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2022年11月23日 (水)

下りコーナーのブレーキング

下りコーナーでリアが滑り、吹っ飛んだ動画がツイッターに公開されている(↓の画像をクリックすると当該ツイートに飛んで動画も見られます)。他人の失敗をさらすようなことはしたくないのだが、これは、ご本人が「#拡散希望」とタグを付けているのでかまわないだろう。

自転車はここ走れの矢印マークが原因かと最初は思ったが、よく見ると、最初に前後輪とも舗装の上という状態でリアが滑っている。ただし、ここは立て直している。そして、立て直すためにブレーキを解放したからだろう、コーナー侵入のスピードが速すぎになってさらに強くブレーキをかけなければならなくなったし、コーナーにさしかかっていてバイクが少し倒れているのでリアが大きく滑ってしまった。結果、こんどは立て直しきれずにハイサイドで大転倒、と。そういう流れではないだろうか。

というわけで、原因は、いったんは立て直したリアのスリップ。リアが流れたのは、下りで前荷重になったままコーナー前のブレーキをかけ、リアの荷重が抜けた、だろう。

これ、安藤さんのスマートコーチングでも、木下さんのロードレースアカデミーでも、必ず教えられるところ。言い方は、スマートコーチングだと、ブレーキ前にニュートラルを作り、それを保てだったり、ロードレースアカデミーだと腰を引けだったりと違っていたりするけど、どういう動きをしろと言っているのかは同じ。

サドルにどかっと座ったまま下るとハンドルに荷重がかかりがちになるし、ブレーキをかければ、慣性力でさらに前荷重になる。その分、リアは荷重がなくなり、簡単に滑る(最悪はリアが持ち上がるジャックナイフ)。

ロングライドのイベントとかで周りを見ると、こういう基本ができてる人ってすごく少ないのよね。このあたり、どこかで習って練習すれば、安全に速く下れるようになるのになぁ。

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