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2023年9月 3日 (日)

The PEAKS R13&14蓼科、変態×2

この土日はThe PEAKS R13&14蓼科、変態×2。二日で10000m upしてしまおうという破格の企画だった。

当初のつもりとしては……前回、蓼科はド変態をぎりっぎりで完走しているわけで、変態に落とせば、二日ともそれなりに走れるだろう、だった。The PEAKSの設定、ド変態は平均時速20km/hr、変態は18km/hr(いずれも休憩時間込み)が基本なので、設定を一段落とせば、その分、ゆっくり走っていいし、エイドでの休憩もゆっくりできる。この違いは大きいはず。

ところが、PEAKSをエントリーしたあと、大きな仕事を担当することになり、2月から7月の半年、トレーニング量ががっくり減った。事故によるけがを避けるため実走せず、ローラー台で最低限のトレーニングだけをするという形にしたし、ローラー台も、5月半ばごろ、急に強度が出なくなり、パワトレコーチのゲンさんとも相談して、最低限のベーストレーニングだけに落とした。またそのころ、仕事でも集中力が持たなくなり、食べる量を増やしたら集中力が帰ってきたので、体重コントロールもあきらめることに。おそらく、仕事の疲れがたまってきて体が悲鳴を上げたのだと思う。この仕事が終わったあと、1週間か10日くらいは、一晩寝るごとに疲れていくというわけのわからない事態になったくらいで(体の芯から疲れが溶け出してきたってことではないかと)。

結果、7月の終わりごろには……

体重66.5kg(61.5kgまで落としているはずだった)
体脂肪率15%(8~9%まで落としているはずだった)
CTL 50台前半(100前後あるはずだった)

とまあ、悲惨なこと、悲惨なこと。何カ月かぶりで実走に出たときは、40km/hrで怖えと思ったし。

それから1カ月余りのいま、体重65kg前後、体脂肪率13%、CTL 60台後半。いずれも短期間でどうこうなるものではなく、まあ、それなりにはがんばれているということなのだろう。

■泊まり先が用意した朝ご飯

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■朝ご飯の追加

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■女神湖にもやが出ていた

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■準備あれこれ

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いつものPioneerに加え、ナビのGarminも。Pioneerはバッテリーが10時間以上ももたないので充電しながら走る。通過チェックのポイントやエイドの距離と標高のほか、途中で通るピークも主なものはメモ。今回の変態設定は平均時速が17.54km/hrでOKと、少しゆるめの設定か。ド変態に比べると1時間20分、余分に時間がある。

ボトルは2本。長い上りもあるので。

■用意した補給食

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■ノーマル設定の列

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■6時にノーマルスタート

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一番後ろに写っているのは、デスライドでご一緒した方だ。西の方に住んで折られるのだけれど、PEAKSのたびに会うので、けっこうよく会っている印象。っていうか、東京に住んでいる仕事仲間よりよっぽどよく会っているかも(^^;)

■変態列

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ラッキーなことに最前列に並べた。前回蓼科のド変態では、少し後ろでもたいして違わんと余裕ぶっこいていて、最後、青くなったので、少しでも前にいたかったのよね。

サイコンのFTP設定は210W(3.2倍)。標高が低ければ240Wなのだが、今回は標高1500mを超えるところが大半なので。標高1500mで0.85気圧しかない、つまり、酸素も15%減であり、240×0.85=204だから、もっと下げてもいいくらいなのだ。蓼科はこれが、ねぇ。前回の蓼科ド変態、どうしてあんなにぎりぎりだったのかと思ったら、これがあったからではないかと思う。PEAKS、標高と関係なしに平均時速で変態やド変態が設定されるから。

走りの方針は……無理しない。ペース遅めで休憩長め。出力は、基本的に、3倍以下。そのために今回は変態設定に落としたわけで。下りは「稼ぎどころ」と読むものだから(コーナリング感覚の戻り具合を確かめつつ)飛ばす。まあ、車に蓋をされたりしたらしかたないけどね。

朝はけっこう寒いし、麦草峠からなど長い下りもあるので、ウインドベストとアームカバーは装備することにした。ベストならバックポケットに収まりやすいし、アームカバーは暑くなったら手首に丸め、下りでまた上げてと短時間でいろいろ調節できるから。朝一はニーウォーマーも欲しい感じだが、午後は30℃超えの予想だし、少しだけがまんするのがいいだろう。

スタートは6時40分。走り始めると……抜かれる、抜かれる。スズラン峠に向けて上り基調だからね~。ところどころの平坦や下りで前に追いついたりはするが、上りは抜かれっぱなし。いや、まあ、前回の蓼科は、ここで抜かれるような走りじゃなかったけど、トシも取ったし、なによりトレーニングできていないのだから。無理しない。無理しない。

たんたんと麦草峠へ。上りきりの少し前で4人パックと抜きつ抜かれつになる。上りで抜かれ、斜度が緩むと私が抜き返すを何回くり返したことか。向こうの走り方が一般的で私が変わっているわけで「すみませんね~。平坦と下りで稼ぐ人なのでm(._.)m」と謝っておいた。

麦草峠に向け、平坦になったところで、先頭をずっと引いている方がペースアップ。これはちょうどいいなと最後尾についたら、パックメンバーの間隔が少しずつ開いていく。うーん、これはブリッジしたほうがよさそうだな。結局、2番手に位置した……と思った次の瞬間、ふたりだけになっていた(^^;) そのまま白駒池の駐車場を抜け、ちょっと上るところはがんばって付いていく。下って上るところは……あ、やっぱりこの人、ここ、勢いでいくんだ。前回蓼科で村山さんとふたり、ダンシングで抜けたところを今回はその方とふたり、ダンシングで抜けていく。これが気持ちいいのよね。

■ふるさと(8時20分)

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水はまだあるし、まだ日差しがそれほど強くないしで、松原湖からの上り返しは手持ちの水1.5本で足りるだろう。バナナ1本と薄皮クリームパン1個をもらっただけで下り始める。

勝手知ったる道なので、やばいところは抑え気味、飛ばせるところは飛ばして降りていく。リエックスあたりのわりとまっすぐな道はべったり伏せて(ここに入ってすぐに抜いた人、この区間の終わりごろ後ろをふり返ったら、はるか後ろになっていた^^;)。

■松原湖(8時35分)

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ここのチェック要員は知り合いばかりだった(^^;)

上り返しはじめると、麦草峠を一緒に走った方としばらく併走。このあたり、半地元なんですよと言うと、あちらは霧ヶ峰のほうで、明日のコースは、ふだん、通勤時など、車でよく走っているのだそうだ。

この上りもずいぶんと抜かれた。麦草峠への上りで抜かれて見覚えのある背中がいくつも。

■ふたたびのふるさと(9時26分)

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ACTIVIKEのグランフォンドウォーターが提供されていたので、それをもらう。それ1本と手持ちの残り半分、1.5本あれば、佐久穂からふるさとまでの上り返しは足りるだろう。

下りは快調。ぎんぎんに飛ばし、何人も抜いた。上り返してくる中に、何人か、お~、がんばってるねって感じで手を振ってくれる人もいた。知り合いも当然にいて、気づけば手を振ったりしたけど、正直、上ってくる人が知り合いかどうかを確認している余裕があまりなく(そのレベルで飛ばしていて)、大半はスルーしてしまった。

■佐久穂(9時53分)

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ツール・ド・おきなわのスタート地点からもう少し下ったところがチェックポイントだった。だいぶ暑くなってきていて、登り返しの前半はとにかくゆっくり。無理するとオーバーヒートしそうだ。道路脇に座り込んで休んでいる参加者の姿も。オーバーヒートなんじゃないかなぁ。

■3回目のふるさと(11時15分)

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スキー場のあたりで水を飲みあげて到着。いい読みだったな。このくらいの時間になると参加者もばらけていて、エイドが空いている。

■久しぶりのカレー

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バナナとオレンジをもらった後、少し迷ったが、カレーをもらう。PEAKSでカレーをもらうの、奥多摩以来ではないのだろうか。変態・ド変態が設定されてからは、お昼らしいお昼を食べている時間を節約して走り続けるようにしていたから。今回は、ド変態ではなく、変態だし、そのくらい……。

このカレー、スパイシーでおいしかった。具もお肉たっぷりで。これはもらわないと損だわ(知り合いで5杯も6杯もおかわりしたって人もいる。その気持ち、わかるわ。時間に余裕があれば私もおかわりしたいと思ったもん)。

そんなこんなで、20分くらいの大休止となった。

そうそう、ここで、ド変態の先頭に追いつかれた……はええ。いくら抑えめで走っているったって、私が5時間で走ったところを3時間40分で走っちゃうのね。

■そしてふたたびの麦草峠(12時4分)

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PEAKSで走ってる途中に写真撮ったの、初めてかも(^^;)

蓼科別荘地からスズラン峠への上りがつらい。早くもバテてきたようで出力は上がらないし暑いし。

■スタート・ゴール地点(13時15分)

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13時くらいには戻ってきたかったんだけどな。トイレなどで15分くらいの大休止をして、13時半ごろ再スタート。大河原峠をカットオフ15時30分の1時間前、14時30分くらいには通過したいのだけれど……。

出力はさらに低下気味。なので、例によって例のごとく、斜度の変化に合わせ、少ないエネルギーで少しでも速く走れるようにと省エネルギーな走りに徹する。

■大河原峠(14時31分)

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うん、なんとかなりそうだ。ここからの下りは走りやすい。道幅あるしカーブ緩いし。上ってくる人を抜くのに対向車がこっちの車線まで出てきたりするので、車線のセンターライン側、半分はないと思っていたほうがいいけど。17kmを20分と平均時速50km超え(^^;)

これならまちがいなく大丈夫と思ったのだけれど……チェックポイントがこの道沿いだとなぜか思い込んでいて、私の後ろから来た人もそう思っていて、このあたりのはずなんだけどおかしいなぁ、もうちょい先かなぁ、と1.5kmほど下ってしまい、15分近くもロスしてしまった。

■最後のチェックポイント(15時5分)

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飲み物をもらったりいろいろして、再スタートしたのは15時20分近くになってから。

ゴールのカットオフが17時30分で、大河原峠からゴールまでぶっ飛ばせば20分強だが、車に蓋をされたりすることも考えて最低でも25分、できれば30分はみておきたい。つまり、大河原峠通過が17時。え? ここから大河原峠まで1000m upを1時間40分? まっとうに出力出れば楽勝だけど、とっくに足が売り切れてる状態でまにあうのか? 気を抜くと2倍しか出ない、気合い入れても2.5倍、ダンシングで3倍というていたらくだぞ? 前回蓼科は上り返し始めたころは3倍近くまで出ていたんだぞ?

コースミスったとき、一緒だった人と、チェックポイントについたあと、「ぎりぎりだと、この10分がなければってなるんですよね……」って笑ったんだけど、いや、あれ、笑えんかも。あれがなければたいがいなんとかなるべーって思えたはずなのに、ふりしぼってもどうなるかわからんって状態になってんじゃん。

今日は、明日に足を残すため余裕をもって走るんじゃなかったのか? でも、ここは無理にでもがんばらないと完走にならない。踏みつけないように気をつけながら、1回転、1回転、丁寧に回していく。もうだめ、もう力でないと体が悲鳴を上げるのを、あと1回転だけだからと、だましだまし回していく。

ダンシングがまだ使えて、ダンシングなら出力も3倍近く出るのが不幸中の幸いで、ダンシングを多めにした。ところが、ふと気づくと腕がつらい。特に左腕。左腕がつらくてダンシングをやめることがどんどん増えていく。水を飲もうとして気づいた。そうか、体幹にもう力が入らず、左手でハンドルにしがみついてるんだ。きっちりペダリングしているとか、下りカーブとかできちんと体勢を作っているとき以外、それなりで踏んでいるときは、たぶん、もうずいぶん前から(戻りのスズラン峠あたりから)ハンドルにしがみついていたんじゃないかと思う。

残り少なくなったあたりで、なんか、ぜんぜん前に進まなくなった。時速6キロとかしか出なくて、体幹ボロボロのいまの状態だと、バランスが取れずにふらつく始末。ダンシングも体のあちこちの協応がとれないのか不安定で、下手するとこけそうだ。

なんだよこれと思ったら、斜度が12~16%を行ったり来たりしている。いや、ここ、何度も走ってるんだけど、こんなにきつかったっけ?(ひとりで来るときは前半にここを通るから、出力がちゃんと出てそれなりにクリアしてしまい、意識に残らなかったのだろう)

降りて押すか? いや、なんだかんだ言ってライドオンのほうが速いんだから、押すのは完走をあきらめるような話なんじゃないか? でも、目の前、先のほうまでこの斜度が続いているのは見えているわけで、このペースで何分がんばればここ抜けられるのよ。がんばっても、ここに時間を使いすぎて完走ならずの可能性も高いし……あきらめたほうがいいんじゃないか?

1/3くらい上ると、道ばたで知り合いが休んでいた。デスライドをご一緒した例の知り合いだ。ひとこと、ふたこと、言葉を交わし、とにかく、1回転、また1回転と粘る。粘る。

長かった直登が終わり、左に曲がると……まだ斜度二桁かよ(--;)

なんとか上りきったけれど、何回、あきらめようかと思ったことか。

ここで足は完全に売り切れ。そのあと、6%くらいまで斜度が落ちてもとぼとぼとしか走れない。時間は……ぎりぎり17時には大河原峠をクリアできそうな気もするし、ちょっと過ぎそうな気もする。体中の筋肉が悲鳴を上げていて、ペダルに力を入れようとすると自転車がふらつく(--;) これはやっぱりあきらめ、かなぁ。

カーブを曲がっても大河原峠そばの駐車場が見えないっていうのがあるたび、あきらめかなぁが頭をよぎる。いやいやいや、もう、斜度緩んでるんだし、ここであきらめるはない、大河原峠まではとにかくがんばろう。

そして、大河原峠を通過したのが16時55分。おお、やったと思ったが、サイコンの時間を確認しようと下を向いたらふらつく始末(--;) 体幹ボロボロで、自転車がまともにコントロールできない状態らしい。

気温が下がってきて少しガスっているが、見えにくいほどではない。とにかく、気がせくのでそのまま下り始める。下りカーブできちんと体勢を作れば自転車もちゃんとコントロールできるようだ。これならいけそう。そう思ってしばらく走ったところで気づいた。寒い。むちゃくちゃ寒い。このまま下る……のはやばそうだ。後ろから突っ込まれないように直線気味のところで端に止まり、ベストを着てアームカバーを付ける。後ろから来た人がスローダウンして「大丈夫ですか」と聞いてくれた(ありがたい話)。そら、なんでもないところで止まっていたら、トラブルかと思うよね。

途中、分岐をまちがえたりしたが(100メートルも行かずに気づいて戻った)、いいペースで下っていく。つづら折りになってきたので、ああ、もう少しだ……そう思ったところで左足のハムストリングスとふくらはぎがつった。やべっと思った瞬間、右も。下りで足が回っていたので、力を抜いて回すだけに専念する。足を止めて固着したらやばそうだ、動いているならそのまま動かしたほうが筋肉がほぐれるのではないかと思ったのだ。それが功を奏したのか、カーブで足を止めてもがつんとつることはなく、下り続けることができた。

下りきって信号を右折。というわけで止まって足を地面につき、両足ともクリートを外して自転車の向きを変えようとしたら、また、両足がつった。すぐ後ろから来た人が「まにあいそうですね~、行きましょう(^^)v」と言ってくれたが、足がつっていてクリートがはまらない。なんとかはめて走り始めるが、両足とも軽くつった状態のまま。結局、ゴールまでその状態だった。

ゴールカットオフの10分前。まにあった~!

ゴールして両足を地面につくと……両足ともぴきぴきしている。主催の人からは「いつも涼しい顔で帰ってくるのに、今日はつらそうじゃん」と言われてしまった。はい、今回が一番つらかったかも。

■Finisherタオルを持って記念撮影

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192km、獲得標高5300m、走行10時間40分、532 TSS。

部屋に戻っても、床に座ろうとしてはつる、床から立とうとしてはつる、荷物に手を伸ばしてはつるとどうにもならない。風呂に入ったら少し楽になったけど。

■晩飯

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■晩飯後は知り合いスタッフと軽く1杯

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こんなときでもないとこの人たちと飲めないので、差し入れたワインで軽く。楽しかった~。

そうそう、ここで、大河原峠への上り返し、路肩で休んでいたと思った知り合いは、もっと重篤な状態だったと聞かされて驚いてしまった。あとで本人に確認すると、私と声を交わしたことも覚えていない、というか、私の姿を見たことも覚えていないという。まかりまちがえたら、亡くなっていてもおかしくなかったらしい。

実はスタッフと呑んだ時点で、翌日はDNSと決めていた。一晩寝ればそれなりには回復するがそれなりでしかない。翌日は車やエンジン付きバイクの多い美ヶ原側だし、お天気も少し心配だし。無理せず走れる範囲でって思っていても(ゴールしたときはそう思っていた)、走り出してしまえば、つい、めいっぱい限界まで走ろうと、たぶん、してしまうし。走り始めたら、走ることにしか理性を使えなくなるのよね(^^;)

というわけで、翌朝、ノーマルと変態をお見送りし、撤収することにした。

■ノーマルと変態をお見送り

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■感想

トレーニングは裏切らない。いい意味でも悪い意味でも。

いままで、後半に強いとか、距離や時間がのびると強くなるとか仲間内で言われていたし、自分でもそう思っていて、それもあって、このThe PEAKSなどエクストリーム系をよく走っていたのだけれど、そういう走りができていたのは、それだけのトレーニングを積んでいたからだっていうのを痛感した。

つったのなんて、自転車乗り始めてまだン年のころ、Attack! 299の最後、麦草峠への上りでつったときくらい。「つるのはミネラルがとか水分がとか言うけど、要するに、筋力不足よ。その証拠に、つるのは全身じゃなくて酷使した筋肉なわけで」ってアンカーの藤田さんにも言われたけど、そういうことなのよね。今年は、The PEAKS変態設定レベルで両足つる程度にしか乗れていない、トレーニングできていないっと。

おきなわまであと2カ月。現状、市民200kmが走りきれる足がないのはまちがいない。The PEAKS変態設定くらい、笑って走りきれなきゃさすがに難しいはずだ。積み直し、まにあうのかなぁ。まあ、無理に積んでも崩れるだけで、できる範囲のことをやるしかないんだけど。

下りの感覚は、カーブ前のブレーキングも曲がっている間のバランスも、かなり戻ってきた気がする。おきなわでも、ばんばん抜くのは難しいかもしれないが、下りで遅れ気味になるみたいな話はなくてすみそうだ。

気になることもひとつあった。トシのせいか、実は、もう1~2年前から右足の調子が悪く、立っていたり歩いたりがつらい。足の付け根が痛むのだ。歩いて痛くないというのはめったになく、軽くびっこをひいていることが多い。しかも痛み出すととても痛く、ひどいときはうめき声が出て歩いたりしているどころではない。不幸中の幸いなのは、自転車に乗っているときは平気なこと……だったんだけど、今回は、ペダリング中、膝から足首にかけての下腿部がしびれているように感じることが多かった。この足の付け根の痛み、どうにかならないかとあちこち治療をお願いしてみているのだけれど、決定打がないのよね。これからだんだんひどくなって自転車の姿勢でも痛むようになったら、レースは論外だし、ふつうのイベントだって、楽しいよりつらいが多くなってしまうかもしれない。ま、その場合も、加齢による衰えだと受け入れるしかないんだけど。

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