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2021年5月30日 (日)

The PEAKS Round 8@奥日光-当日

5時起床。夜中、それなりに目が覚めたが、それなりには寝ている。まあまあ、かな。

■朝ご飯

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足りない。まったくもって足りない。小さめおにぎり×3個じゃ、せいぜい400kcalがいいところ。1000kcalは欲しい。というわけで、追加を。

■追加のパン

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PEAKSで当日朝のお弁当が足りないのはいつものことなので(っつーか、我々の必要量が尋常じゃないから足りないのが当たり前)、追加を用意してあるのだ。補給食のカステラ×3本(450kcal)も朝飯に追加したので、全部で1000kcalというところかな。で、スタート直前、受付時にもらった補給食(マナバー、200kcal)を食べてしまう(←初のものを途中で食べるのはいろいろリスクが大きいのでスタート時に)。

なお、一気に食べると血糖値スパイクがでてしまうので、準備をしながら少しずつ食べていく。

準備には、ノーマルスタートする知り合いを見送る、も入っている。

■ノーマルスタートの知り合いを見送る

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■骨折から復帰したばかりの知り合い……

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時間はたっぷりあるので、落ちついてゆっくりと準備を進める。

標高が高いのでかなり涼しい。気温は、ド変態がスタートする8時でも一桁、最高気温が16~18℃というところか。雨には降られずにすみそう(にわか雨は否定できない)。というわけで、服装は、夏用アンダーに夏用上下、ウインドベスト、指切りグローブ、アームウォーマー、ニーウォーマー、ぺらぺらのシューズカバーを基本にする。長い下り用にウインドブレーカーも(朝一は着てスタート)。朝一は寒いかもしれないので、オーバーグローブも用意した。

補給は多めに持参する。

■持参する補給食

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大福は成城石井の大きめで、2個500kcal(ジップロックに入れて持つ)。ゼリー(2本合計280kcal)は最後用。その他は、先日発売されて話題になっている文明堂のV!CASTELLA(150kcal×6本の900kcal)。

■飲み物

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涼しいのでボトルは1本。飲み物にもカロリーを追加する(全部で500kcal)。左上のは塩グミ。涼しいのでいらないとは思うけど念のため。

持参カロリーは合計2300kcalというところ(最初のドリンクも100kcalくらいあるので)。今回「増し」はなくコースがノーマルと同じなので、消費は5000kcal強だろう。カロリーの半分近くは体脂肪からなので、持参補給食だけでもギリ足りるはずだ(もともと体に1000kcal分くらいグリコーゲンがある)。いわゆる補給食(上側の写真)は10個。1個のカロリーが100kcal(赤いエネルギージェル)~250kcal(大福)。1時間ごとにひとつずつ、を目安に食べていけばいい。それにプラスαで適宜エイドの食べ物も食べればハンガーノックの心配ないはずだ。

飲み物用とゼリー2本はサドルバッグ(重いものはなるべく自転車に)、それ以外はバックポケットだ。道が荒れているとのことなので、チューブは、念のため2セット用意した(2回もパンク修理してたら、まずまちがいなくタイムアウトだけど)。

■カンニングペーパー

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チェックポイント、ステッカーポイント、エイド、峠の距離と標高を一覧にしたカンニングペーパーを用意し、ハンドルに貼った(エアロなのでこのくらの大きさまで貼れる)。左端のR1……というのは、分割してGarminに入れたコースの番号、右側の時間は各ポイントの撤収時刻である。これに遅れるようでは完走は無理と思ったほうがいい。その目安にと撤収時刻もメモしておいた。

■変態割スタート

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我々の1時間前にスタートする変態割もお見送り。宿が近いとこういうことが気軽にできていいよな。

■我々ド変態割のスタート

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いよいよ我々のスタートである。30人くらいか?

思っていたより暖かい。というわけで、オーバーグローブはサドルバッグへ、ウインドブレーカーも脱いでバックポケットに。結局、この日は、ウインドベストの前を開けたり閉めたりだけで走りきってしまい、オーバーグローブとウインドブレーカーは単なるお荷物と化した。保険なんで、持って走ったことを後悔はしていない。実際、最後は冷えッ冷えだったもん。

分割スタートの3番目だか4番目だか最後のグループで8時1分にスタート。120号線を金精峠に向かって走り始めると……ノーマルスタートの先頭とすれちがった。予想どおりだ。私もそのくらいで帰ってこないとな(ノーマルも先頭は上れる人なので)。

金精峠まではじっとがまん。例によって例のごとく、遅れ気味になっては斜度が緩むと追いつくのくり返しだ。峠を越えて下りに入っても、みなさん、ゆったり下っていく。え? ここしか稼ぎどころないのに? スーパーグランフォンド軽井沢のアンバサダーでご一緒した村山さんも出ていかない。前日のニコン部屋で、ここしか稼げないって言ってたはずなのに。んんん、どうしよう。でも、ここでがんばらないと終わるかもしれない。というわけで、腰を上げてガツンと前へ。ほかの人のことは考えず、自分のペースで下っていく。

しば~らく下って後ろを確認すると村山さんだけがついてきていた。あ、やっぱ、村山さんはついてきますよね~。声をかけたら「だって、ここしか稼ぎどころないんだもん」と。ですよね~。というわけで、そこからは、ふたりで先頭交代しつつぎんぎんに下っていく。相手が相手なので車間も詰めっ詰め。上ってくる人たちには、あのふたり、頭おかしいんじゃないかと思われたかも。ちなみに、ここの下り、たぶんちょっとだけあった上り返しだと思うんだけど、本日の最大出力が記録されていた(^^;)

ド変態はスタートが遅く、車が増えて飛ばせなくなるというのが前日検討会で出た懸念なのだが、金精峠の下りは、前にも後ろにも車の姿がなく、好きに走ることができた。端っこでなにか踏むといやなので、走行ラインは車線のセンター付近をほぼ道沿いに走るイメージだ。

上りで先行した人もどんどん抜き、たぶん、ド変態のトップでST1に到着。スタートから53分。

村山さんはステッカーもらっただけで上り始める。私は、バナナ半分をもらい、口をもぐもぐさせつつ後を追う(停止は30秒)。追うったってなにせ上りだ、だんだんと離れていくんだけど、さ(^^;)

金精峠までの上り返しでド変態の大半に抜かれるかなと思っていたのだが、幸いそこまでのことはなく、ド変態の真ん中より前では金精峠を越えられたと思う。そうそう、金精峠に近づいたあたりから、別スタートの参加者を抜き始めた。変態スタートでも我々の1時間前。ここで抜かれるようでは完走はおぼつかないだろうなぁ。

スタート地点(CP1)、湯ノ湖までの下りも車がいなかったので好きに走ることができた。いい感じだ。

CP1には鋭角右折になる。入り口が見えにくくて、通り過ぎそうになってしまった。左端に寄っていったん停車。後ろから来た車をやりすごしてからUターン気味に曲がる。

CP1には2時間19分で到着。デスライドでご一緒した人がスタッフにいて、「早いね~」と感心してくれた。うん、ここからあとは遅れる一方の可能性があるんで、ここは早く帰ってこないと。コーラのミニ缶1本とバナナ1本補給。減ったボトルも満タンに。

120号に戻り、少し下ってから山王林道へ(ここ下るということは、今日の最後は上り。時間ぎりぎりで上るのはつらいかもと思いつつ)。

山王林道の上りは悪くない。林道だけど、道幅はまあまああるし、いろいろ落ちていたりはするが路面そのものはそれほどひどくない。これなら、戻り、車さえいなければそれなりのペースで下れそうだ。

山王峠までup 350mは27分、平均出力183W、NP 187W(3.0倍)。スタートから2時間58分で通過。いまいち出力低めな気がするが……要所要所ではちゃんと踏めてるからなんとかなるだろう。

山王峠からの下りは……長い。荒れてる。落ち葉も多い。たしかに、これは飛ばせないわ~。右カーブは山でほとんどブラインドだし、左カーブも木が生えていて対向車が確認しにくい。車はさすがに見えると思うけど、オートバイだと見落とす恐れがありそうだ。細い道の左半分、カーブは左ベタで、対向車がいたらさらに左に寄る、寄れるくらいのスピードで下る。

途中、道確認で止まったりしつつ、ST2まで。ST2到着は3時間48分。その先、AS3には3時間59分。ここはコーラのミニ缶1本とバナナ半分、パン1個をもらい、ボトルを満タンに、また、トイレにも寄った。それなりの休憩で7分停止。そのあいだに、ド変態が続々到着。カレーをもらっている人も多い(私はパス。カレーは食べるのに時間がかかるので)。

このあとは23号の緩い下り。AS3前後の23号は車が多くて飛ばせないとの予想だったが、車が少なく好きに走れる状態だった。ラッキー。気持ちよく下っていく。順調、順調。タイムもいいし、ド変態の真ん中より前だと思うし。トラブルでもなければたいがいなんとかなるだろう。

ふと気づくと、なんか変な音がしている。なんだろうと思うけど、なにせスピードが出ていて、道以外に注意を払う余裕があまりない。でも、ずっと聞こえるってことは、回りからじゃなくて自分の持ち物からだよな……こんな音たてるモノ、持ってたっけ? あ、Garminか。え? オフコース??? (ふだんGarmin使わないもので、慣れていないのだ^^;)

止まってGoogleマップで位置を確認。23号から外れてないし、南に下る道はまだ先だし……ふと思って地図を拡大すると……あらら、南に下る曲がり角、通り過ぎてんじゃん。

しかたがないので、えっちらおっちら上り返す。なにせ気持ちよく下ってきた道だ。意外に距離があるし、上らなきゃいけない。上り返しに15分かかった。下りも含めて20分のロス、かな。距離は往復10kmくらいだと思う。

まずい。この20分は痛い。蓼科並なら、FinisherとLoserを分けてしまう。

コースに戻り、霧降高原六方沢に向け、必死で上る。がんばりすぎて足がなくなると終わるが、足を温存しても時間切れで終わるおそれがある。だったらがんばるしかない。

ここを上っているところで、ノーマルスタートで出た知り合い何人もとすれ違った。声をかけてくれたり、サムズアップしてくれたり。よし、オレもがんばろうと元気は出るが、同時に、みんな、もうここまで戻ってきてるんだ、20分も遅れてもうダメなんじゃないかという思いもこみ上げてくる。

六方沢までup 700mほどを55分、平均出力195W、NP 200W(3.2倍)。やっぱり、山王峠の上りよりがんばってるな。

六方沢には5時間35分で到着(5時間15分でついてたはずなのに^^;)。CPのはずが、特にチェックはなし、エイドのみとのことなので、ウインドベストの前を上げただけで素通り。とにかく先に行きたい。補給は持参品がまだまだあるし、水も、六方沢に上り返すくらいまでもつはずだ。

六方沢で距離を確認すると、メモから10km多い。やはり、ミスコースで走ったのは10kmくらいのようだ。ということは、平均時速が20kmを切ったらまにあわない。20km弱で大丈夫なはずだったのに……。

ST3までの下りは車にふたをされてゆっくりと。気はせくが、あせるな、落ち着けと自分に言い聞かせながら下っていく。途中、ド変態の人たちが続々と上ってくる。AS3でゆっくりカレー食べてた人も含めて、だ。そらそうだろう、この下り、ゆっくりだったのに12分しかかかっていない。

ST3到着は5時間48分。スタッフは、デスライドでご一緒した人だった。

「どうしたの? 調子悪いの?」

大きく遅れる形でド変態のほぼ最後尾になってるはずだからだろう。

「調子は悪くないんだけど、ミスコースして20分くらい余分に走ってきた……」
「まだ時間あるから大丈夫! がんばって!」
「ありがとう」
「水は!?」
「大丈夫!」

そんなやりとりをして上り返しへ。この上り返しも700mくらいある。51分、平均出力185W、NP 194W(3.1倍)。途中、補聴器の電池が切れて交換に2分止まっている(片耳切れてると平衡感覚にも悪影響があるので、下りが怖い)。

六方沢に戻ったのがスタートから6時間40分。なんか、道もエイドも人影まばらで、やばい雰囲気しかない(切れて遅れて、時間切れになる人がぱらぱらいるとしか思えない)。

水がほぼからっけつになったので、ボトルを満タンにしてもらう。コーラのミニ缶1本、バナナ半分も。4分ほどで再スタート。

このあとは下りきりまで気持ちよく。とはいえ、レースじゃないので、多少の余裕をもたせ、センターインインのイメージ。ほかの参加者はアウトセンターアウトくらいのイメージで走る人が多いので、声をかけつつアウトベタで抜く。

途中、車が2台いたが、いずれも、後ろから自転車が近づいてきたらさっとよけて抜かせてくれた。手を上げてあいさつしながら抜く。ありがと~。

AS3からあとは山王峠まで長い上りになる。ゴールまで残り40km、山王峠との標高差1000m。アップダウンもあるので、実質、1200mとか1300mは上るはず。ということは、まっとうに出力が出ても(幸い、出力は大丈夫そう)上りっぱなしで80分、アップダウンや序盤登り基調の部分で距離がある分を加味すると、最悪この1.5倍の120分くらいかかりそう。そのあと山王峠から下り、さらに、最後、120号線を上らなきゃいけない(距離10km)。平均速度20kmで30分。山王峠の上りに120分かかったら、ぜんぶで2時間半かかる可能性がある。つまり、AS3に7時間30分で戻れなければアウトの可能性、大ということだ。

AS3に戻ったのは7時間20分。トイレに寄り、コーラのミニ缶、最後の1本をもらって出発。最後だよ、がんばれ~!の声援を背に(ありがとう~)。

このあたりで平均時速は22km台まで落ちている。これが20km台に落ちたら黄色信号だ。そう思うのだが、最後のST4までも上り基調で、時速20km以下になることが多い。やばい、やばい。そう思うが、あせっても自滅するだけ。ぎりぎりまでがんばって走るしかないのだ。

ST4には7時間47分で到着。デスライドでご一緒したふたりがこちらに回っておられた。

「来ないねって話をしてたんだけど」
「ミスコースで20分くらい余分に走ってきた」
「あらら。でもまだ時間はある。大丈夫。がんばれ!」
「ありがと~」

声援を背に再スタート。冷静に考えれば、私のペースや今日の調子でどのくらい時間がかかるのか見積もった上での「時間はまだある」じゃない。そう言われたから安心できるわけじゃない。でも、そういう話じゃないんだよな。ありがたい。

ここから山王峠までとにかくがまんだ。

上りが急になる前、平坦気味のところで、ニコンの人に追いついた。昨日、小さなデイパックをしょって走るって話題になっていた人だ。

「やばい感じになっちゃいましたね」
「え? 楽勝だと思ってましたけど……」

いや、そんなはずない、ぎりぎりでセーフかアウトかってレベルだと思うと言いたかったけど、併走できる距離があまりなく、そこまでは言えずに抜いてしまった。

こちらからの山王峠は、ところどころに下りが出てくる。ふだんならラッキー(*^o^*)と喜ぶのだが、今回は別。あと何メートル上るのかと時間をにらんでいる状態で、下れば上りが増えるからだ。じりじりするが、あせってもしかたない、落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせる。

このあたりは、抜く一方。当たり前だ。私より足のある人は先に行ってしまっているのだから。たくさん抜いても安心はできない。今回は、ノーマルの遅いスタートは6時10分あるいは6時20分でFinisherという救済措置があるので、そういう人たちかもしれないし、6時制限でLoserになってしまうはずの人たちかもしれないのだから。

山王峠は、結局、9時間14分。スタートからの平均時速21kmで越えることができた。

行ける。これなら行ける。下りで遅い車にふたをされるとかなければたいがいなんとかなる。

下りは問題なく、120号線に戻ることができた。

さあ、最後の上りだ。そう思ったら力が出る。現金なものだ(そのくらいの余裕は、今回、あったということ。蓼科はどうにもならなかった)。ちゃんと3倍以上、200W台が出る。

そして、ゴール。9時間34分。ミスコースで勝手にド変態増しをしていなければ9時間14分というペースだったわけだ。

いろんな関係のお仲間が何人も出迎えてくれた。これもほかのライドイベントでは基本的にないことなんだよね~。

■お出迎えしていただきました~

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なんと、最後の最後に知り合い(スマートコーチング関係の仲間)をひとりぶち抜いていたらしい(^^;)

■最後にぶち抜いた知り合いと一緒に記念撮影
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気温がかなり下がっていて、寒い。最後の一走りと思わなければ止まってウインドブレーカーを着た方がよかったかもしれないくらい寒い。

完走記念の写真を撮り、フィニッシャーボードに一言書き(勝手にド変態増ししちゃいました~)、テントで食べ物をもらう。途中のエイドではなにがあるのか見もしなかったおせんべい、ナッツ、クッキー。ナッツがおいしかった。夜のつまみ用にもう一袋くださいと言いたくなるくらいに(自粛した^^;)。

そうこうしていたら、山王峠の登り口で抜いたニコンの人も到着。ぎりぎりになっちゃいました~とは言っていたが、ちゃんとFinisherのタオルを持っている。

あたりにいた同室の人、ニコンのグループなどなど、知り合いとしばらくおしゃべりをしたあと、宿に戻る。自転車を車にしまい……まずは風呂。体を温めないと。上がったら6時半で晩ご飯が始まったので、食べてしまう。

■晩ご飯~

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足が死んでいて階段がつらい。部屋は3階でエレベーターはない。2階でいったん休まないと3階まで上がれないほど。

とにかく、おっくうで体を動かしたくない。ストレッチをしたほうがいいのはわかっているが、それもやる気にならない。ここでやるかやらないかで大きく違うので、少しずつ最低限のストレッチをしたのだが、最初はなにこれというくらい伸びない。ハムストリングスなんて、4回くらいに分けて少しずつ伸ばさなきゃいけなかったほど。大腿四頭筋、内転筋、腰などはマッサージガンもかけておく。

同室のふたりは輪行組で、翌日、天気がよければ自走で帰るそうだ。すごいな~。どんだけ走るんだよ。私は、仕事がやばいので、朝ご飯を食べたらそのまま車で帰宅する予定。

10時ごろ就寝。

■ド変態のバンドと通過確認チップ

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バンドはスタート時間で色が違う。ただ、防寒着の下になっていたりして、抜くとき、バンドの色を確認するのは難しい。

通過確認チップをまとめる金具が今回はしっかりしたものになった。これはいい。フロントのケーブル部分などにぶら下げても風で飛ばされる心配がなく、もらったチップをさっと取り付けて再スタートできる。サドルバッグに付けている人もいたな。

■振り返り

いや~、あせった、あせった。前回蓼科がぎりぎりだったというのに、今回、勝手にド変態増しにしてしまったもので。結果、前回に引き続き、限界を狙うぎりぎりの走り。まあ、これぞPEAKSって気もするんだけど。というわけで、きつかったけど楽しかった。よくぞがんばったと自分をほめてやりたい。

ド変態割で走行距離193km、獲得標高5,121mを10時間以内に走る予定が、ミスコースで勝手にド変態増にしてしまったので、走行距離208km、獲得標高5,022m(サイコンによる計測値)を9時間35分で走破。NP 179Wで464 TSS。増し設定で走ったR4@奥多摩とR5@蓼科はいずれもTSSが500超えだったが、今回は増し設定ではないので、その分、TSSが低めになったのだろう。

奥多摩も後半力が出なくなったし、蓼科の最後なんてアクティブリカバリーくらいしか力が出なくなったが、今回は、最後までしっかり走ることができた。コースも天候も違うので一概に比較はできないが、持久力はあがった、のかな。もともと持久力はあるほうなんだけど。

補給は、カステラ2本、ジェル1本、飲み物用ジェル1本、合計600kcalを残した。最後、余裕がなくなって、食べるより先に行きたいと思ったことが大きい。もちろん、ハンガーノックになったら元も子もないわけだが、計算上、そこまでのことにはならないはずだと思ったので。

持参した補給で食べたのが1600kcal、そのほかコーラのミニ缶が4本で280kcal、バナナが2.5本で200kcal。総合計2100kcalくらい、かな。消費は5000kcalくらいだったようだ。

2000kcal強食べればハンガーノックにはならないと計算したのは正しかったらしい。

反省点は、もちろん、ミスコース。

Garmin、ふだんから使い慣れていないといかんなぁ。今回は、天候その他も含めた結果としてわりと楽な設定だったので勝手にド変態増ししてもまにあったけど、蓼科みたいなぎり設定だったらLoserだった。

ただ、ふだんはPioneerのサイコンひとつあれば十分で、Garminまで持ち出すのは年に数回もあるかどうかなんだよな……。

ナビをGarminだけに頼らず、カンニングペーパーに曲がる場所も書いておけばよかったな。今回は曲がるところほとんどなく、まちがえるとしたら、私がまちがえた場所か、霧降高原六方沢から下ったST3に曲がるところかしかないわけで。

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