大周回旅行(1日目)八ヶ岳~琵琶湖(木曽経由)
■宮ノ越宿本陣
木曽十一宿中で唯一現存するとのことで、中も見たかったが、到着が早すぎて開いておらず、外からのみになってしまった。少し待てば開くはずではあったけど、個人的には人工物より自然物なので、そこまですることはないかと。
■宮ノ越宿本陣脇にあった電気設備小屋
わろた。雰囲気出てるんだけど、よく見ると、ツノは鹿角。うまいわ~。
■中山道中間点
地図でみつけたので寄ってみた。江戸・京都、双方から266kmとのこと。
中山道、特に木曽路は難所かと思っていたが、1600年くらいから整備され、ふつうに通れるようになっていたらしい。いまの国道も、たしかに山の中は走っているけど、なだらかに多少上下しつつ高度が変化していくというものなので、道と宿場さえ整備されれば、けっこう歩きやすかったかもしれない。
■七笑酒造の直営店
The PEAKSへの差し入れと、高知で泊めてもらう古い友だちへのみやげとして、七笑の日本酒を買う。
この直前、地元の和菓子屋さんでそばまんじゅうという看板を見て食指が動いたが、ニセコに向けて減量しなきゃとがまん……したというのに、そのあと、道の駅木曽福島で、そばまんじゅうを買うことに。補給食にすりゃいいんじゃん。
■道の駅木曽福島に置いてあったビール
ビールはやめた。下段は地雷だ。安曇野浪漫は昔買って失敗したと思ったヤツ。で、同じところが善光寺浪漫なんてものも作っていて、それも買ってしまって失敗した。さすがにここのはダメだと覚えた。信州浪漫も同じところが作ってるはず(名前とデザインからして)。
瓶のヤツは未経験だが、フルーツビールは、まあ、いいか、と。
■木曽の桟(かけはし)
日本三大奇橋のひとつらしい。赤い橋ではもちろんなく、奥に見える、川沿いの石組みがそれ。木曽川沿いに歩くため、断崖絶壁に沿って作られたもので、川を渡る橋ではないとのこと。辞書(大辞林)を引いてみたら、「険しいがけ沿いに木や藤づるなどで棚のように設けた道」が先に出てきた。そうなのかぁ。
ちなみに、日本三大奇橋は「岩国の錦帯橋」「木曽の桟」「甲斐の猿橋」としているところもあるが、世界大百科事典だと「日本の古橋の中でとくに構造的に変わったものとしてあげられてきた岩国(山口県)の錦帯橋,甲斐(山梨県)の猿橋,黒部(富山県)の愛本橋をいう」となっていて、諸説あるようだ。
■ねざめの床
昔、役行者が修行した地とのこと。臨川寺の奥にある。この写真は、臨川寺境内から見たもの。降りる道はあるが足元が悪いので、足の調子が悪かったら降りられそうにない。今日は調子がいいので、念のため杖を持った上で降りてみた。
■近くから見るとなかなかの迫力
このあたりが見渡せるところにベンチなども用意されている。時間によっては、お弁当を持ってきてゆっくりするといいかも。きれいな水を眺めながらのんびりすると気持ちがよさそうだ。
少し歩くと裏寝覚なるところもあるらしいが、今回はパスとした。時間的にあんまりゆっくりするのもだし、歩きすぎて足の調子が悪くなっても困るし。このあたりは、大滝へ行くときにまた寄るとかもできそうだし。
■阿寺渓谷
中山道から細い道をしば~らく走ると阿寺渓谷。この看板があった駐車場に車を止め、遊歩道を歩いてみることにした。
■遊歩道マップ
水がきれいだ~。
■遊歩道には吊り橋がある
■遊歩道
遊歩道の足元は根っこが多くて歩きにくいし、けっこう上ったり下ったりする。まあでも、いかにも山の中という感じで私は好きだ。次のポイントまで~mとあちこちに書いてあるのも、遊歩道としてはいいと思う。ああ、そろそろ7割がた来たな~とかわかるので。
■阿寺渓谷はとにかく水がきれい
1時間あまり散歩して車に戻り、阿寺渓谷キャンプ場の入口まで上がってUターン(ここまで行かないとUターンは難しい)。途中、熊ヶ淵、牛ヶ渕などと名付けられた淵を見て歩く。
■熊ヶ淵
■牛ヶ渕
牛ヶ渕が一番深く、ここでは一番の名所となるらしいが、個人的には、熊ヶ淵のほうがきれいだと思った。
阿寺渓谷はまたゆっくり来たいなぁ。とにかく、とにかく、水がきれい。あの水を見ているだけど、1日くらいたちそうだ。
このあと、柿其渓谷にも寄りたかったけど(阿寺渓谷がすごくよかっただけに)、琵琶湖到着の予想時間がそろそろギリギリになっているのでパスした。次のチャンスにだな。
■妻籠宿
国道沿いに駐車場があるのでそちらに車を止め(駐車料金500円)、歩いて入る。
■一歩入ると別世界
■こういう展示的な建物もある
今回、小学生の修学旅行らしきものが来ていてちょっと興ざめだったが、彼らと離れたとたん、時代が巻き戻る感じがする。そのくらい、古い雰囲気がうまく保たれているのだ。ほとんどは、いまも人が住んでいるみたいで、この景観を保つのは大変だろうなぁ。
■水車小屋と高札
琵琶湖到着の時間も気になるが、結局、端から端まで歩いてしまった。
■遅いお昼も
ここまでお昼を食べるのに適当な場所がなかったので。舞茸の天ザルと追加の五平餅。五平餅がとてもおいしかった。どこかほかで食べたのは、いわゆる「餅」になっていたように思うのだが、ここのは、ご飯のつぶが残っているのだ。
■馬籠宿
琵琶湖到着の時間が遅くなっているのでパスしたほうがいいと思いつつ、やはり外せないと立ち寄った。そして、一応、下から一番上の展望台まで歩いたんだけど……なんだかなぁ。観光地、観光地してる。建物も、古い造りをいまの材料、いまの技術で作ってあるのが明らかだし、お土産もの屋とか喫茶店とかその看板とかが気になってしまって……。
妻籠宿はまた寄りたいけど、馬籠宿はもういいと思ってしまった。あ、喫茶店に入りたいなら馬籠宿もありか(←皮肉ってます)。
このあと、コンビニで保温ボトル2本をコーヒーで満たし、高速へ。走りに走って、7時ごろ、ようやく近江八幡のホテルに到着。
■遅い晩飯
狙っていたお店は閉まっていたので、地ビールで探してひさご寿司なるお店へ。
ビールは地ビールという以上の説明がなかったけど、たぶん、MOON RABBIT SESSION HAZY IPA。ジューシーで軽い飲み口。私が好む方向性ではないんだけど、うまくまとめてあると思う。一般ウケしそう。
ひさご寿司はラストオーダー直前に入ったのでゆっくりできず、珍しく、はしごすることにした。行ったのは、てまりという居酒屋。
■てまりにて
ウェブにはクラフトビールがあるとあったけど、やめたそうだ。でも、評判がすごくいいお店なので、日本酒で。これは、地元、近江八幡の酒米で作った権座というやつ。やや辛口とあったけど、コクと甘味が中心な気がする。好みのタイプだった。
なんだかんだで寝たのは11時くらいか。
車の走行が500kmほど。
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