『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』刊行記念トークショー
昨日は夜、東京駅近くの丸善本店で『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』刊行記念のトークショーというのに行ってきました。
この本を訳して日本で出すべきだと日経BPさんに推奨され、解説も書かれた外村仁さんと『iPhoneショック』、『iPadショック』を書かれた林信行さんのお二人が掛け合いで話をされるもの。書店で行われるイベントがあることは知っていましたが、今回、はじめて参加しました。
話をされるおふたりのファンという人たちも多かったようですが、刊行記念ということで、本好きな人も多かったようです。飛行機の到着遅れで始まりが少し遅れたのですが、待っているあいだ、多くの人が『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』を黙々と読んでおられました。
●著者、カーマイン・ガロもビデオで参加
『ウィキノミクス』の読書会では壇上にあがることになりましたが、今回は聴衆のひとり。ただただ楽しんで帰ってきました。
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』では「聴衆を楽しませろ」ということがポイントのひとつとして取りあげられていますが、おふたりともいろいろとネタを仕込んでおられること。さすがという感じです。中でも爆笑だったのは、アマゾン順位から外村仁さんがひねり出されたネタ。
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』は、通常配本がはじまった昨日、アマゾンで2位まであがっていたとのことです。1位は手ごわいからねぇ……と(↓)を並べて表示し
「増刷時にはタイトルを変え、『ジョブズが教える 本当に気持ちのいいプレゼン』にしましょう」……同時にスライドは、1位の書影のうち、言葉だけがアニメーションです~っと変化。なんか、最近の付け方からすればそういうタイトルもアリかもって言葉の印象と絵とのギャップがすさまじく、会場は爆笑になりました。
日経BPの方にごあいさつしてお話をしたのですが、今回のようなイベントを行うのはいろいろと大変なのだそうです。ポイントは、やはり、人が集まるかどうか。今回は募集期間が短くずいぶんと心配されたようですが、ふたを開けてみれば満員御礼。昨日、お昼に翻訳フォーラムの関係でミニオフをしていたのですが、そちらに参加したひとりが「行きたくて申し込もうと思ったら満席でダメだった」と言われていました。
イベント終了後、ごあいさつをしたら外村さんに「しまった~! 訳者さん会場に来てるって聞いて、前に出て一言、しゃべってもらおうと思っていたのに……」と言われてしまいました。もし、紹介されていたら……「書くと安心する」話をしゃべった……かな? 「自分が安心するために言葉を増やしちゃいけない」ってことで。
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