「へんざい」

（「へんざい」は「へんたい」の打ち間違いではない。念のため。）

長男の誕生会に帰省してくる次男から、帰ったときちょっと相談したいことがあるんだけど……と連絡があったそうだ。大学4年の研究室を決めなきゃいけないのに気づかず、ひとり遅れて、いま、先生と相談をしていて、その関係らしいのだが。

そういう話がでたときの会話。

(お世話係)

相談って言われても、専門のことなんてわからないよねぇ。

(Buckeye)

（お母さんにその発想はないようだけど、もしかすると、もう1年かかってもいいかとかかもしれないねぇ）

(こばっかい)

（あー、ありうる）

(お世話係)

こそこそ、なんの話してるの？

(Buckeye)

いや、相談はほかにもありうるんじゃないかと。

(お世話係)

泣き落としの方法とか？

(Buckeye)

……まあ、そういうのもあるかもね。

(お世話係)

ほかに？　たとえば？

(Buckeye)

いや、ほら、もう1年かかってもいいか、とか、さ。

(お世話係)

……昨日会った人も、大学8年生までやって卒業したって言ってたわね。大学長くいる人ってそんになたくさんいないはずなのに、どうして、私の回りにはこんなに偏在しているの？（我が家の男性陣は3人とも大学に長くいるタイプ）

(Buckeye)

おお、お世話係もへんざいしてるって認めてるんだ？

(お世話係)

……？？？

(Buckeye)

ubiquitous

(お世話係)

遍在……あまねく存在する……

(Buckeye)

そそ。にんべんの偏在じゃなくてしんにゅうの遍在。

(こばっかい)

落ちが難しすぎて、ふつうはわかんねーよ。

(お世話係)

世の中に10人か15人しかわからないようなこと言われても、ふつうの人は困るわよねぇ。

(こばっかい)

お世話係には言われたくないよね～。私は、相手に応じて言い方とか調整するもん。職業柄、そうじゃなきゃいかんし。

(お世話係)

私だって、してるわよ。でも、ほら、いまは家族相手だから。

(Buckeye)

って言いながら、お母さんの集まりで、よく、ぼろっとやらかすんだよね～。

(お世話係)

……(--;)