じろで庄内2022(215km)
じろで庄内のロングコース(215km)を走ってみることにした。獲得標高は1500mくらいしかない平坦基調だが、おきなわ210kmに向けた長距離練という意味合いも考えて。
金曜日、お世話係誕生会のあと、家族で都心に泊まったので(会社の保養施設的なホテルがあるので、予約が取れれば格安で泊まれる)、都心発。朝ゆっくりしてしまったので、前日受付にはまにあわないだろうなと思ったが、お昼を車走らせながらすませるなどしたところ、ぎりぎりで前日受付に滑り込めた。
朝飯用のパンなどを買って宿にチェックインしてから会場にとって返す。ウエルカムパーティがあるとのことで、一応、申し込んだので。
■パーティはコロナ対策かお弁当(飲み物はノンアルです)
うーん、やっぱ、ソロでこういうところに出てもだめだな。昔もいまいちだったのに、最近はコロナ対策もあってさらにダメって感じ。お弁当食べ終わったらやることない。飲むわけにもいかんし。というわけで、早々に退散。
■晩飯の追加
とうてい足らんかったので(^^;) 地ビール探したけどみつけられず、地酒で。
宿は湯田川温泉の仙荘。2泊3日の素泊まりで17,000円くらい。部屋は5~6人が余裕で泊まれるくらい広かった。温泉はぬるめでよく眠れそうだ。
朝は6時スタートなので、4時ごろ目覚ましで起きて、5時ごろ出発とする。
■朝飯
■会場のサイクルラックが低すぎ
エイドなども同じ仕様だった。低すぎるので使わないか、レバー部分を引っかけるか。
時間前から並んでいて後ろからスタートだろうなと思ったのに、結局、先頭でスタート(^^;)
■ホラ貝に見送られてのスタート
スタートしてしばらくはウォーミングアップで軽く走る。信号で止まったとき、「きつい」「ペース速くない?」みたいな声が聞こえたような……(^^;) 先頭走っている速そうな人からも「ペース落として後ろの集団待ちましょうか」と言われる。今日は終始サイクリングペース???
ちなみに、「速そうな人」は最後まで一緒に走ることになる勝田さん。レースでこんな走りする人いたら即逃げるなぁと思う走り方の人が多い中(ファンライドだからそんなもん)、後ろについても不安のない安定した走り。ロードレースな人なのかと思ったら、そういうわけではないけれど、ふだんの練習で……とのこと。ロードレース系の人と一緒によく走っているのかな。
そんなわけで、田んぼとか田舎風景を楽しみつつ、のんびりペースで走る。と、緩いのぼりで鳥居をくぐるところがあった。そのあたりで、ものすごい勢いでぶち抜かれる。え? なにが起きた? 一瞬踏みかけるが、とてもじゃないけどついていけるペースじゃない。背中を見たらゼッケンじゃない。「本田竜介」って書いてある。招待の人かぁ。あとで聞いたらセグメントを取りに行った、5倍くらいは踏んでいた、と。
「招待の人かぁ。引いてくれればいいのに。っていうか、遊んで欲しいっすよね~」と勝田さん。ですよね~。
そんなこんなで、なんとなくペースが上がり、集団の人数が減っていく。3人になってしばらくすると、遠くにひとりで走っている人を発見。たぶん本田選手だ。3人で先頭交代しながら必死で追う。追う。足が死にかけたところでなんとか追いついた。そこからは先頭固定(^^;)の4人。私は4番手。それでもきつい。と、3番手から先に行けとの手信号。中切しそうなのか。教えてくれるのはありがたいけど、ひとり分を詰めるのがきつい。しばらくすると、2番手につけていた勝田さんも中切。ひとり分ブリッジはしたけど、もうほとんどオールアウト。その少しあと、私も切れる。いや、本田選手、さすがだわ。付き位置でもどうにもならん。
そのあと、エイドで追いついた人などを含め、集団は7~8人に。うちひとりは、こないだの飲み鞍合宿でご一緒した東海さんだった。どっかで会ったようなと思っていたら、先方が先に気づいて、「乗鞍でご一緒しましたよね」と言ってくれた。そうだ、そうだ、そうだった(^^;)
それにしても、この集団、足がそろっていて楽しいけどきつい。私は、例によって例のごとく、上りで遅れそうになりつつ、ぎりぎりで着いていく。上りきりはオールアウトに近かったりする。平坦はいいんだけどねぇ~。
半ばの海岸線を南下するあたり、おきなわの海岸線をほうふつとさせるものがあった。ここも本田さんメインのローテで限界まで飛ばす。飛ばす。
いや~、きついけど楽しい。この走りをするために、ふだん、トレーニングしているのよね~。
■エイドでとち餅
■とち餅
小中高と栃木県(県木がトチノキ)、大学院が米国オハイオ州(州木がトチノキ)とトチノキには縁があるのに、とち餅を食べるのは初めて。手間がめちゃくちゃかかるのに別においしくない、昔は食うものなかったんだろうねって聞いていたけど、そんなことねーよー。おいしいわ~。ぎんぎんに走ってお腹空いてるからなのかもしれないけど(^^;)
お腹と言えば、じろで庄内、エイドはたくさんあるけどカロリー的には不足気味。いや、我々みたいに強度上げてなければ足りるのかもしれないけど、さ。我々にはとてもじゃないけど足りない。念のためとバックポケットに入れておいたエネ餅、3本、ぜんぶ食い切ったし、もう1本くらいは欲しかったって感じ。
さてさて、上りでもぎり切れることなく集団にとどまる。ペダリングが崩れなくなったからだろう。スマートコーチングでさんざ怒られたおかげだ。
最後、上りがぜんぶ終わったはずのところで、見通しのいい下りが出てきた。ここは得意なところ。というわけで、全力でぶん回し、先頭の本田さんもパス。しばらくした抜き返され、また別の人が先頭に出て、その後ろについてと、まあ、楽しいこと、楽しいこと。
それでもさすがに215kmは長い。鶴岡の街に戻ってきたあたりでは、もう足が残っていない。2番手で信号をスタートしたとき、クリートキャッチに失敗して先頭から切れたら追いつけない。必死でがんばっていたら、後ろが前に出てくれた。中を埋めてもらえるならと……なんだけど、集団の後ろにつく足さえない。結局、ひとり切れてしまった。信号で追いつかなかったらあそこで終わってたわ。そのあとも、信号に何回か助けられ、ほんっと、ぎりぎりで、集団と一緒にゴール。いや~、よかった~。
■会場にはキッチンカーがいろいろと
■お腹空いたので、キッチンカーでルーローハンを買う
■道の駅で晩飯を買いこむ
■晩飯~
ビールは両方とも悪くなかった。タートルエールのほうは、カメの尻尾が入っているらしい。なんじゃそれ。
ゆっくりお風呂に入り、ゆっくり寝て、翌日、新潟回りで野辺山へ。途中、下仁田あたりから下道にして、道の駅下仁田でビール、そのあとの道沿いでさしみこんにゃくを買う(さしみこんにゃくは、先日、バイクで走ったとき買ったお店)。
■道の駅下仁田ではビールを買う
いや~、ウェルカムパーティからサイクリングのあたりはどうなることかと思ったが、最終的にはと~っても楽しく走ることができた。鶴岡まで遠い、遠いと思っていたのは、実際に行ってみると、まあ、なんとかなる距離。これならまた走ってもいいなぁ。
そうだ。心覚えのメモをひとつ。
今回、エアロヘルメット+バイザーで走った。おきなわ210kmは平坦基調の序盤が高速なので、エアロヘルメット+バイザーで少しでもエアロ性能を高めた方がいいかなと思ったので、その練習というか様子見というかを兼ねて、だ。
結論。涼しければいいけど、暑かったらやめたほうがいい。暑くなると、平坦でもバイザーに汗がしたたり、前が見にくくなる。今回はエイドで水洗いできたけど、おきなわはそのまま走り続けなきゃいけない。だし、汗で見にくいからとバイザーを上に回せば、ヘルメットだけより空気抵抗が増えてしまう。おきなわ、暑いときは暑いのよね。涼しめならエアロヘルメット、めちゃくちゃ暑そうなら夏用の風通しがいいヘルメットのほうがよさそうだ。
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