみたいな現象だ、とのご意見。なるほどな~と感じました。私も昨今の悲惨な現象についていろいろ原因を推測していたのですが、これといった決定因子がないまま気分だけ暗くなっていました。

ただ、「元に戻る」かどうかは疑問です。

というのは、一般的な大競争時代・コスト至上命題主義という流れとともに、今までの翻訳会社とのやり取りを振り返ると、レートについて「下げ圧力」を示唆されたことはあってもその逆は全く未体験であることが原因です。(即ち、自分から提案しない限りレート上昇はあり得ない)

やはり、業界の動向がどうであれ、専門家としての自覚をもって、エージェントに対して「自分としてはこれぐらい欲しい」ということを伝えていくべきと思います。叶う叶わないは二の次です。あまりにも折り合いが悪い相手に対しては、登録解除を申し出るのも一策かと。

発注する側は、「引き受ける人がいる以上、自分からレートを上げなくったっていいや」と思うのは自然。であれば、まともな品質を出せる翻訳者から、常に「値上げ圧力」をかけつづけることが、将来環境が変わったときに「元に戻る」方向を少しでも強めるのに寄与するような気がします。

もっとも、一番良い解決法は、自分が直接ソースクライアントから受注する可能性を高めることだとは思います。

ぼやぼやしていると、下落スパイラルが終わる頃には、我が家計が終わっているかもしれない。

投稿: あきーら | 2010年7月 4日 (日) 15時06分

takeyさん、

まあ、うがった見方をすればいろいろとあると思いますが、そこはなんともわかりませんよね。推測で批判してもあまり意味がないように私は思いますし。

>一旦このような単価が出てしまうと、
>そちらに引っ張られてしまう可能性があります

その可能性も否定できませんね。でも、この広告を見て、「サンフレアさんと仕事をしたくないな」と思った翻訳者がいる可能性も否定できません。

今、サンフレアさんと仕事をしている人の中に、この単価に今後引きずられる可能性がある、あるいは、安価で仕事を請ける人を探そうとしているんじゃないかと思う人がもしいるなら、その人は、ほかの取引先を開拓し、サンフレアさんを切る準備を進めればいいんです。

翻訳者は個人事業者ですから、沈みそうなマーケットだと思うなら、そこからネズミのように逃げだせばいいんですよ。っていうか、対翻訳会社では、それくらいしか我々にできることはないんですから。

投稿: Buckeye | 2010年7月 4日 (日) 16時35分

あきーらさん、

>ただ、「元に戻る」かどうかは疑問です。

行きつくところまで一気に行けば戻りますよ。きっと。

ゆでガエル現象で多くの人ががまんしつつどんどん単価が下がっていったとして、どこかで食べられなくなって転廃業する人が大量に出る時期が来る可能性があります。これがsnafkinさんの言われるセリングクライマックスにあたります。

ここからあとは、仕事を頼もうと思っても残っている人だけでこなしきれないくらいになってしまう。需給環境が逆転するわけです。そうなると、値段をあげてでもって話になります。

行きつくところまで行っちゃうのがいいことなのか悪いことなのか。はたまた、みんなががんばって、みんなでゆでガエルになるのがいいことなのか悪いことなのか。少し前まではがんばる人が報われる絵が描けそうな気がしていたのですが、このところ、どうにも悪い絵しか描けなくなっていて……きついですね。

>一番良い解決法は、自分が直接ソースクライアントから
>受注する可能性を高めることだ

これも痛し痒しなんですよね。ソースクライアントから直接受注しようとする翻訳者で一番多いのは、たぶん、翻訳会社から請けている値段と同じか若干高い程度で売っちゃう人。次に多いのが、自分が翻訳会社から請ける値段よりは高いけど、その翻訳会社が売る値段よりは安い値段で売る人。品質の安定とスピードアップを売りに翻訳会社の売値よりも高く売ってきていいはずなんですけど、そういう人はごくまれのようです。

そうなると、そういう翻訳者との価格競争にさらされた翻訳会社は売値の引き下げで対抗するしかなく、その分は、翻訳者への単価下押し圧力となって返ってきます。

翻訳会社の売値というのは我々からの買値の1.7倍から2倍超なわけで、せめてそのくらいでは売らないと。っていうか、実際問題としてその値段で売れているわけですから、それを引き下げちゃ、事業者としてもったいない話です。

投稿: Buckeye | 2010年7月 4日 (日) 16時36分

takeyさん、

>業界である程度名前の知られている翻訳会社が行うプロジェクト
>なのだから、それなりなものを出すとは思いますが・・・。

うーん、どうでしょう。

全体予算とその割り振りにも多少はよりますが、この値段で人を集めなければならないのなら、そして、この値段で人を集めてしまえば、できあがりは「三流ホテル」の世界ですよ。
http://buckeye.way-nifty.com/translator/2010/05/post-9a84.html

でも、翻訳会社としては、「その分、安い」「値段に対してはいい品質になっている」というのがアリですよね。最高の品質を求めるのなら、料金もそれなりに払ってください、と。

個人の翻訳者レベルだと、安いからといってわざとレベルを落とすのは無理です。できる人が訳したら、超速で訳してもかなりのレベルのものができてしまいますから。個人翻訳者は専門店型にしかなりえないわけです。それに対して翻訳会社だと、この値段と品質ならこのレベルの人、この値段と品質ならこのレベルの人と割り振ればいいので百貨店形式が可能です。

そういう意味で、(↓)になるわけです。

>ただ、なんていうか……私はこれはこれでかまわないと思うんです。

投稿: Buckeye | 2010年7月 4日 (日) 17時13分

こんにちは。サンフレア社の件は、憶測で判断するのは良くないと思うので、終わりにします。

さて、最近、ある翻訳会社から、「トライアル案件」(翻訳会社にとって新規の見込み客からの注文?)を立て続けに請けています(半月余りで3件ほど)。

これって、たまたまなのでしょうか?それとも、私の翻訳への信頼度が、この翻訳会社の中で上がってきたためでしょうか?

この会社のレートは他社に比べて、低めなので、どこかの時点で値上げ交渉に入りたいと思っています。

投稿: takey | 2010年7月 5日 (月) 07時17分

takeyさん、

新規受注を狙ってのトライアル案件なら、基本的に、その分野で高い評価を受けていることの表れでしょう。ここで下手なものを出すと受注にいたらないわけですから。

投稿: Buckeye | 2010年7月 5日 (月) 09時06分

Buckeyeさん、

「値段に対して出来が良い」(新米翻訳者レートの割には)ということもあるかなと思ったりしていましたが・・・。

ちょっとは自信を持って交渉しても良いのかな!?

4件ほど並行して進行中なので、これから頑張らねば!(明日朝納品分が2件)

投稿: takey | 2010年7月 5日 (月) 09時26分

takeyさん、

いろいろなパターンが考えられますけど、どのパターンだったとしても悪くない話だと思いますよ。

よくありそうな話としては……そのエージェントさんにとってtakeyさんがエース級のひとりだからクライアント獲得用のトライアルを振ってきたのならそれは高い評価をもらっているといういい話ですし、それほど高値ではないクライアントを獲得しようということで、受注したらtakeyさん担当で進めることを前提にトライアルを振ってきたのならそれは「値段の割にいい」という評価だということでいい話ですし。

我々は、1件1件、出すものがみんな勝負です。がんばってくださいませ。

投稿: Buckeye | 2010年7月 5日 (月) 12時49分

つWikipedia日英京都関連文書対訳コーパス
http://alaginrc.nict.go.jp/WikiCorpus/

これの英文の品質ってどんなもんでしょう??

投稿: AHA! | 2011年10月12日 (水) 19時30分

いまさらですが。。。

あのS社の京都プロジェクトに参加しました。

当時は社内翻訳/通訳社として働いており、ワード単価の相場が全く把握できず、プロジェクトが始まってから「しまった!」と思いました。

英語ネイティブなので、後でチェッカーもしてほしいと言われ、いい経験になると思い引き受けたら。。。
ほとんどやり直し。
英語もひどかったけど、お願いされた「スペースの使い方」など、基本的なルールもみんな無視。

Takeyさんご指摘の通り、内容も内容なので、日本の文化、歴史、言葉を日本人なみに把握している人でないとできません。
私の見た限り、英語ネイティブの翻訳者は他にいなかったのはもちろん、プロの翻訳者ではなく「英語が少しできる」人ばかりでした。
グーグルに打ち込んだ方が、的確で直しやすい訳が出てきたでしょう。

今となっては、日本の中学生が歴史の授業で3年間かけて学ぶことを一夏、しかも無料で学習できた!と思うことにしています(笑)

投稿: ever the optimist | 2012年10月 8日 (月) 19時09分

ever the optimistさん、

社内でやっていると世間の相場はよくわからないのが普通ですね。お疲れさまでした。

投稿: Buckeye | 2012年10月10日 (水) 20時09分

在宅は締め切りの圧迫と引きこもりの陰気な商売なので嫌気がさして10年経ました。
しかし年金生活者になったので収入を増やすべく仕事を探し始めましたが単価の下落にびっくり。
今日来た、20年前は普通の単価で10年間常に取引が有ったサン・フレのtrialをもうしこんだら下記返事が。あきれたよ。ここでの実例単価を知って納得。もう死ぬまで取引せず。

「弊社は翻訳会社でございますので翻訳単価が低く、特許事務所様が翻訳者様に
 お支払いされていらっしゃるような金額をご提示することができません。
 この点を踏まえてトライアル受験をご検討いただけますと幸いに存じます。」

投稿: coral | 2016年10月 7日 (金) 00時36分

ここ10年でずいぶんと状況が変わってしまいました。悪い方に。そのなかでそれなりの条件で仕事を続けられている人もいるのですが、全体としては、参入や復帰をおすすめしづらいほどになってしまいました。

まあ、翻訳業界にかぎらず、なんか、社会全体が悪いほうに悪い方に動いてきているんだとは思うのですが、だからそれでいいわけでもなく。coralさんはもう年金がもらえるお年のようですし、私くらいもいろんな意味で逃げ切りが効く年齢だと思うのですが、若い人たちがどうなるのか心配です。

投稿: Buckeye | 2016年10月 7日 (金) 09時23分

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