SC沖縄冬合宿-トレーニング
26日(土)と27日(日)は集団で走る。基本的に140kmのコースをトレースするのだが、名護発着なので1日の走行距離は180km近い。コーチは沖縄在住の内間さんが帯同。
初日はコースを確認したり攻略方法を内間さんに説明してもらったりしながらなるべく集団で走る。上りでばらけたら、上りきりなどで前が待つ。お昼ご飯におきなわそばのほか、売店でいろいろ買って食べたりしながら走るので持参する補給食は少なめでいい。
■辺戸岬の売店ではスパムのおにぎり
二日目はなるべく止まらないで走りきる。与那・普久川の上りなどはどうしてもばらけるので多少は待つが(っていうか、私が待たせることになる)、休憩は少なく、短くするし、どっかり座ってお昼ご飯というのもナシ。なので、補給は大めに持つ。私はエネ餅を6本持ってスタートし、それ全部と売店小休止で買ったプリンにくんじゃんナントゥというお餅を食べた。まあ、つまりは足りなかったということだ(^^;)
■プリンとくんじゃんナントゥ
140kmの大半は100kmと同じコースなので(140kmは与那・普久川を2回上る)、なんども走った道ではある。ただレース時は道と周りの選手ばかりを見ていてそれ以外を覚えていない。それこそ斜度変化などもまるで頭に入っていなかった。なので、内間さんから攻略方法としてこのあたりから斜度がどうこうで……などと聞きながら、また、Garminで先の斜度を確認したりもしながら走ってはじめてわかったことがいろいろとあった。いつも普久川のあたりとか、いつもオールアウト状態でとにかく足を回すことしか考えてなかったもんな。
そうそう。ギア、フロント52/36でリア11-28がいままでの組み合わせだったのだが、次回は11-30にしようと思う。この2年でペダリングがかなり変わって上りのケイデンスも高めになっているので、その分1枚余分にあったほうがいいようなのだ。これが実感できたのは大きい。
走行は、ふつかとも、距離180km、獲得標高2300mくらい。TSSは初日が402、二日目が316。同じコースなのに初日のほうがTSSが大きいのは、まだ元気だったから、また、休憩が多い分、走るときは強度が上がっていたから。
車がいないところでは2列ローテの練習も。最後尾で下がる列から上がる列に移るとき、早めに上がる列へと思った瞬間、内間さんにバックポケットを引っぱられた。けっこういいタイミングのつもりだったのに、まだ遅いということなのだろう。それからしばらく、前と後ろ、両方とも寄るタイミングを改めて考えながら走ってみた。で、気づいたことがある。
そうか。隣とハンドルがぶつからなくなった瞬間に寄り始めていいんだ。ハンドル部分が横に並んだときぶつからないぎりぎりが一番近いわけで、そこを過ぎれば、多少横にずれてもぶつかることはない(斜行になるほど急激に寄るのでなければ)。横にずれていくスピードは、最後尾なら隣の腰のすぐ横をハンドルが通るくらい、最前列なら自分の腰が隣のハンドルのすぐ横を通るくらい。
はっきりとした目安ができたことで、2列ローテで列を移るのが一段楽になった。
オンラインサーキットを中心にスマートコーチングでいろいろと教えてもらった結果、この2年ほどでペダリングがかなり変わった。自覚もあるし、岸コーチにも、2年前、がんがん怒られていたところが最近はちゃんとできてていいっすねと言ってもらえるようになっている。今回、普久川の上りでオールアウトして先頭集団からは後れたわけだが、それでも最後までペダリングが崩れなかったのは大きな自信になると思う。おかげで、普久川ダムのちょい手前は、短い下りで回復した分を次の小さな上りでぜんぶ使ってオールアウトをくり返すことになり(それができた、ということ)、死にそうにしんどかったりしたわけだけど。
内間さんからは、優勝争いに役立ちそうなアドバイスがあちこちであっていた。残念ながら、そのあたりではとっくにグルペットで協力体制一本槍になっている私には使いようがないアドバイスだったわけだけれど、それでも、どこそこで道がこっちに曲がるから風向きが変わるのでそれを活用してどうこうとか、そうか、そんなことまで考えて走るんだととても興味深い話ではあった。
私は距離や時間が長くなったほうが相対的に強くなることが多いのだが、今回は、地足がグループ内最低であること、とくに二日目の5人ではまちがいなくそうであることなどから、得意なはずの平坦でさえ、高江あたりからローテに入れなくなり、付き位置でなんとか切れずにするのがせいいっぱいとなってしまった。安部にあるちょっと長めの上りではついに切れるし(不調で二日目は車でサポートしてくれた人がいて、車ペーサーでなんとか集団に復帰)。それにしても、上りは2.5倍しか出せないほどへろへろになっていても、下りになるは4~5倍超が踏めるのは不思議。体の使い方が違うから、らしい。ということは、やはり、上りに必要な筋力がまだ足りないってことなんだよな。
最後の最後、川上からゴールに向けて走るあたりは、平坦もしんどいほどへろへろ。このあたり、いつも、最後なんだから出し惜しみしないで踏もうよって回りに心で呼びかけていたりしたのだが、ごめんなさいって感じである。踏めなくなったらまじ踏めないのね。
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