« スマートコーチング伊豆合宿-2日目 | トップページ | The PEAKS Round 8@奥日光-前日 »

2021年5月27日 (木)

ペダリングの改造

■ダンシング

先日のスマートコーチング伊豆合宿以来、ダンシングがもう少しなんとかならないか、折々考えている。

合宿初日、ダンシング練習の話で、私は(↓)のように書いている。

シッティングのペダリングは下死点ちょい前からももを引き上げる感覚にして大きく前進した。ダンシングも、引き上げを意識しろ、引き上げがちゃんとできてないと言われる。じゃあと引き上げを意識すると、今度は、少しよくなったけど、出力上げすぎでケイデンスがどんどん上がり、自分で自分の首を絞めてるよ、リズム保ってと言われる。でも、さぁ、下死点で踏み抜かないように引き上げたら、当然、その体重は踏み足にかかるわけで、そうなれば、ペダルが下がる力が大きくなって出力上がるし、ペダルが下がるスピードも速くなってケイデンスが上がってしまうはず。やっぱ、なにかまちがえてるんだよな。

ここに書いているのは、基本、物理的な話で、どうしてもこうなるのが当たり前、というものだ。でも、それじゃいけない。

現象として一番まずいのは、下死点でペダルを踏み、その反動で逆足に体重を乗せるペダリングになっていること。でも、ね、下死点でペダルを踏まなきゃ、どうやって、右から左へ、あるいは左から右へ、体重を移せるのか。シッティングはサドルという支点があるからいいけど、ダンシングは支点がない。背中で引いてハンドルを振ることで? いやいや、うまい人のダンシングって軽やかで、そんなすごい力をハンドルにかけているとは思えない。

ペダルが重ければ、そこに力をかける形で反対足を引き上げられる。実際、ダンシングで600Wなどの高出力を出しているときは、下死点まで踏み抜かず、逆足を引き上げる形でペダリングができている。これは、ペダルが重く、そこに体重をかけられるからできること。FTPやVO2maxでは、そこまでペダルを重くできない。

どこか、力をかけても動かない支点があれば踏み抜く必要がなくなるけど、そんな支点ないし……と、そこで、ふと、思った。上死点なら力をかけても動かないよな。

もしかして、いままでは踏み始めが遅すぎたのかも。1時くらいから踏んでるんじゃないだろうか。1時からだと、体重がかかった瞬間、高出力でペダルが重くなっていないかぎりペダルが急降下してしまい、逆足を引いてくるのがまにあわない。そもそも、12時で踏み足に体重がかかっていないのなら、その体重は、6時側の足にかかっているはず(つまり、下死点まで踏み抜いているはず)。下死点まで踏み抜くなってことは、12時で踏み足に体重をかけろということなのではないか。

というわけで、とりあえず、ローラー台を使い、上死点で体重をかけるイメージでダンシングをしてみた……できない。だろうとは思ったんだけど。これでできるくらいなら、すでにできてるはず。12時から踏むって意識はもともとあったんだから。

12時の上死点で一瞬ペダルを止めるくらいのつもりで踏んでみる。これもだめ。するりと回ってしまうか、ほんとに逆回転するか。

最後は、ペダルを回し続けながら、上死点で真下に力をかける、を実現したいのよね。だから、戻ってしまうようなタイミングでは踏むことができず、どうしても、ちょっと踏み遅れがち→遅れるからだめ。

もしかすると、足首を曲げれば、ペダルを止め、上死点で踏んでも後ろに回ることがない、足が下に行くとき、ペダルは前に押し出されるから……とやってみると……もしかすると、これ、悪くないかも。逆足を引き上げる感覚もある。あと、上死点で足首を曲げて踏み込むのは、腰が後ろ気味にないとできない。体が前に行っていれば膝も前に出て、その分、余計に足首を曲げなければならず、苦しくなるのだ。そういえば、ダンシング指導のとき、体を寝かせて後ろ気味にしろみたいなことを言われた気がする。

これでしばらく練習してみることにしよう。

■シッティング

前からよく指摘されているのだが、今回の合宿でも「肩が上がりがち」と指摘された。気づくと肩が上がっていて、ふっと下げるをくり返す。慣れるしかないのかなと思っていたが、ダンシングについていろいろ考えていると、つい、こちらについても考えてしまった。

肩が上がるのはなぜだろう。ひじが前に上がるから? 肩が上がるからひじが前に上がっているのかもしれないけど。

とりあえず、ひじ→肩だと仮定。で、ひじを上げたほうが楽な理由があったりしないか?

そう思いながら、改めてブラケットの握りを観察すると……手首が曲がっていて、ひじをあげると、この曲がりが少なくなる。ここが大本の原因だと仮定すると、手首が曲がらないようにブラケットを握ればいいはず。

……だいぶいい気がする。

ブラケットの形や角度に合わせて握るのではなく、体のほうに合わせて握る、べきなんだよな。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、つい、道具に合わせてしまう。

|

« スマートコーチング伊豆合宿-2日目 | トップページ | The PEAKS Round 8@奥日光-前日 »

自転車-トレーニング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スマートコーチング伊豆合宿-2日目 | トップページ | The PEAKS Round 8@奥日光-前日 »