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2005年6月

2005年6月17日 (金)

翻訳者でない人が気づいた翻訳のコツ

仕事の一環でときどき短い翻訳をしていた人が、薄い小冊子を数人で分担翻訳したあと、他の人たち向けに書いて配布したという文章をたまたま入手したことがあります。翻訳を仕事にしているわけではなく、「翻訳とはどうするべきか」なんて普段はまったく気にしていないはずの人が、「ちょっと気づいた点」をまとめたものです。

ところがこれが、あまりによく要点を押さえたものだったので、ご本人の承諾を得て、転載します。

書かれた方は、警察庁の科学警察研究所に勤めておられた田村雅幸さん。

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2005年6月15日 (水)

翻訳の品質とは?

「翻訳に品質なんてものはない。クライアントの気に入るか気に入らないかだけだ」と、セミナーなどでよく主張する、わりと大手の翻訳会社のえらい人がおられた。「トライアルお見合い論」というのもよく耳にする。こちらも、翻訳は品質より相性であって、客観的な品質評価はないに等しいという文脈で使われることが多い。

私は、翻訳の品質というものは歴然と存在すると考える。

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2005年6月 8日 (水)

「翻訳者としての」専門分野

『翻訳パラダイス通信』~翻訳で儲ける!~ Vol.45  2005/6/6
『専門分野に縛られない』

記事の本筋からちょっとズレたところに突っ込みます。(ごめんね>Pattyさん)

>> その社長に「専門分野は何?」とお決まりの質問をされ、
>> 「医薬・契約以外は何でもやります」と答えました。
>> 医薬、契約分野には興味がないからです。
>> すると、「専門分野がない人はうちは取らないのよ」と
>> トライアルどころか、きっぱりその場で不採用にされてしまいました。
>> その会社の専門分野は「軍事」で、
>> (軍事評論家でもあるまいし、そんな分野を専門にしてるわけないでしょ)
>> と心の中でつぶやきつつ、「そうですかぁ、残念です」と言い残して
>> 帰ってきたわけです。

というやりとりから、Pattyさんは「専門分野、専門分野と言うことはない。必要に応じてリサーチできる力、理解できる知力があればいい」んだと展開されています。(この後も本筋の話は続きますが突っこみどころでないので割愛)

それはそのとおり。(上記の後の展開も含めて、ね)

でも、この記事、2点ほど、気になったところがあります。

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2005年6月 4日 (土)

ブログ作成

とりあえず、ブログなるものをはじめてみました。

仕事でたまたまブログについての文書を訳していたら、どうも、「こんなウェブサイトの作り方ができたらいいのに」と、昔、思ったことを実現してくれるものらしいことがわかりました。掲示板みたいにちょこちょこ書いたら、項目別に分類されていろいろなページができる……そんなことがしたかったんです。cgiを勉強したときには自分で作ろうかとも思ったのですが、やはり、そこまでの時間はなくて。

最近、ブログがずいぶんと話題になっていることは知っていましたが、日記とか不定期マガジン的なものだと思っていて、上記のような使い方ができるものだとは思ってませんでした。一応、インターネット上でサイトの運営なんてことをしていたりして、それなりには動向を見ていたはずの人間としては、今ごろというか、遅ればせというか、なんですけどね。ま、"better late than never"っつーことで、はじめてみることにしました。

翻訳関係の情報を集めるとともに、翻訳に関する自分の考えやノウハウを文章にまとめていく……そんなサイトにしようと思っています。ですから、ページ構成も、項目分類やリンク集を中心にまとめるつもりです。世の中、日記として使われているブログが多いように思いますが、日記のようなことは書かないので、更新は、若干、のんびりしたものになるかもしれません。

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