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2020年11月 3日 (火)

Bar Perch@清里ハットウォールデン、ふたたび

4日間で800 TSS以上も走った上、渋滞しているであろう高速を運転するのは自殺行為なので、3日は清里ハットウォールデンに泊まり、Bar Perchに行くことにした。先日、紹介してもらったお酒のなかに、飲んでみたいと思ったものがあったので。

Go Toの割引とか地域クーポンとか考えると夕食付きにしたほうが実質安くなったりするので、夕食はハットウォールデンのレストランNestにて。

夕食についてきたワインのアルコールをお風呂で抜いてから、Bar Perchへ。今回はカウンター席に座った。反対端にいたのが若めのご夫婦という感じのおふたりで、これなら静かに飲めそうだったので。カウンターのほうがバーテンダーさんと話ができていいし。

座るとメニューを渡された。

(バーテンダーさん)
メニューに書かれていないものもいろいろあります。お好みやご予算を言っていただければ、ご紹介します。
(Buckeye)
前回、ワイルドターキーが好きだと言ったらいろいろ出していただいて、12年101 proofのオールドボトルを飲んだんですが、今回は、ほかのボトルを試してみたいと思いまして……
(バーテンダーさん)
あ、あのときの。はい、思い出しました。

という会話を経て、ずらりと並んだのが(↓)。

■今回出てきたボトル

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Evan Williamsは現行品も飲んだことがなくて……と言ったら、じゃ、現行品とオールドボトル、少しずつで飲み比べてみますかと提案され、飛びついた。

■Evan Williams、現行品と1966年醸造のオールドボトル

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どちらも熟成は23年と長く、まろやかである。だが、現行品は、アルコールが鼻につんと抜けてくる。対して1966年ものは、ただただまろやか(バーテンダーさんは「癒やし系」と表現していた)。どうしてこんなに違うのかと尋ねたところ、ボトリング後に長期保存した結果、こなれ感が出たことも考えられるが、原酒の違いが大きいとのことだった。

この2種を飲み比べているとFacebookに書いたら、お酒好きの方から、「Evan Williamsの1966年は貴重品。1970年くらいから味が落ちた」とのコメントが。さすが。1966年の23年熟成だと市販されるのが1989年。1990年前後、私は、お酒にお金出してなかったから、そのあたりは知らない世界だったんだよな。

■白州を使ったケーキ(前回もいただいた)

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お皿がいいですね~と言ったら、ネコを2匹飼っていて、私物なのだそうだ。

■2杯目はこちら

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Kenという醸造所が選んだバーボンをイチローズモルトでさらに熟成させたもの、だそうだ。前回も紹介されて興味を引かれたもの。バーボンにしてはまろやかなんだけど、香りもアタックも強めでしっかりしている印象である。

これを飲んでいるあたりで、オーナー舩木上次さんが顔を出されたので、このバーに来るためにハットウォールデンに泊まっているとアピールしておいた。このバー、絶対、舩木さんの趣味なんだよな。そうでなければ、こんな小さなホテルにこんなに充実したバーなんてあるはずないもん。

このあたりで、カウンターにいたおふたりが宿(牧場通りのほうらしい)に戻るからタクシーを、とバーテンダーさんに頼んだのだが、清里のタクシーは、夜、まず来てくれないのだそうだ。このあたり、なんでも、夜、早いからなぁ。あと30分、11時までいてもらえれば、近くだし、夜のスタッフが来たところで送っていけるとのことで、おふたりとも追加をオーダー。

コロナがあるので話しかけるのは遠慮してたんだけど、これをきっかけに私も話に加わった。1週間も滞在する予定とは珍しいなと思ったら、2拠点生活から最終的に移住したいと考え、別荘地などを見て歩いているのだそうだ。この日など、まさしく、私がいつもいるところで話を聞いてきた、と。それではと、私が思うことはいろいろとお話した。最終的には、なにを求めるのか、なにがいいと思うのか次第ですけどね、と前置きをした上で。

■ワイルドターキーの12年

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最後は懐かしいヤツで〆。ただし、量はシングルの半分。疲れているからか回りがはやく、まともに1杯は飲めないので少なくしてもらったのだ。

味は……前の3本に比べると元気がいいという印象。っていうか、前の3本がいずれも長期熟成のまろやかなものだったからなんだけど。

いや~、いいお酒はこういうお店で飲むのがいいよな。家飲みのほうが1杯単価は下がるけど、1本買ったらしばらくはそればっかりになっちゃうもん。でも、お店なら、いろいろ楽しめるし、高いお酒を買っていまいちだったなんて失敗もせずにすむし。実際、Evan Williams 23年って飲んでみたいとしばらく前から思っていたんだけど、少なくとも現行品は、ボトル1本に10万前後も出してまで欲しいと思うほどではなかったもんな。

いいお酒はお店がいいと話したら、いいお酒だとじっくり向き合いたくなるので、自分も、お店で飲むほうがいいと思っているとの話がバーテンダーさんからもあった。それも言えてるな。今回、お酒をゆっくり飲む以外、なにもしないに等しい状態で、2時間強もすぎていたわけで。家だと、テレビ見るとか、ついつい、なにかしてしまうんだよな(それはそれで楽しいんだけど)。家で飲むなら、それこそ、ワイルドターキーの12年(現行品は13年)で十分すぎるって感じなのかもしれない。

というわけで、1杯いくらか確かめもせず、飲んでみたいものを飲みたいだけ飲んだわけだが、金額は、全部で9000円弱だった。Evan Williams 23年って、1本10万前後で売られたりしてるので、もっと高くなるかと思ったのだけど、そうでもなかったようだ。ということは、シングル1杯5万円って値段がついてたヤツ(国産品。最近、日本のウイスキーって評価高いらしい)とか、どんだけ高いんだ?とも思ってしまった。飲んでみたいとは特に思わないけど。

 

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