桜のアルプスあづみのセンチュリーライド2022
アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)は、2015年、2018年(桜)に続く3回目。ここ2年はご多分に漏れずコロナ禍で中止だったが、今年は復活したので走ることにした。それにしても……こういうイベントへの参加者、減ったなぁ。AACRはいつも抽選だったのに、今年は、抽選なし、エントリー期間延長で、実際走っても、あ、少ないって感じだった。
今年のカテゴリーは160kmと120kmで、私がエントリーしたのは160kmの一番遅くスタートする第4組だ。第4組なら7時スタートなので6時くらいに現着すれば当日受付で走れる。ということは、4時起きして4時半ごろ野辺山を出ればいい。ふだんの起床時間が4時半~5時半なのでこれなら無理がない。ちなみに、走り終わったら、松本で後泊する。獲得標高1500mくらいとあんまり上らないとはいえ、かなりの長丁場を走るので、そこから2時間も車を走らせるのはちょっと怖い。いいかげんトシなんで。
というわけで4時起床、4時40分ごろ出発。
-2℃。寒い。しかも最初が下りで、アクセルオフだとエンジンが止まるからか暖房の利きが悪い。
6時10分ごろ現着。遅くついたので当然だが、一番遠い駐車場に車を止め、自転車の用意をして会場へ。ささっと受付をすませて(列の類いはなし)車に戻り、ゼッケンをつけたりしてからまた会場へ。トイレをすませてスタート待ちの列に加わったのは、スタート10分前を切っていた。
■スタート待ちの列
2017年にチャリダー取材班と一緒に走った南アルプスロングライドでご一緒した方がサポートライダーとして参加されていて、ご挨拶された。参加されてたんですね、なにも書かれていなかったから参加されるとは知らなかったって、そうか、走りに行くってSNSに書いとくべきなんだな(^^;)
それにしても、人数少ないなぁ。エントリーが抽選になるくらい人気のイベントだったのに。
7時から順次、4人ずつスタートしていく。
服装は、薄手アンダーに夏用上下、アームウォーマー、レッグウォーマー、薄いシューズカバー、冬用の薄手グローブ、ウインドベストにウインドブレーカーの重ね着(^^;) 準備していたときの気温が予報より低く、5℃ないのだ。だからまずは厚着でスタート。日中は20℃弱まで上がるはずなので、ウインドブレーカー、ウインドベストは順次サドルバッグに入れてしまう(AACRに長い下りはないのでサドルバッグにしまってしまっていい)。手袋も夏用指切りを持っておいて適当なところで切り替える。
さて、体が温まるまで10分くらいはのんびりペースで、そこからは低めテンポまで徐々上げしていく。景色のいいところでは止まり、エイドを堪能しつつがんがんに走るのがいまのやり方。走りも景色も食べ物もめいっぱい楽しもうというわけだ。バックポケットにはコンデジも入れている。景色を見るためもあり、人の後ろは走らない。前より横を見たいもん。
■大きなしだれ桜
こんな感じで満開の桜があちこちに。あんまり上らないAACRでも標高はそれなりに上下するし、南北に長く走るので、場所によって咲き方が違う。そのあたりを楽しみつつ走る。
■第1エイドに向かう上り
左折し、エイドに向かう道に入った瞬間、残雪の山々が目に飛び込んでくる。前回もそうだったが、思わず声が出た。いや~、いい天気だ。1週間くらい前は雨予報だったりして心配したし、実は翌日、車でまたここを通ったのだが、山は雲に隠れてまったく見えなかったりした。ほんと、ラッキーだった~。
■第1エイドから見ると花畑の向こうに残雪の山
■第2エイドに向かう道
こちらは、左折した直後、歩道側に桜並木が。とうぜん、歩道側をゆっくり走る。
それにしても……第1エイドから第2エイドまで20kmもない。第1エイドでパン2個にスープを食べ、第2エイドでまた豆腐汁に紫大福(白馬で作っている紫米なるものを使っているそうだ)を食べ。この調子だと、摂取が消費を上回りそうな気がする。いや、まあ、少なくとも私はがんがんに走っているからか、そんなことはなかったようだけど(^^;)
そうそう、豆腐汁がとってもおいしかった。地元の豆腐屋さんの豆腐と揚げを使っているとのこと。そういうところのもののほうがおいしいんだよな~。野辺山だと、地元スーパーにはそういうお豆腐もあるので、必ずそっちを買ってる。東京だと買えないのが残念だ。
■第3エイドに向かう途中、橋の上から
橋に出た瞬間、左にまた残雪の山々が。けっこうなスピードで飛ばしていたので、ブレーキの合図をしてからゆっくり減速、止まったのは橋の真ん中あたりだった。そういや、前回もここ、止まったんじゃないかな。
山もきれいだが、水が、ね~。
■第3エイドはねぎ味噌おにぎり
第3エイドは、7月に走る予定にしている北アルプス山麓グランフォンドのスタート地点の少し下だった。エイドに向かう道がけっこう傾いていて、押しが入っている人もいた。
あづみの名物と言われているねぎ味噌おにぎり、今年は、コロナ対策ということでこういう形だった。ちょ~っと味気ないが、おにぎり自体はやっぱりおいしい。
ちなみに、背景に写っている白いモノは雪だ。
座ってもぐもぐしていると、隣から二人組の会話が聞こえてきた。
「ここ、11時までに通らないと、この先、行かせてもらえないんだよね」
「4組とか、きついんじゃないか?」
「ここまでオーバーペース気味で走ってきてこの時間だもんね」
ゼッケンからたぶん40分先発した2組の人たち。時間は10時をちょっと回っている。たしかに足がない人はきついかも。そう思いつつ、声をかけた。
「あ、私、4組です」
「え……たしかに」
「エイドも寄ってきたんですよね?」
「はい、それはもう。あづみのはおいしいって言われているのに、エイドパスなんてありえません。きれいなところでは止まって写真撮ったりもしています」
「それは速い」
「がんがんに走り、止まるところは止まるっていうのを基本にしてますから~」
■水は大町の湧水だった
このあとは、青木湖の湖畔を通り、白馬へ。白馬のあたりは車が多くて走りにくい。いや、多いったって東京とは比べものにならないのだが、このあたり以外は車の姿を見るのが珍しいってほどで、前なんてちらちら見てればいいって思えるほどなので(^^;)
■橋の上から
山はやっぱりきれい。特にこの時期は残雪が多くて好き。緑のAACRの時期も残雪はあるが、量がまるで違う。こちらはまだまだ冬って感じで迫力がある。
■また別の橋の上から
こちらは戻り始めてからなので、対向車線側の歩道に行き、端の真ん中あたりまでゆ~っくり進んだ。歩行者いるんだもん。
AACR、風景は行きのほうがよくて、戻りはイマイチだと思う。それもあり、向かい風だったこともあり、下ハンでがんがんに飛ばしていく。いいかげんたくさん抜いてしまい、ほかの参加者はまばら。コースまちがえそうだな。
と思っていたら、案の定、曲がるべきところをまっすぐ行ってしまったらしい。地図とコースをしば~らく見比べ、現在位置とコースをなんとか把握。少し戻って横移動すれば、コースに復帰できるし、エイドも飛ばさずにすみそうだ。
■最終エイド
無事、最終エイドにも寄れた(^^;)
帰着は14時10分。第4組では、上りで軽快に抜いていった二人組に続く3人目、かな、たぶん。かなり抜いてきたので、戻っている人は少なく、会場はがら空きだ。
最終エイドのあと、日が陰って気温が下がり、薄ら寒くなっていたこともあり、リンゴパイをもらって早々に退散。
本日のお宿はクア・アンド・ホテル信州健康ランド。2015年のAACRで泊まったところだ。宿泊施設が併設されたスーパー銭湯という感じのところ。お風呂がでかくていろいろあるのがいいところ。部屋は可もなく不可もなく。お湯を沸かすポットがないのだけは残念だ。
■コンビニスイーツでおやつ
なんだかんだお腹が空いたので、途中、コンビニでプリンとコーヒーを買ってきた。一風呂というか二風呂というか浴びてからゆっくりおやつにする。
それにしても……アルプスあづみのセンチュリーライドって細かな工夫があるんだよな。
■当日必携カード
トラブルなんてめったにないけど、それだけにトラブったらどうすればいいのかわからなくて困ることになるわけだが、これがあれば、どこにどう連絡すればいいのかわかる。
■松本観光名所の無料招待券
大会期間の少し前から少し後までっていうのがいいよな。以前、美ヶ原ヒルクライムだったかなぁ、後泊した翌日には使えない設定で意味ないじゃんと思った記憶がある。今回も結局は使わなかったけど、さ。
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