ツール・ド・おきなわ2022(210km)-反省、そして来年に向けて
ゴールのリザルトが出た(途中経過はまだらしい)。
■結果
市民210kmで、出走184人、完走139人の127位(6時間37分49秒。トップから1時間23分ほども遅い^^;)。60代は出走5人、完走4人で私はその4人目。60代は順位上から61歳の増田さんが93位、60歳の赤塚さんが114位、64歳の荻堂さんが122位(2019年に60代でただひとり出走し、完走もした方)、63歳の私が127位。60代も完走率では全体と変わらんやん。ということで、ぜひ、来年以降、59歳以下という年齢制限は外したままにしてくださいませ~>大会事務局
今回の目標は「完走する」なので一応は達成したと言える。
ただ、いつものことなので改めて書いてはいないが「自分より上に自分より年上がいないこと」のほうは達成できていない。2019年に60代でただひとり出走し(当時は、例外として走りたいなら事務局とネゴれってことだった)、ただひとり完走した荻堂さん(私のひとつ年上)が私の4分前にゴールしているからだ。
■記録証
■走り
完走が目標だったし完走するのはしたわけだが、正直なところ、走りそのものはよくなかった。スタートから与那まではそれなりだったが、普久川の1回目からしてへろへろ。ふつうならそろそろ調子が上がってくるあたりのはずなのに。周りとの比較では、毎年、後ろになればなるほど強くなるのに、今年は、後半、むしろ落ち気味で、学校坂のあとしばらく一緒に走った人から最終的に15分ほども遅れている。いつもならついていけるはずだし、脚質的には、最後、先着してもおかしくないというのに。
サイコンの記録は、走行204km、up 2400m、平均時速30.9km/hr、消費3500kcal、NP 171WのIF 0.71、338 TSS。
やっぱりかな~りへろへろだったな。いくら長丁場だと言っても、NPやIF、もっと高くていいはずだもん。IFで0.8、つまりNP 190Wくらいはいくらなんでもいけるはず。2019年なんかIF 0.85が目標パワーだったんだから、そこから落ちてもIF 0.8くらいは、ねぇ。
余談ながら……最高速度は85km/hr、最大心拍171bpm(お~、まだ170台出るんだ)、最大出力590W(9.7倍)、らしい。
もうちょっと走れると思ったんだけどな。でも、走り方をミスったからとかそういうことではないと思う。当日の実力はきちんと出し切った上で、思っていたほどの走りができなかった。そういうことだろう、と。
たぶん、トシだから、ではないと思う。理由は、春の沖縄合宿ではきちんと走れていたから。400 TSSも走った翌日でももっと走れていたわけで。
ということは、やはり、調整を失敗したということなのだろう。
■事前のトレーニング・調整
210kmを走るなら、長時間・長距離の乗り込みをもっとしておくべきだったんじゃないかな。羽地の前で腰ににぶい痛みが出て下ハンがつらくなり、ブラケットで休んだりしたのだが、それって体幹が限界を迎えたってことだと思う。で、体幹をもっと強くするには、乗り込みが一番かな、と。
わりとやってるほうなんだけど、もっと、なのだろう。まあ、今年は長時間・長距離の乗り込みが少なめだったので(←っていうか、乗りすぎだという話もあったので意識的に少し減らしてみた)、例年並みにはってことでいいんじゃないかと思うけど。
長時間・長距離の乗り込みを減らした結果、体脂肪率のコントロールが難しかったっていうのもあるしなぁ。いままでは長時間・長距離の乗り込みで体脂肪を落とし、食事で増やさないように気をつけて、ですんでいたのが、今年は長時間・長距離の乗り込みをしないから体脂肪が落ちにくかったのではないかと。
VO2maxなどの高強度系トレーニングはもう少し前倒しで行い、直前2週間くらいかけて疲れを抜くくらいがいいのではないだろうか。今回、TSBなどの数値は悪くないのに体感で疲れが残っている気がしたし、走った感じとしても、体感のほうが正しかったのだと思う。要するに、高強度のダメージが抜け切れていなかった、トシ取って回復が追いつかなかった、そういうことなのではないだろうか。
■補給食
結果としては、すあま3袋とジェル2袋しか取らなかった。後半もしっかり踏めればもう少し必要になるはずだが、それでも、最低限このくらい取ればと思ったくらい(150kcal/hr)で十分なようだ。スタート時に用意した飲み物も含めると1000kcalくらい取ったので、体内グリコーゲンと合わせて炭水化物系が2000~2500kcalか。消費が3500kcalなら、そら足りるわな。うん。
モノとしては……すあまが食べにくくてよくなかった。柔らかすぎて扱いづらいし(指にくっついて往生した)、口に入れると全体がどろりと溶ける感じで食べにくかった。同じすあまといっても食感がこんなに違うとは。やはり、事前に食べてみておかなきゃいけなかったな(←事前に試していないというのは珍しいミス)。こんなすあまなら、大福のほうがいい。
■その他の準備
防寒着、雨具、サングラスの撥水剤なども用意しておくこと。沖縄在住の内間コーチによると、沖縄は天気の変化が激しく、天気予報は当てにならないと思っておくべきなのだそうだ。今回、スタート前は小やみになったのでギリ大丈夫だったが、前日土曜日並みの土砂降りの中、ずぶ濡れでスタート地点まで走ってそのまま待ったりしたら体が冷え切ったおそれがある。
■コースが例年どおりだったら……
いずれにせよ完走はできたのではないかと思う。安部の制限時間が例年より10分早かったということは、例年どおりなら、安部を制限時間の17分前に通過しているわけで。羽地をとぼとぼ上っても、17分の余裕を食いつぶしてぎりぎり川上関門通過、くらいはできただろうと思う。
■来年に向けて
ゴール直後は、210kmは一度でいいかな~と思わないでもなかったのだが、やはり、来年も210kmを走ろうと思う。もちろん、元気だったら、だが。このトシになると、1年後にどうなっているかなんてまるでわからないから。
序盤の落車祭りはいまの人数なら心配いらない。zwiftレーサーなのかパワーはあるけど集団内でふらふら走る人がいないではないけど、多くはないからなんとかなる。トンネル区間の落ちつきという意味では210kmが一番落ちついている。というわけで、人数が400人とかに増えないかぎり、落車に巻き込まれるリスクは210kmでも高くならないと思う。
今年は、たぶん、準備・調整を失敗したようなので(←おきなわはいつもベストコンディションだったんだけどなぁ)、来年は、そのあたりをうまく準備しておきたい。そして、最後までしっかり走りたい。羽地の上りで3.5倍以上ふつうに出せるイメージで。そのくらい走れたら、順位だって、もしかしたら2桁に滑り込めるかもしれない。
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