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2006年1月11日 (水)

いずこも同じ

建築とWebサイト制作、翻訳と業界は違えど、いずこも同じということのようです。まあ、日本全体がそうなっているってことなんでしょう。

日経BPのサイトに、「企業Webサイト制作現場の“非常識”」という連載が始まりました。その第1回は「姉歯事件は建築業界だけじゃない!」という記事。読んでみれば、あちこちの翻訳者コミュニティでよく出る話にそっくりです。

「モノづくりの良心を放棄したような例が多い」……「モノ」を「ドキュメント」に置き換えれば、翻訳業界にぴったり当てはまります。この記事にも書かれているとおり、「もっと安く」と言われ「ご冗談でしょ」と答える勇気が必要なんですが、実際に断る人は少ないんですよね。

私も、昔、二足のわらじ講座を書いていたときから、「断る勇気を持ちましょう」と書き続けています。もちろん、なかなか難しいことではあります。でも、それをしなければ、結局、自分の首を絞めることにもなってしまうわけです。

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コメント

日経BPのサイト「企業Webサイト制作現場の“非常識”」、読みました。
日本の産業構造がこのような感じになってきているのかと思うと、空恐ろしい気がいたしますね。
「良心」を忘れずにお仕事に励みたいです。

投稿: ishida | 2006年1月12日 (木) 16時22分

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受信: 2006年1月12日 (木) 16時20分

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