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2024年1月 6日 (土)

フィギュアスケーターの手先

全日本フィギュアスケート選手権の観戦記などで、よく、「ドラえもんの手だと見る気が失せる」などと書いている。でも、ドラえもんの手とはどういうものなのか、また、本来はどうすべきだと思っているのかなどは書いていなかったことに気づいた。というわけで、簡単に説明してみたいと思う。

①ドラえもんの手

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②よくあるパターン

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③指先まで伸ばしているパターン

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このくらいしていると、指先まで神経が行き届いていると言われたりする。

④45年ほど前の現役選手時代に私がたたき込まれた手先

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①から④にかけて、手が長く見えるようになっていく。いやまあ、少なくとも、①から③までは実際に長くなっているわけだけれど。③と④は、腕の先、手の部分がぼこんと膨らむか、腕から手先にかけて先細りになるかの違いで、印象が異なることになる。

つなぎ部分はもちろん、ジャンプ準備などに神経を集中しているときでも、せめて②くらいではあって欲しいところ。ちなみに、いつも①ドラえもんの手の選手が②にするとジャンプが飛べなくなる。だから、曲かけ時とかそれこそ本番に気をつけるのではダメ。ジャンプ練習のときからやらないと。

このあたりは慣れの問題なので、1年もあれば修正可能。要するに、やる気があるかないかの問題。ステップとかのエレンメンツ中だけ手先に注意しても(やらんよりはマシだが)、スケーティングやジャンプ準備中が①では、演技全体が台無しになる。神は細部に宿るのだから。

練習からやらないとダメだが、練習からやれば修正可能と言えば、無駄足もそう。無駄足のほとんどは、ジャンプの準備に入るところに出てくるから。ウエイトが両足の真ん中どっちつかずで右左をなんとなく踏み替えてるとか、タイミングやバランスを取るためだけに足が動いているとか。

とあるところにこの説明を書いたら、踊りをしている人から、「親指をしまって中指まで伸ばす。バレエや日本舞踊もそう」とのコメントをいただいた。その方によると、「③までは大人になってから始めた人でもできるんですけど、④は子供の頃からやっても身につく人付かない人分かれます」とのこと。そうなのかな。

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