ペダルに体重を乗せる「だけ」
いいポジションで乗っていれば、出力は、ペダルに体重を乗せるだけで勝手に出るとかよく言われる。それ、わかっていたつもりだったのだけれど、もしかするとわかっていなかったのかもと、昨日、思った。
昨日のメニューは、「tempo/endurance with force intervals」。テンポとエンデュランスの境目あたりを85rpm前後で10分、低めVO2maxを65rpm前後で5分とケイデンス低めで行ったり来たりするというもの。
前日火曜日にOM VELOのZwift模擬レースを走っていて疲れ気味なので、低めVO2maxのはずがLT領域の高めくらいしか出なかったりしたのだが、今回の反省点はそこではない。
■結果
低めVO2maxのインターバル、1本目はがんばって足を回したけど、高めLTにしかならなかった。ちなみに、気をつけていたのは、膝の上下。踏むほうを意識せず、反対足の膝を上げることに注意を集中し、踏むより回すペダリングを心がける、というもの。
2本目は、足だけでは出力が出ないとハンドルを引いてがんばってみた(足のイメージは1本目と同じ)。その分、出力が高くなり、LTとVO2maxの境目くらいにはなった。やはり、上体まで使えばそれなりにはなるわけだ。
3本目。疲れてきて、低めVO2maxとはいえ、5分もやれる気がしない。ダンシングで無理やり絞り出すか……と考えたところで思った。シッティングのままでも、ダンシングみたいに全体重をペダルにかけたら多少はいいんじゃないか、と。
トライしてみると、シッティングなので多少はサドルに体重が残っているが、いままでにないほど足にかかるというくらいのことはできる。ペダリングの感覚がまるで違って変な感じ。でも、出力はあきらかに高い。心拍があまり下がらない状態から入っているというのに(疲れて下がらなくなっている)。シッティングで膝がわりと曲がった状態の足にダンシングと近いレベルまで体重をかけたら足が死ぬかと思ったが(膝が曲がっている分、ダンシングより足への負担は大きいはず)、意外にそうでもない。最終的に5分の平均で低めVO2maxには十分滑り込んだし、最後に向けて少しずつ出力高められたし、終わってみれば、最初からもう少し突っ込んでも大丈夫だったなと思うくらいだった。そう、3本目は完遂できないと思っていたにもかかわらず。
全体重をかけるイメージにしたら下死点まで踏み抜きそうで怖かったのだが、結果としてはそんなこともなかった。ケイデンスが低いからというのもあるかもしれないが。
■下死点は悪くない
もしかして、ペダルに体重を乗せれば出力なんて勝手に出るっていうのはこういうことだったのかも。いや、これもまた、しばらくしたら、やっぱ違っていたわ、なのかもしれないけど。ともかく、このペダリングもしばらく練習してみるべきなんだろうな。とりあえずは、ケイデンス低めで、かな。いまは踏むほうに意識が行きがちだけど、動きに慣れたら、膝を上げるほうを意識してできるようになる、かも。で、動きに慣れたら、ふつうのケイデンスでも、とか。
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