スマートコーチング伊豆合宿-1日目
この週末は、また、スマートコーチングの伊豆合宿。コロナでどうなるかわからないけど、一応、シーズンに入るところでもあるし、いずれにせよ、スキルはくり返し磨かないと前に進めないので、今回も参加することにした。
内容は、2月の前回とほぼ同じ。1日目はヒルクライムリピート。午前中はローテしながら、午後はダンシングなどの練習。2日目は、ニセコやおきなわを念頭に、120kmほどをなるべく止まらずハイペースで走る練習。
8時半現地集合。6時ごろ出発して、8時10分くらいに現着。朝は涼しいが、午後には20℃超えが予想されている。夏用アンダーに夏用上下、長袖ウインドブレーカーくらいで十分だろう。
午前中は、いつものところでローテをしながらのヒルクライムリピート。
1本目は脚力で3班に分け、私は第2班。ローテに慣れていない人がいてすんごいギクシャクする。2本目からは第1班と第2班を合わせて。不慣れな人の割合が下がる分、そこそこスムーズになる。ちなみに、平均出力は1本目も2本目もほぼ同じ、感覚的には2本目のほうが楽(出力の上げ下げが少なかったことが平均出力とNPの関係からも見て取れる)、タイムは9分30秒→9分強と30秒近く縮んだ。上りでもこのくらい違うんだよな。
ちなみに、ローテに慣れていない人がいると迷惑だと書いているわけではない。いや、まあ、ローテするってことに関しては、ローテに慣れていない人って迷惑以外のなにものでもないわけだが、合宿などスマートコーチングのイベントは、できないことがあるからこそ参加するものであり、不慣れな人がいるのは当たり前だし、そうやって学びに来る人が増えればレースなどの走りも全体に変わっていくはずで、慣れていない人大歓迎なのだ。常連で、なにかのときにはお手本を見せる役をしたりする人だって、最初に来たときはちゃんとできずにまごついていたわけで(当然、私もそうだった)。
■コーチの指導を受けつつローテ練習
ちなみに、私を含め、「できてる人」だってまだまだなわけで。細かなところがまだわかってなかったり、頭でわかっていてもそのとおりに体が動いてはいなかったりといろいろあるので。コーチの注意を受けつつ、くり返し練習しなきゃ。私は……先頭交代して下がるとき、下がるスピードが速すぎる傾向があるようだ。足をゆるめすぎるというか。あと、全体に、ローテを回すことに意識が行きすぎ、斜度の変化にうまく対応できていない。特に、斜度が緩むところでペースが落ちがち。出力一定で踏んでいればかなり加速するはずなのに。
ヒルクライムリピート、5本目は、8分切りをめざすとのこと。第2班にとっては、1本目の9分半から1分半縮めようということでかなり厳しい。半分くらいで私はほぼ限界。上がるとき、前についていききれず、車間が開きがちになってきた。やばい。上がれなくなったら大迷惑だ。それならと、最後1/3は、ステルスモードでローテをパス。最後尾の付き位置でついていく。それでも、いつ切れてもおかしくないってくらいにしんどい。なんとか最後まで走ったけど。記録を見ると、出力は1本目の18%増、いい感じで走れた3本目、4本目からも10%近く増えて限界の数字になっていた。
午後は移動して、もう少し長い坂でヒルクライムリピート(移動途中、食べるスペースのある地元スーパーに立ち寄り、お弁当でお昼)。
今回は、ダンシングが中心だった。心覚えとして、2日間の合宿中に注意されたことをメモっておく。
■ダンシングの指導風景
- 背中から引く、ができていない。(原因は上腕筋肉が固まっていることにある?)
- ハンドル5mmくらい下げたらハンドル振りやすくなるはず(シッティング時も肩が上がりがちで、これもハンドルが少し高すぎるからではないかとの指摘あり)
- ハンドルは、ブラケットに引っかけた指でぽんと引き戻すようにして振る
- 足を引き上げるとき、もっと内側に(少し外気味に引き上げてしまっていたらしい。振れてくるトップチューブに膝が当たらないよう、無意識のうちにそうなったのではないか)
- 上体はわりと寝かせる。みぞおちをステムに近づける意識。
いろいろ言われるし、どうあるべきか、頭ではわかる気がするのだが、体の動きは変わらず、下死点で踏み抜いてしまう。よくない例の実演を頼まれちゃうくらいに。なにかつかんだらしく、大きく変わる人もいるんだけどなぁ。どこをどう気をつけたら直るんだろう。
■ダンシングの悪例を実演
シッティングのペダリングは下死点ちょい前からももを引き上げる感覚にして大きく前進した。ダンシングも、引き上げを意識しろ、引き上げがちゃんとできてないと言われる。じゃあと引き上げを意識すると、今度は、少しよくなったけど、出力上げすぎでケイデンスがどんどん上がり、自分で自分の首を絞めてるよ、リズム保ってと言われる。でも、さぁ、下死点で踏み抜かないように引き上げたら、当然、その体重は踏み足にかかるわけで、そうなれば、ペダルが下がる力が大きくなって出力上がるし、ペダルが下がるスピードも速くなってケイデンスが上がってしまうはず。やっぱ、なにかまちがえてるんだよな。
そうそう、下りで、サドルにどっかり座ってる感じでバイクの挙動がいまいち安定していないように見える人がいたので、スタート地点まで戻ったところで声をかけてみた。
「下り、さっきのスピードでほぼ限界ですか?」
「ですね」
「どっかり座っちゃってる気がするんですが、サドルに体重、かかってます?」
「ああ、はい」
「コーナリング中、お尻がサドルに触れてはいても体重はかかっていない、体重はすべて足で支える。そのほうが、バイクが安定すると思います」
次の下りでやってみたら、コーナリングの安定感が大きく改善したとのこと。それなりに見えるようになってきたんだなぁ。
この日のTSSは300弱。翌日また、レース想定の長距離走なんてできるのかって感じだ。
夕食前には安藤さんのマッサージを受けた。合宿中、2枠だけマッサージの募集があったので、前回に引き続き、今回もお願いした。前回は股関節周りの細かな筋肉を集中的にリリースし、翌日、油さしかのかってくらい軽快にペダルが回るようになった。今回は、なんと指から腕にかけて。ダンシングがうまくできない、背中から引くができない原因がそのあたりにあるのではないかというのだ。(大きな筋肉は、ふだん、ちゃんとメンテできているから、そういう細かなところが大きく効くとのこと)。
そのあたり、メンテしたことないし、それどころか、メンテしようと思ったことさえない。しかも、ふだんの仕事が仕事で、毎日長時間、パソコンのキーをたたき続けている。職業病というくらいに凝り固まっていたらしい。片腕が終わったところで動かしてみると、左右がまるでベツモノ。さてさて、これでペダリングが改善するのか。してくれたらいいんだけど、な。
夕食後は、宿泊場所コナステイが提供するTAKIBI BARで仲間とおしゃべり。アルコーブにたき火が用意されていて、その回りに間隔を開けて椅子が置かれている形。
■TAKIBI BAR
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