大周回旅行（4日目）石鎚山～土佐清水（古い友だちに会う）

昨日は早くに寝たというのに、朝、6時ごろまで9時間以上も寝てしまった。かなり疲れたのだろう。昨日とほぼ同じ朝メシを食べたあと、7時半すぎに宿を出て土佐清水へと向かう。

■今朝の天気

天気は昨日より一段と悪い。台風の影響だろう。昨日、あのくらいですんだのはラッキーと言うべきなのかもしれない。

土佐清水までまっすぐ行けば200kmもなく、お昼過ぎにはついてしまう。というわけで、せっかくなので、多少、四国観光をしながら走る。

今日の観光について考えていたのは、四国カルストと天空の道がメインだ。あとは四万十川に沿って走ろうかなぁというくらい。

四国カルストは、山口県の秋吉台と福岡県の広尾台と一緒に日本三大カルストと呼ばれているらしい。カルストというのは、石灰岩の地形。山口県の秋吉台は幼稚園のころに行っている（詳しくはなにも覚えていないので、ほんとに行っただけになっている）。福岡県の広尾台というのは覚えがないが、もしかすると、小さいころに行っているかもしれない。

天気はよくなさそうだが、カルストらしい地形さえ見れればいいやとまずは四国カルストをめざす。

■途中のやなだにキャニオン

天気はいまいちよくないが、そのおかげで深山幽谷の雰囲気になっていて、なかなかにいい。晴れたら晴れたできれいなんだろうけど。

■四国カルスト～(T_T)

な・ん・も見えん。昨日のUFOライン並み。車もそろりそろりと走りないとあぶなくてしかたない。実際、ヘッドライトもつけず白い車が走ってきて、急ブレーキかけたなんてこともある。この天候で白い車なんて見えるはずないじゃん。ヘッドライトくらい付けろよ。びびったわ。

天狗平でトイレ休憩したら、石鎚山荘で同室だった人とばったり。なにも見えませんね～と苦笑いをかわした。

早々に四国カルストを退散したので、四万十源流うんぬんと地図にあるほうにほ向かってみることにした。と、源流点はこちらの標識が。従っていくと、駐車場から四万十源流点まで徒歩25分とのこと。朝から水筒1本以外、飲み食いできずに来ていて（お店がない。あっても閉まっている）、ハラが減っているのが気になるが、ここまで来たら行くっきゃないだろう。そば饅頭をつまんで歩き出す。

■この脇に車を止めて

■こんな道を歩く

■四万十源流点

ジブリのアニメ、『もののけ姫』の舞台にでもなりそうな雰囲気だ。好きだわ～。

けっこうよろよろ歩いたんだけど、行き15分、戻り10分だった(^^;)

このあと、道の駅ならなんか食うモノがあるだろうと、一番近かった道の駅布施ヶ坂でお昼。

■四万十定食

四万十源流で育ったアマゴ（アメゴ）の塩焼きをメインにした定食。小鉢のタケノコがおいしかった。

このあとしばらく走ったら、道沿いに道の駅も出てくればコンビニも出てくるようになった。場所によるってことなんだろうけど、四国は、食べ物を持って走らないといかん気がする。

このあとは、四万十川にかかる沈下橋なるものをいくつか見て歩く。沈下橋というのは、堤防の内側に作られているので、洪水時には沈下（水没）する橋ということらしい。だからだろう、欄干などがないので、渡るのはちょっと怖い。

■岩間の沈下橋

これは細かった。車で往復してみたけど、緊張してしまった。まっすぐだから大丈夫なはずってわかっていても、ね。畑の中とかなら、このくらい細くてあんまり気にならないけど、そこはやはり、万が一と思うと。実際、沈下橋を自転車で渡ってみたら風にあおられ、四万十川に転落してあやうく死ぬところだったなんて事故も起きているらしい。

ここはCMなどで使われて有名になったらしい。って言われても、CM見ないのでよくわからない(^^;)

■岩間沈下橋の少し下流

■勝間の沈下橋

こちらは釣りバカのロケ地になったため、釣り関係では有名な橋らしい。橋脚が3本あるのが特徴なのだとか。

■勝間沈下橋の奥から見た四万十川

このあとはだ～っと下って土佐清水の友だち宅へ。晩メシは近所のおいしいお店に連れて行ってくれるつもりだったとのことなのだが、軒並み月曜定休で果たせず。スーパーであれこれ買い込んで、宅飲みということになった。私は、古い友だちに会うのが目的できているので、それで一向にかまわない。

■古い友だちと飲み～

会うのもたぶん16年ぶりくらい（「えでぃさんとビーナスライン」以来だと思う）。飲むのは20年からぶりだろう。

■シマアジはサクを友だちが仕上げてくれた

■お酒は木曽で買ってきた七笑

友だちは七笑定番の辛口純米、私は今年限定の木曽義仲が好みだった。辛口純米は辛口ですっきり系だけどうま味もしっかりあるタイプ、木曽義仲は香りと甘味が強いが、べったり感はなく、後口さわやかなタイプ。

■土佐のお酒も

土佐はべったり甘い系が多いらしいが、そのなかでコレは例外的にすっきり辛口ということらしい。

■アナゴ貝

友だちが知り合いからもらったものを料理してくれた。アワビの小型って感じの貝で、うま味たっぷり。おいしいわ～。

■薄焼き卵の巻き寿司

このあたりではよくあるけど、ほかでは見ないものってことで。ご飯を薄焼き卵で巻いたもの。七味を振っていただいた。

今晩もしこたま飲んで、8時半ごろ寝落ちした。

車の走行が250kmほど。