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2022年5月29日 (日)

スマートコーチング東京練

この週末はスマートコーチングの東京合宿というかなんというか(みんな自宅から集まるんで「宿」なしなのよね)。もともとは沖縄合宿という話だったのだが、決まったのが遅めだったこともあり、前後とか当日とか予定が入っている人が多いのか合宿の申し込みがひとりだけだったらしい。それくらいなら、コーチの内間さんに東京まで来てもらい、東京でやれば参加できる人がそれなりにいるのではないかという話になったもの。

私は、The PEAKS R10榛名湖の試走と本番のあいだになるので両日参加は無理(だから合宿には申し込まなかった)、1日だけならということで、日曜のみ参加で申し込んだ。ちなみに、月火で試走したあと、水曜は完全休足、木曜1時間強(高強度あり)、金は1時間アクティブリカバーのみの休足、土曜は完全休足で備えたが、後述のように、やはり、回復が追いついていなかったようだ。

8時に相模原スタートし、風張峠から鶴峠経由でぐるっと周回するコース。

野辺山を4時45分ごろに出る。ナビの到着予想時刻は6時半すぎ。2時間もかからない。途中、コンビニで朝ご飯買ったり、また別のところでトイレ休憩したりしても、7時前にはついてしまいそうだ。気温は6℃。まあ、ふつうだな。

東京は暑いようで、日中の予想最高気温は30℃。昨日、この予報をチェックし、あわててパンク修理の道具などをツールケースからサドルバッグに移動、ダブルボトルにした(正解だった)。

■内間コーチを迎えて東京練

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日曜日の参加者は6人、それに内間コーチ、安藤コーチのコーチふたり。都民の森まで、絶妙にひいてもらって死ぬ。……それにしても、やはり、足が重めでいまいち。PEAKS試走のダメージ、でかいなぁ。

■都民の森で販売店チームの人たちに会う

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行き先がかぶっていて、あちらが先に出るイメージだったので、もしかしたらと思ったら、もしかした。

土曜日も参加したひとりが都民の森で離脱。土曜もかなりハードだったらしく、調子が悪すぎるのであきらめるとのこと。その後、風張峠までの上りで、やはり土曜日も参加したひとりが離脱。こちらも体に力が入らなくなったとのこと。土曜日がハードだったのと、日曜が暑くて体に厳しいのと、両方なのだろう。

道の駅こすげでお昼休憩をしたあと、やばい事態に。

ちょっと上ってピークを越え、下りに入る。最初の右カーブで下りがあまり得意でないというおふたりを抜き、安藤さん、内間さんを追う。そのせいで次の左カーブは安藤さん、内間さんより速めの速度で突っ込むことに。とはいえ、無理はない範囲。カーブを抜けてちょっとでおふたりに追いつくなと思ったのに……曲がれない。あきらかにスピードオーバーだ。やばい。あわててブレーキを強めたら後輪が横に滑った。しかたないので、いったん前後輪ともブレーキを解放してちょうど迫ってきたグレーチングを越える。再度、フロント強めでブレーキかけるが……うん、曲がれない。バイク倒したら転ぶしな。速度の落ち方もよくない。だめだこりゃ。対向車線の範囲でどうにかなる範囲ではない。なにをどうしても転ぶイメージしか湧いてこない。やばい。ガードレール激突か……激突の瞬間、上に飛べば体はそれなりですむかな。あ、ガードレールが切れてる。その切れているところに滑り込めるか、手前側のガードレールにギリ突っ込むか。ガードレールはいやだけど、切れているところまで確実に持っていける気もしない。一応、少しでも左に曲がる方向で努力はするが、基本、バランスとるのがせいいっぱいでそれ以上のコントロールは完全に失っており、衝突コースを選ぶなんてぜいたくはあまりできない。

そのちょい後、道から飛び出した。ガードレール激突も考慮し、右上に飛び気味で倒れる(最悪、足はガードレールに当たるかもしれないが、頭や上体はガードレールを飛び越えるはず)。パタンというほどスピードが落ちてはいなかったが、かといって、ザザーというほどのスピードも残っていない。そんな感じ。倒れたまま、セルフチェック開始。ガードレールは避けられたらしくやばい感覚はない。ハンドルから手を離して立ち上がる。立てる。痛いところは……ないに等しい(アドレナリンで感覚がおかしくなっている可能性あり)。そのあたりで安藤さん、内間さんが来られた。肩は動くか? ゆっくり動かせ。手は? にぎったり開いたりは問題ないか? 頭は……ヘルメットを見るかぎり打った様子はないな。などなど、チェックしてくれる。やはり大きな問題はなさそうだ。右のひじとひざの横に擦過傷、くらいかな。

自転車も安藤さん、内間さんがチェックしてくれた。これ、ハンドル下がってないか、この位置だったんじゃないかと思われる線があって、それからすると下がってる気がするんだがと尋ねられる。バイクの左に回ってハンドルを持つと、うん、下がってる。コースアウトして飛び上がり気味にしたとき、がつんと体重がかかったのだろう。そのあたりを修復して走り始める。

あ、ハンドル曲がってる。安藤さんにその旨伝え、すぐにまた止まって修復。

そのあとも少し下り。オーバーランしたからってびびったら肩に力が入り、またおかしくなる。体重はBBに、手はハンドルに添えるだけ、上半身の力は抜くイメージなど、基本を確認しながら下る。うん、特に問題はない。

そのあとは鶴峠。遅れ気味なのはもともと上れないからであって(^^;)、力を入れておかしくなるところはない。大丈夫そうだ。気を取り直してがんばろう。

鶴峠は最後尾で通過。すぐ前にいた安藤さんが峠で待っていて先に行けという。オーバーランもあったし、後ろからあれこれ確認しようということなのだろう。そこまでしてもらわなくても大丈夫だとは思うけど、せっかくなので見てもらうことにする。

そして、三つめか四つめの左ヘアピンでまたオーバーラン。オーバーランしたあとでマージン大きめに取っていたこともあり、対向車線の真ん中あたりまでは行ったけど、逆に言えばそのくらいでふらふらと戻ることができた(ここでも、やばいとブレーキ強めたら後輪滑ってブレーキ緩めて……とやらかしている)。

うーん、オーバーランなんてここ数年では何年か前に一度やっただけなのに、しかもそのときだって、コントロールを失うなんてことはなく、カーブを小さくしきれず対向車線まで少しはみ出しただけだったのに……なんなんだ。しかも、攻めてるわけではなく、安全マージン大きめに取って気持ちよく下るという走り方なのに。暑くて集中力がなくなってる?(集中力がなくなっていても自分ではわからないはず。判断する能力そのものがおちているのだから)

このあとは安藤さん先行。こいつやばい、スピード調整はオレがやるからそれに合わせろってことだろう。

温度が上がるとブレーキ効きにくくなる、大きな温度変化で感覚と実際が合わなくなっているんじゃないかとの指摘も。

え~? そこまで違うもん? まさか~。

疑問に思いつつ、そのあと、いまスピードはこのくらい、このくらいブレーキかけたらこのくらい減速するはずっていうのを、改めてしっかり意識してからブレーキングというのをくり返してみた。あきらかにおかしい。思ったほど減速せず、バイクがすぅ~っと前に出てしまう。フロントが効いてない感じ。なんというか、雨の中、晴天時と同じ感覚でブレーキかけたらこんな感じになるんじゃないかと。こえぇ。

こんなこと、あるんだ~。

野辺山はまだ涼しくて日中も20℃まであがらない中を走っていた。対して今日は急に30℃。お昼休憩ではバイクラックで直射日光がんがん。で、走り始めた直後。悪条件が重なってのことで、ここまでの影響が出るのはそうないはずだとは思うけど。

意識と現実がずれているとわかれば対処のしようもある。また、直射日光の影響は時間がたてば消えていく。そんなわけで、そのあとは特に問題なく走ることができた。

■感想

この日のTSSは320。距離と獲得標高もそれなりだったけど、それ以上に強度が高くてきつい1日だった。暑かったのもね~。暑くて大量に水分を取ったからか、胃の調子がおかしくて最後のほうはがんばらないと補給できない感じになっていた。暑熱順化って大事だわ。

あと、記録によると、心拍がいろいろ今年最高値だったらしい。5秒187bpm、1分も176bpm。まだそこまで出るのかぁ。

ブレーキフィールの変化については、移動などで気温が大きく変動するときには気をつけよう。意識と現実がずれていないか、何回か意識的にブレーキングして確認し、ずれていたらずれていることを前提にブレーキングするようにしないといけない。いや、ね、ブレーキ効かないの、マジ怖いっす。

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コメント

ちなみに私の装備は、リムブレーキのカーボンホイール。アルミホイールならここまでのことにはならなかったかもしれないし、ディスクブレーキならこういう変化も起きにくいのではないかと思う。

投稿: Buckeye | 2022年5月31日 (火) 07時24分

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