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2009年11月11日 (水)

SATILA-オート→プロアシストでの書き換え量

SATILAプロアシストでは、SATILAオートの出力をどの程度書き換えてあるのでしょうか。この点を検証してみれば、機械翻訳をツールとして使ったとき、効率化と品質の関係がどうなるのか、ある程度の感触がわかりそうです。

SATILAオートとSATILAプロアシストで共通する部分の色を赤くしてみます。ついでなので、訳文の総合評価も、以下のように3段階でつけてみました。

  1. このくらいに訳してあれば悪くない。一般的なトライアル合格レベル。
  2. 言語的におかしいが内容をよく考えれば判読できるレベル。質よりコスト削減が優先されるローカライズで許容される下限ギリギリか? 一読了解可能な原文から分かったような分からないような訳文になっているわけで、翻訳でがっくりと文書の質が落ちている。
  3. 意味不明あるいは大きく間違っている。

■SATILAカスタマイズ効果の比較 IT分野 (M)

SATILAオート SATILAプロアシスト 総合評価
Windows カーネルでの脆弱性リモートコード実行を可能にすることができました。 Windows カーネル内の脆弱性により、リモートコード実行を許すことがあります。
自分の責任レジストリ変更してください。 レジストリ変更は自己責任で行ってください。
コンピュータ終了することを強いるべき数秒間ボタンを押し続けなければならないことがあります。 コンピュータを強制的に終了するには、数秒間ボタンを押し続けなければならないことがあります。
この問題を解決するには、手動でスケジュールを移動することができます。 この問題を解決するために、手動でスケジュールを移動することができます。
圧縮されたガジェットをインストールするとき、サイドバーアプリケーションクラッシュすることがあります。 圧縮されたガジェットをインストールするとき、サイドバー アプリケーションクラッシュすることがあります。

■SATILAカスタマイズ効果の比較 IT分野

SATILAオート SATILAプロアシスト 総合評価
XML 宣言文字エンコーディングについての情報外部依存関係を含むことがあります。 XML 宣言には、文字エンコーディング外部依存関係についての情報を含めることができます。
Intel Core Solo は Core Duo と同じ2コアのダイを使用しますが、ただ1つのアクティブなコアだけを使用します。 Intel Core Solo は Core Duo と同じ2コアのダイを使用しますが、1つのアクティブなコアだけを使用します。
耐障害システムでのエラーからの復元ロール フォワードまたはロールバックであると特徴づけられることができます。 耐障害システムでのエラーからの復元は、ロールフォワードロールバックのどちらかになります。
このような機器はどのような既存の IP ネットワークにでも接続させられます、記憶容量すべてのユーザー使用可能です。 このような機器は既存のあらゆる IP ネットワーク接続でき、すべてのユーザーがその記憶容量使用できます。
多くのプログラム言語が文字列操作のために正規表現をサポートします。 多くのプログラム言語が文字列操作のために正規表現をサポートしています。
XHTML で、すべての属性値は引用符によって囲まれる必要があります。 XHTML では、すべての属性値は引用符によって囲まれる必要があります。

■SATILAカスタマイズ効果の比較 医学・薬品分野

SATILAオート SATILAプロアシスト 総合評価
ジアゼパム主に急性のアルコールまたはアヘン製剤禁断症状不安、不眠症症状を治療するために使われます。 ジアゼパムは、主に不安、不眠症急性のアルコールまたはアヘン製剤の禁断症状症状を治療するために使われます。
ジアゼパム筋肉内に、または座薬として、静脈を通して、経口的に投与されます。 ジアゼパムは、経口静脈注射、筋肉注射、座薬などの方法で投与されます。 B~C
ジアゼパムの抗痙攣薬効果への耐性一般的には6から12カ月以上の治療引き起こされます。 ジアゼパムの抗痙攣薬効果への耐性は、一般的には612カ月以上の治療により引き起こされます。

■SATILAカスタマイズ効果の比較 航空宇宙分野

SATILAオート SATILAプロアシスト 総合評価
すべて4つの車輪エンジン出力を伝達して、困難な運転の条件でまたはオフロードの地形で運転性を向上するある種の駆動方式 4つの車輪すべてエンジン出力を伝達して、困難な運転条件、またはオフロードの地形で運転性を向上する駆動方式 A~B
大半最近のジェットエンジンは、ただエンジン中核部だけでなく、バイパスダクトに過給空気を供給して、ファンとして実際に低圧圧縮機が機能するターボファンです。 実際には最近のジェットエンジン大半ターボファンであり、低圧圧縮機がファンとして機能することで、エンジン中核部だけでなく、バイパスダクトに過給空気を供給します。 B~C
しかし、通常のジェットエンジンの圧縮器に達している空気は圧縮器とタービンブレードのフロー機構を維持するには、超音速の航空機であっても、音速の下に流れている必要があります。 しかし、超音速機であっても、通常のジェットエンジンの圧縮器に達する空気は圧縮器とタービンブレードのフロー機構を維持するために、音速以下で流れる必要があります。
超音速吸入口圧縮器入口において音速以下の条件に気流の速度を落とすために衝撃波を利用します。 超音速吸入口では、圧縮器入口において気流の速度を音速以下落とすために衝撃波を利用します。
より高度な超音速吸入口が高度な超音速飛行速度において圧力回収を向上するために円錐形衝撃波と通常衝撃波の組み合わせを利用します。 より高度な超音速吸入口では、高速超音速飛行速度での圧力回収を向上するために円錐形衝撃波と通常衝撃波の組み合わせを利用します。
電子システムがより少ないメンテナンスを必要とするのに対して、機械的および油圧システム潤滑、張力調整、漏えい点検、オイル交換などを必要とします。 電子システムがあまりメンテナンスを必要としないのに対して、機械および油圧システム潤滑、張力調整、漏えい点検、オイル交換などを必要とします。
大半のフライバイワイヤーシステム冗長なコンピュータと何らかの機械的あるいは油圧のバックアップに統合します。 大半のフライバイワイヤー システムには、冗長なコンピュータと何らかの機械的あるいは油圧式のバックアップ機構が組み込まれています。
航空学で(時にはリフトダンパーと呼ばれるスポイラー航空機揚力を減らすように意図される機器です。 航空学では、スポイラーとは航空機揚力を減らすための装置で、リフト ダンパーと呼ばれることもあります。
スラスト リバーサは、ブレーキの上に損耗を削減して、機体により短い滑走路を使用できるようにして、接地の直後に速度を落とすのを手伝うために多くのジェット航空機によって使用されます。 スラスト リバーサは、多くのジェット機に使用されており、接地の直後に速度を落とすのを補助することで、ブレーキ損耗を減らし、より短い滑走路で着陸できるようにします。
逆偏揺れを削減することに加えて、フリーズ補助翼機体の全体的な抗力を向上します。 逆偏揺れを軽減する一方で、フリーズ補助翼機体の全体的な抗力を増加させます。

こうしてまとめてみると、機械翻訳ソフトの出力が意外なほど残っています。もちろん、順番があっちこっち複雑に入れかわっているものもあり、そこまでややこしくなると使えるところを探して編集している暇があったら一から訳しておつりが来ると思ってしまったりしますが。

逆に、ここまで機械翻訳ソフトの出力が残っているから、訳文の品質がボロボロなのだとも言えるでしょう。翻訳において「専門用語は楽な部分。難しいのは一般的な単語」であり(「辞書-信じるはバカ、引かぬは大バカ」)、一般的な単語ほど、国語辞典やシソーラスを含めてさまざまな辞書を引き、結局、辞書にない訳し方をしたりするわけです。作業的に一番手間がかかるこの部分を省略して機械翻訳ソフトの出力をそのまま使うのでは、よくて「分かったような分からないような」にしかなりようがないでしょう。

検討事項として一番手間がかかる文脈の理解と表現も、当然、省略されていますし。

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コメント

各論のところで書きましたように、「SATILAカスタマイズ効果の比較 医学・薬品分野」のところの2文目の総合評価は、AでなくCまたはBに変更ということなるかと思います。(この分野は、Buckeyeさんの得意分野ではないだろうということで、その部分だけを見たので、他の分野は、少なくとも現時点では見ていないですm--m。)

投稿: Sakino | 2009年11月12日 (木) 00時39分

そうですね。表のほう、直しておきました。

そこそこ大きな意味が加わってしまっているけど、「B」が「普通なら使い物にならない」であり、それより悪い「大きな間違い」というほどかというとちょっと微妙。ということで「B~C」という玉虫色評価(^^;)

投稿: Buckeye | 2009年11月12日 (木) 05時10分

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