佐渡ロングライド2022(当日)
第1エイド(相川AS)はパス。私としては寄るつもりだったんだけど(イベントではエイド全制覇が基本)、周りがスピード落とさないもので。せっかくいい感じで走れているので、このパックでもう少し行きたいな、と。結局、Sコースが分岐する直前、入崎スイーツステーションまで40km/hrくらいで走り続ける。
さてさて、このあとはどう走るのがいいのか。実は前日、安藤さんから「Sコースはやばい。特に最初のショートカット。一部崩壊でグラベルになってしまっているところがあるし、下りが狭くて荒れてるので注意してゆっくり下る必要がある」とスマートコーチング関連の情報網を通じて連絡があった。当日朝にも、「そういうことだから、SコースはAコースに回ってもいい。Sコースに行くなら、頂上でまとまり、数人パックでゆっくり下るのがお勧め」との話が。
最初はだったら無理せずAコースに回ろうかと思ったけど、走ってる途中に周りからもらった情報では、もうひとつのショートカットは一応なくAコース側を走ることになるらしい。ということは、最初のショートカットを走らないと、ふつーにAコースを走るだけになってしまう。
でもなぁ、グラベルはいやだなぁ。下りゆっくりっていうのもなんだ。
そう、迷いつつ、入崎スイーツステーションについた。
■入崎スイーツステーション
そこでほかの人たちはどうするのか聞くと、せっかくだから上る、上んないとなにしに来たのかわからない、という人が多い。けっこうな人数が走るなら、万が一トラブルがあってもなんとかなる可能性が高くなる。ええいままよ、走ってみるか。もともとSコースが新設されたから来ることにしたんだし。
というわけで、入崎スイーツステーション少しあと、Sコースへと。
上り、道は広くないけどまあまあの状態。ただ、後半の斜度がえぐい。15%超が続いたり。斜度が緩んだからとシッティングに戻し、ほっとしてサイコンを見ると、斜度が12%とか。リアのスプロケ、11-34にしてきて正解だったわ(フロントは52/36)。
もう少しで上りきると思ったら、はい、グラベルが出てきました。
■ここは押しの一手
10%前後の斜度でこれじゃどうにもならない。イベントで押しが入ったの初めてかも(^^;)
下りはたしかにやばかった。道は細いし荒れてるし。下り番長の私がこれはやばいとかな~り抑えて走ったくらいなので。
うーん、つまらん。おもしろくない。せっかく上ったのに、下りがぜんぜんおもしろくない。っていうか、苦行に近い。いつも下りを楽しみに上るのに。Sコース、せっかくだから走ってよかったと思うけど、次回はもういいかなぁ。この下りでは、また走りたいとあまり思えない。
下りきって海岸線はひとりで。上りでばらけてそのままって感じ。しばらくすると、入崎まで一緒だった例のチームジャージの人がひとり追いついて、ふたりで両津の弁当ステーションまで走る。
■お昼のお弁当
昼、と言っていいのかなぁ。まだ9時前なんだけど。
入崎まで一緒だった人たちはみなさん上りが速いらしく(違うって、私が遅いんだって)、たぶん我々ふたりで全員また一緒になったようだ。で、チームの人たちが出発するのに合わせ、チーム以外の人も「すみません、お先に。せっかくなのでこの列車に乗ります」と席を立つ。
そうなるんじゃないかとかなり急いで食べていたけど、まだおにぎりひとつ+αが残っている。しっかり食っとかないと後半ハンガーノックになりかねない(持参した補給も少しずつ追加してはいるけど)。おにぎり以外を口に入れ、弁当箱を捨て場所に持っていき、自転車に戻るまでに最後のおにぎりを食べる。ぎり、一緒にスタートすることができた。いや、ほんとにぎりぎり。走り始めたとき、まだ口が動いていたほど。
というわけで、そこからまたけっこうな人数でローテしつつ飛ばしていく。でも後半に入り、足がなくなってきた人が多いのか、だんだん、ローテするのはせいぜい半分くらいになってしまう。私は一応ローテ組なのだが、上りは前目で入って切れ気味に上りきるといういつものパターンでやっとという感じ。上れないよなぁ、ほんと。
多田エイドで佐渡出身の若者がスローパンク。実家に電話で「換えのホイール持ってきて」と頼むと、空気をめいっぱい入れて走り出す。直後、「来た来た!」と手を大きく振る。対向車線に実家の車が来たらしい。一応、パックの先頭まで「そんなわけで若者が遅れてる。少し落としませんか」と言いに行く。
さてさて、どうなったかなぁと思っていたら、しばらくして若者の姿が。「お~、復帰したね~」と言うと満面の笑みが返ってきた。「これからずっと一人旅はいやですからね~」
■小木エイド
11時ごろに小木エイド着。写真のお菓子、佐渡の餅菓子とのことなのだけど、これがめっちゃおいしかった。しんこという落雁と笹団子を足して二で割ったようなものらしい。ケースの記述から佐渡のだんご屋、しまやさんが作ったものと思われる。買って帰りたいと強く思ったくらいにおいしかった。
■森本さんと記念撮影
GOKISOの森本さんがここで追いついてこられた。例の下りでパンクして参ったよ~ってそれで、かつひとりで、パックに追いついてきたのね。さすが。
このあとはローテの人数がさらに減り、1/3くらいになってしまう。また、ひとり、ふたりと切れる人も出てきたようだ。まあ、ここまで、エイドで休んではいるものの、走ってるところはほぼレース強度で走り続けているからそうなるのも無理はないだろう。
■素浜エイド
最後の素浜エイドはつみれ汁。わかめたっぷりでおいしい。
例のチームの人たちは、そろそろ足がない人も増えたので、ここからは基本的にゆっくり行くとのこと。というわけで、チーム員以外の3人(スローパンクした若者、名古屋からきたひとつ年上の人、私)が一緒に走り出す。佐渡出身の若者によると、このあと上りらしい上りはふたつとのこと。後半になってしんどいが、相対的には強くなっているようで、前半置いていかれ気味だった残りふたりに上りで先行するようになった。
海岸線は3人でローテ……と思ったら、若者が前に出られない。小柄で上りには強いけど、前半でさえ高速になるとローテで前に出られなかったりでローテはするけど先頭は一瞬で交代していたくらいなのでそのせいかと思ったら、最後の上りが終わったところでハンガーノックになったらしい。エイドではそれなりに食べたつもりなんですが……って強度上がること多かったからエイドだけじゃ足らなかったんだろう(私は4個持ってスタートした大福、3個を途中で追加している)。
引かなくていい、残りふたりで回すから付き位置で走れ、3人でゴールしようぜと声をかけ、60台のトシヨリふたりで20すぎの若者を引いて爆走。若者はほんとだめみたいで、そろそろ最後というあたり、このくらいならと踏んで後ろをみたら残りふたりが遅れていて足を緩めたなんてことも。名古屋から来た年上の方はまだ足があるので、若者がついてこれないのを引くために下がっていたのだと思う。
■というわけで、3人で無事ゴール
■完走証
スタート5時31分、ゴール13時9分で8時間8分か。まあ、悪くないのではないかと。
ちなみに、Sコースの上りは計測があって順位が出る。そちらは39人走って21位、男性37人中20位とまんなかあたり。ま、そんなもんっしょ。
■スマートコーチングの安藤さんも出迎えてくれた
Sコースはどうだったかと聞かれたので、それなりのテクさえあれば特に問題はないけど、下りがつまらなさすぎる、走るのは一度でいいやと思ったし、似たようなことを言っている人がほかにもいたと伝えておいた。主催者のほうにも話を回してくれるはずだと思う。
2時ごろには大会会場をあとにできたので、あわてることなく小木港へ。レンタカーを返してからゆっくり輪行の準備をして15:45発のジェットフォイルに乗ることができた。ジェットフォイルでは爆睡。そらそうなるわな。
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