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2024年8月29日 (木)

かりん、旅立つ(T_T)

かりんが旅立ってしまった。

■在りし日のかりん

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今年の初めごろから、甲状腺機能高進で投薬が必要になった。方法は、餌に混ぜて→チュールに混ぜて→口を開けさせて直接投薬と変遷。餌に混ぜてだと、だんだん食べなくなってしまったので。

さらに、夏になったころからは腎臓の劣化で毎日点滴。血管にではなく皮下になので、自宅で私が注射器で点滴した。毎日病院に連れて行くのは大変でもあるし、本にゃんにとってストレスにもなるし。小さなキャリーバッグに入れ、片手でなでてなだめつつ、もう一方の手で注射器を操作、なので、女性には厳しいかもしれない。注射器が太いのでけっこう力が必要なのだ。

■投薬・点滴

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やせ細り、元気もなくなって、一時はもうだめかと思ったけど、処置の効果か、このところ少しずつ元気になっていたというのに……今朝、旅立ってしまった。UCI世界戦に持っていくつもりのモノなどをとりあえず入れていた段ボールで気持ちよさげに寝ているのを、起こしちゃかわいそうかと思いつつ、でも薬も飲ませなければならないしと触ったら……。

■世界選手権用ジャパンジャージで寝ているんだと思った

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体温や死後硬直の様子から、おそらく、嫁さんが出勤する少し前に死んでしまったのだと思われる。いまいちかりんらしくない寝相ではあったけど、でも、なにせねこって、どんな格好でも気持ちよく寝ていたりするので、「よく寝てるね~」という話をしたのだが……。

通夜的なことをしたいところだけど、UCI世界戦があるので、明日は早朝に出発してデンマークへ向かう。しかたがないので、今日からしばらく、ペットの葬儀などをしてくれるお寺さんの安置所に預けることにした。

棺は、そのお寺のウェブサイトを参考に準備。死後硬直がまだなら座っている姿に整えてあげられるが、すでにかなり固まっているので、姿はそのままで。棺はアマゾンの箱。とくにかりんはアマゾンの箱に入っていることが多かったし。いや、まあ、段ボールが好きだっただけで、必ずしもアマゾンでなくてよかったんだろうとは思うけど。

■棺

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次男が午後休を取って帰ってくるというので、せめてもということで、それを待ってお寺さんに行くことにした。嫁さんも時間休を取って早く帰ってくることにしたんだけど、お寺さんの受付時間がわりと早くに終わってしまうのでまにあわない。長男は海外にいるので見送りはあきらめ。

■かりんを見送る次男

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元気なころのふっくらとしたかりんの写真が家族ラインに流れ、それを見たら涙が出そうになった。ノラの3にゃん姉妹を家に入れて15年(享年推定17~18歳)。爪とぎされて壁紙がぼろぼろになったり、おなで大好きでかわいいんだけど手を取られて大変だったとか(←ぜいたくな悩みだけど、ほんと、大変なのよ)、それはまあ、いろいろとあるのもあったのだけれど、でも、旅立ってしまうと、やはり悲しい。

このところは、投薬や点滴で、日に2回、捕まえてキャリーバッグに入れる際、抱っこするようになっていた。かりんはびびりんで、抱っこなんてとんでもないって子だったのだけれど、暴れる元気がなくなってしまったのか、ここしばらくはおとなしく抱っこされていた。こうして抱っこに慣らせば、寒くなる時期には膝乗りの良さを教えられるんじゃないかとも期待していたんだよな……。膝乗り、かりんにとっては天国だったはずなんだよ。

それにしても、まさかかりんが一番に旅立つとは。もともと、ノラ時代に大けがをしたゆきのが体も小さかったし、家に入れたあとも奥に引っ込んでいて餌をあまり食べられず、最終的な体もあきらかに一回り小さい。そのくらいしか育つことができなかった。そんなだからゆきのは寿命が短いんじゃないかと思っていたのよね。そしたら、甲状腺機能高進でなつきがやせ細り、もうだめかと思ったのが薬で回復。そしてかりんも甲状腺機能高進、さらには腎臓。でも、なつきも回復したし、かりんもきっと……と思っていたのに……。

最後、しんどくてつらいと思いつつ、命だけつないでいるような状態にならなかったのがせめてもの幸いかな。私は、捕まえてイヤなことをする人認定され、避けられていたのがちょっと悲しいけど。

かりん、そっちでも、なでてくれる人がみつかればいいね。

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雑記-ネコ」カテゴリの記事

コメント

かりんが天に召されていたとは、皆さんの悲しみは察するに余りあります。かけがえのない思い出として昇華するまでに、少し時間はかかるでしょうね。我が家にも2005年夏から飼っている19歳の猫がいます。今春尻尾に癌が見つかり6月に断尾手術を受けました。術後腎不全となり、今は毎日動物病院で皮下に補液を点滴してもらい、チュールを強制給餌して命をつないでいます。癌は悪性、手術をするの躊躇したためタイミングが遅れました。術後1ヶ月も経たぬうちに再発、癌は増大し猫がやせ細っていく今、為す術はありません。できるだけ私か家内が傍にいてあげることぐらいしかできないです。

投稿: 湯浅 純 | 2024年9月16日 (月) 15時16分

ありがとうございます。そうですね、まだしばらく時間がかかりそうです。

それにしても……癌、ですか。手術を躊躇されたの、わかります。あんなに小さな体で手術なんて、手術に耐えられず死んでしまうんじゃないかと思って私も躊躇しそうです。

少しでも長く、そばにいてあげてください。

投稿: 井口耕二 a.k.a. Buckeye | 2024年9月17日 (火) 15時21分

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