『PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』

3月15日の予定で、新しい訳書が出ます。『PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』(文響社)というものです。

訳者あとがきにも書いているように、アニメーション企業ピクサーの舞台裏を中の人が描いた本です。やっぱり、舞台裏の話は読んでいておもしろい。訳していて、こんなにおもしろく、おもわずにやけながら仕事をしていたのは、『アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』以来ですね~。

こういう本は、ノンフィクション作家(記者さんとかが多い)が綿密に取材して書くのが普通です。ノンフィクションですから、なにが起きたのかを描きだしていくのが基本。人によって意見や記憶が違えば、この人はこう言ってるけど、こっちの人は別のことを言っていると多面的に描くなどして、客観性を担保します。

この本は違います。中の人、当事者が書いているのですから。客観性などくそくらえの主観全開です(いや、もちろん、登場する人には改めて会って事実確認したりして書かれていますが)。心の声がダダ漏れ状態。だからおもしろい。ほとんど私小説の世界です。

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2019年5月 9日 (木)

『つまずきやすい日本語』

millions、billions……」の記事に関連して、さきのさんから、「数百万ドルはかかる」という表現だと、せいぜい700~800万ドルで1千万ドルはかからないと理解する人がけっこういそうだという指摘がありました。

この場合の「は」は下限を意味する言葉であって、上限は特定されていません。つまり、上は無限まで含意することになります。表現としてはそういうことになりますが、それが実際どう理解されるのかということは(←翻訳で使う表現としてはこれが大問題)、また別の問題になります。

たしかに、下限を示す形っていうのは、そのあたりの数字だと思ってほしい、上限無限だってことに気づいてほしくないってときにもよく使うわけで、逆に言えば、そう理解する人がいてもおかしくないわけです。いや、一般に少なくないからそういう言い方が使われるとも言えるでしょう。

さらに、「日本語の「『数~』って、2~7、8くらいの数字がイメージされることが多く」についても、さきのさんから指摘が。自分もそう思うけど、「ヨノナカでは2~3なんだと言い張る人をたくさん知ってます」、と。

ですね~。

「数~」は、大きく分けて、2~3派、3~4派、5~6派といろいろいるようです。私は、基本的に、5~6派。でも、ほかの理解をする人がいるのは知ってますし、「数~」のカバー範囲はそれなりに広いとも思っているので、2~3派とか、ほかの理解をしている人とかいてもそれはそれだと思ってますけど。

それはともかく。

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2019年5月 8日 (水)

millions、billions……

某所で帽子屋さんから出てきた話題なんですが、思い出したことがあるので書いておきます。

millionsとかbillionsとかは、出てきたら、事実を確認しないとまずい表現です。millionは百万、その複数形だから数百万とは単純に言い切れないからです。

とにかく多いんだよって抽象的な意味合いのこともあるので、まずは、そういう意味なのか、具体的な数字をあいまいに表現しているのかの判断が必要です。

英語の場合、millionsとは、millionを使うのがふつうの数字全体をカバーします。辞書なら、ランダムハウス(100万以上10億未満)やジーニアス(100万台《100万以上10億未満》)に書かれているような数字です。たとえば、millions of dollarsと言えば、1.5 million dollarsかもしれないし、15 million dollarsかもしれないし、150 million dollarsかもしれないわけです。half a millionという表現もありますが、そこまで含むかどうかは微妙でしょうね(前述の辞書はどちらも排除している)。

で、ここからは私が何年も前に経験した話。

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2019年5月 7日 (火)

ノートパソコンの買い換え

ついでなので、去年秋のノートパソコン買い換えについても書いておきます。

それまで使っていたノートパソコンはPanasonic Let's Note(Windows 7 Pro)。丸7年使ったのですが、256GB HDDを1TB SSDに換装したので容量にはまだ余裕があるし、テキストを扱っている分にはスピードにも不満はありません(起動・シャットダウンも含めて)。バッテリーも、さすがLet's Noteでいまだに10時間くらいもつので関西などへの移動中にも不安なく作業ができます。

ただ、ふたを閉めてもオートスリープしなくなっていて、気づくとバッテリー残量が悲惨なことになっていたりするのが大きな問題。毎回シャットダウンするか、手動でHDDスリープすればいいんですが、電車内で作業していて、あわてて降りたりするとやらかすことがあって。あと、ケースが一部割れているとか、画面の解像度が1280×800で低いとか、wifiの規格が古くて遅いとか、がたいが大きくかさばるとか、細かな不満はいろいろとありまして。それなら、Windows7のサポート切れを契機にそろそろ入れ替えてもいいかな、と。ノートパソコンのOSをWin7→Win10にするのは、ドライバとかいろいろ不具合が出そうで怖いし。

というわけで、Windows 10のノートパソコンを買うことにしました。いろいろと悩み、目移りした結果、Dell XPS13を選択。ポイントは(↓)。

  • 1TB SSD
  • ディスプレイが4Kタッチパネル
  • 持ち運びやすい大きさと重さ。そのわりにディスプレイが大きい
  • Windows 10 Proが選択可能

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2019年5月 6日 (月)

コンピューターを複数台使う

少し前の記事にも書いたように、私は、デスクトップ2台(仕事用とSNS・メールなど用)+外出用ノートパソコンの3台体制を基本にしています。

ノートパソコンは位置づけが特殊ですから横に置くとして、デスクトップ2台を併用することについて、私が考えるメリット・デメリットをメモしておきます。

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2019年5月 4日 (土)

仕事用マシンの入れ替え――旧メインマシンを新サブマシンに移行

旧メインマシンは、しばらく前に火を噴いたサブマシンの後継としてサブマシンに降格します。

方針は……あわてることもないので、とうぶん、いまのまま使い、来年1月までのどこかでWindows10に移行、その際、SSDの容量アップをする(256G+500G→500G+1T)、と考えました。

2011年に組んだんでもう8年使ってるんですが、なにせ、プロセッサはCore i5 2500 3.3GHzだけどメモリは32G積んでるしフルSSDだしで、Windowsエクスペリエンスインデックスだって7.1(7.9が最高)。しかも、グラフィックス関連が足を引っぱる形でこの数値(仕事マシンなんだから高いグラフィックス性能はいらない。いまで十二分)。SSDさえ新しくすれば、もうあと5年、10年は使えそう。

……と思ったのに、4Kモニターをつないでみたところ、いまいちうまくありません。マウスの動きがどうにも不自然。調べてみると、現状のグラフィックスボード(NVIDIA GT640)でも4Kは出力できるけど、HDMIで4k@60HzはGTX950以上じゃないとだめ、なのだそうで。とうぜん、オンボードグラフィックスはもっと性能が低いわけで……。しかたがないので、グラフィックスボードだけGTX1050にグレードアップすることにしました。これなら補助電源がいらないので、消費電力という面でも発熱という面でもキューブ型で問題なく使えそうです。

GTX1050に差し替えてみると……まっとうに動きません。実は、だいぶ前、NVIDIAのグラフィックスドライバをアップデートしたら固まるソフトが出て、以来、順調に動いていたバージョンで固定しているのです。つまり、ちょっと古め。だから、GTX1050には対応していないということなのでしょう。

それならばとドライバを最新にアップデート。うん、きれいに4k@60Hzで表示できる(^^)vと喜んだのもつかの間、FireFoxもChromeも固まって動きません。いろいろやってみたのですが、どうにもならず、あきらめて、当分はWin7+GT640の旧構成で使い、Win10に移行する時点でGTX1050にしようと心を決めたところでトラブル発生。

起動しなくなりました(T_T)

BIOSさえ出てきません。そういうとき定番の対処法っていうのがいくつかあるんですが、なにをしてもだめ。ピッという音もしない。ファンなどは回るので、スイッチは入っているようなんですけどね~。正直、初めての経験なのですが、なにかやらかしてしまったようです。それとも、ほんとに偶然で壊れるタイミングだったのか。

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2019年5月 3日 (金)

仕事用マシンの入れ替え――ソフトウェア編

OSはWindows10 Pro。Homeでもいいっちゃいいのですが、アップデートを通知のみにできるのはProってことでこちらにしました(Homeも、アップデートを自動でなくする裏技があるらしい)。自動でされる設定だと、思わぬときにアップデートが始まり、仕事にならなくなって困ったりすると聞きますから。

最小構成でWindowsをインストール、マザーボード関連のドライバ類インストール、グラフィックスボードを挿してグラフィックスボードのドライバなどをインストール、回復ドライブ作成、と作業を進めます。

あとはその他必要なソフトウェアの導入やカスタマイズです。心覚えにメモっておきます。

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2019年5月 1日 (水)

仕事用マシンの入れ替え――購入編

私の場合、デスクトップマシンはいつも自作しています。そのほうが必要なもの「だけ」のマシンが組めるからです。特に昔は、いろいろくっついているとマシンが不安定になることが珍しくなかったりしましたしね。だから、周辺機器はなるべく少なくしていて、昔、私のマシンは、音源ボードをさしておらず、音が出ないとか、そんな状態でした。

最近は、マザーボードにたいがいなんでも組み込まれていて、そのあたりを考える必要はなくなっています。ただ、ここだけはぜいたくしようと思うところがあると、既製品は、いらん部分までいいものになってしまったりするので、いまだにいつも自作しているという感じです。正直な話、半分は趣味だと思いますけど(^^;)

パーツは、いつも、秋葉原のお店に行き、ずら~っと書かれたスペック表とかお店がなんだかんだと書いてくれている解説のメモとか見ながら適宜選んで買う、でした。今回もそうするつもりで秋葉原に行ったのですが……惨敗。

理由はいろいろあるのですが……

ここしばらくは、キューブ型のベアボーンキットというのを基本にしていました。なのですが、今回、最終的に4K×3枚にしようと思っているので、それなりのグラフィックスボードが必要、そうなると、ベアボーンキットでは電源が貧弱で、大容量の電源に買い換えないといけない。これがかなり高い。それくらいなら、一回り大きくなってもいいからほかにお金をかけようかと。そんなわけで、マザーボードの選択肢が広がったのですが……「方針編」に書いたように、SSDをM.2 NVMe×2枚にするというのがこれまた悩ましいらしく。わりと新しい規格だからか、これを2枚使おうとすると、排他性が出てしまって、使えないものが出てきたりとか、いろいろあるみたいなのです。初回はあんまり時間がなかったこともありますが、あれこれ見て、正直、どう組み合わせればいいのかよくわからずに帰ってきました。

2回目。行ったのは、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店というところ。

白旗あげて、お店の人に相談することにしました。

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仕事用マシンの入れ替え――方針編

2016年にWindows 10が登場しましたが、仕事用のマシンは、2011年に組んだWindows 7 Proのマシンを使い続けてきました。ですがそれも、そろそろ限界。2020年1月にはWindows 7のサポートが終わるので、Windows 10に乗り換えないといけません。というわけで、マシンを入れ替えることにしました。

選択肢はいろいろと考えられます。

  1. メイン、サブの2台とも古いハードウェアを使い回す
  2. 1台新調、既存メインをサブに回し、低スペックのサブを廃棄
  3. 2台とも新調

私は、2を基本にしています。ちなみに、メインは仕事用、サブはメールやSNSなどコミュニケーション用という位置づけ。わざわざ分けているのは、いくつか理由があります。

  • IMEの学習機能で仕事に悪影響が出ないように――SNSでふざけた変換とか使ったあと、仕事したら、学習機能でそっちが出てきてしまうとかよくある話。2台に分ければこういうことが起きない。
  • 仕事に集中しやすい――サブマシンの画面はメインの裏に隠れている格好でマシンを切り替えないと見られない。つまり、SNSとかをつい見てしまって気づいたら……みたいなことが置きにくい。
  • なにかあったときの保険になる――主なソフトウェアは両方にインストールしてあるので、メイン、サブ、どちらが壊れても、残り1台で仕事が続けられる。データは、1日の終わりにマシン間で同期しておくので、最悪でも1日分のデータが失われるだけですむ。
  • 変なソフトをインストールしてメインマシンの動作がおかしくなるのを防げる――メインマシンは仕事に必要なソフトウェアのみとして、あれこれインストールするのはサブマシン。サブなので、あれこれインストールした結果、動作がおかしくなったらそのときはそのとき、でいい。

2台はコストがかかって大変と思うかもしれませんが、1台新調し、メインで使ってきたマシンをサブに回して、サブマシンを廃棄というふうにすれば、切り替え器の追加コストくらいで2台体制が回せます。

ちなみに、今回も、2を基本に考えています。実は、少し前、サブマシンが火を噴いたので1はあり得なかったりしますし(朝、立ち上げたら、パチパチっと数回火花が飛んだ。猫の毛を吸い込んでどこかショートしたんだと思う。そろそろWin10移行でマシン入れ替えの時期だったのと、サブマシンはいろいろ細かな不具合があったので、修理を試みず、そのまま放置した)。

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Windows7→Windows10へ移行

Windows7は2010年頭でサポートが終わります。ということもあって、そろそろ、Windows10マシンに移していくべきでしょう。

私の仕事環境は、基本的に3台体制です。

  • 仕事に使うメインマシン
  • SNSやメールなどの通信用マシン
  • 外出時のノートパソコン

ぜんぶ、ず~っとWindows7を使ってきました。これをぜんぶ、来年頭までにWindows10マシンにしなければなりません。

なんだかんだで、ノートパソコンは去年秋に新調して一足先にWindows10になりました。デスクトップは、いま、入れ替えを進めています。

というわけで、心覚えをかねていろいろと書いておきたいと思います。

 

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2019年2月27日 (水)

私が日本翻訳連盟の会員になっている訳

来年度も日本翻訳連盟(JTF)の個人会員を続けることにして、さきほど、会費を振り込みました。

理事をしていた当時、会員になってなんのメリットがあるんだって、よく尋ねられました。会費分のメリットが感じられない、と。いろいろと思うことはあったのですが、理事という立場では言えることと言えないことがあって、もごもごと歯切れの悪い返事をしていました。

理事は退任したのではっきり書いてしまいましょう。

JTFのような団体の場合、会費分の「メリット」が払った個人に戻ることはありえません。特に金銭的なメリットなんてありえない。そんなもんです。税金だって、払った金額以上のメリットなんて返ってきません。どこかで儲けないかぎり原資がないのだから当然です。

JTFの会員になるメリットは、個人翻訳者を代表する理事に発言権が出ること、その理事を通じて自分たちの想いや利害を翻訳会社に訴えられること、そのような動きを通じて翻訳会社を、ひいては翻訳業界を変えられること、です。これができる組織は、現状、JTFしかありません。

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