スマートコーチング東北合宿 day3
■大川小学校跡
多少話は聞いていたが、こんなだったとは。この高台はふだんの授業でも使っていて、担任に避難しろと言われて6年生はここに向かったものの、校庭に集合だと引き戻されたとのこと。津波が来るから上に行くべき、ここは津波が来ない場所だから大丈夫と先生方のあいだでも意見はまっぷたつで、最後は、津波は来ない、という結論になったらしい。万が一来たらみんな死ぬわけで、大事をとって、ほら見ろ、大丈夫だったじゃんと笑い話にされるほうがずっといいと思うのだが……そういう考え方をする人ばかりじゃないのよね。
■高台に上がる道
津波のころよりいまのほうが荒れているらしいが、それでも、クリートシューズで上り下りできてしまう。授業でも使っていたくらいなら、みんな不安なく上れただろうに。
■お昼は神割崎で
■一応、神割崎に降りてみた
■神割崎の説明看板
■石巻駅に帰着
手に持っている小さな鯉のぼりは、メンバーのひとりが用意したもの。5月5日は子どもの日だからね~。今日は、これをヘルメットの上から飛び出させたり、バックポケットから飛び出させたりして走っていた。神割崎の屋台では、それいいわね~と声をかけてもらったり。
■石巻から仙台へはまた輪行
早めに石巻まで戻れたら自走するつもりだったのだけれど、けっこう遅くなったので、みんなと一緒に輪行で仙台へ。
■輪行中~
今日のうちに帰るみんなと仙台駅でわかれ、私はホテルへ。仙台でおいしいものをゆっくり食べて体も休め、一応は平日の翌日に空いてる新幹線で戻りたいと思ったので。
■感想
獲得標高はそれほどでもないけど、三日で450kmほどとよく走った。いい感じで追い込めたところもあるし、同行の岸コーチからいくつかもらったアドバイスがよく効いたりもして、来てよかったなと思う。思うのだけれど、リピートはない、かなぁ(基本的に毎年やってる企画らしい)。
途中、放射線制限区域があったりすることからわかるように、原発事故があったあたりを通る。このあたりで接する地元の人たちの雰囲気がちょっと……。昔懐かしい暴走族って感じの集団にも複数回会っているし、コンビニ休憩とかのとき、周りで交わされているやりとりとか、まあ、一つひとつはたいしたことないのだけれど。なんというか、私が子どものころ、九州は田川地区とか、こんな感じだったんじゃないかと思ってしまった(私は炭鉱街で生まれたけど、田川のことは話でしか知らないので違っているかもしれないのだが)。なんというか、補助金ばらまきの弊害が出ている気がするのよね。帰宅して嫁さんに話すと、さもありなん、人間、そういうものよ、という話も。
この雰囲気をまた味わって気分が落ち込むのもなんなので、リピートはないかなぁと思っている。
| 固定リンク
「自転車-トレーニング」カテゴリの記事
- 仲間と房総練~地ビール@三鷹~セミナー(2024.10.27)
- 山からバイクを取ってきた(2024.10.19)
- スマートコーチングいわき合宿(2024.10.14)
- ツール・ド・ふくしまの下見ライド(2024.08.25)
- 鎖骨と肋骨が折れたわけだがニセコはどうするか(2024.06.09)
コメント