補給について
自転車仲間で、補給を取り上げた記事(↓)が話題になっていた。このあたりの話、知らない人が意外に多いらしい。
「食べずに走れば速い、え? 」
補給の考え方については、だいぶ前に記事を書いている。
「補給のやり方」
基本的には昔の記事に書いたとおりだと思っているのだけれど、数字は、最近、少し変わっているので、いまの計算をざっと記しておく。
脂質を中心に使うほうがいいというのは、いろんな意味でまちがいない。そのために、ふだんから、脂質代謝の回路が使われる条件で走ることを増やすなどして体質改善しておくべきっていうのもそのとおり。
ただし、脂質代謝の回路が働くには糖質も必要なので、脂質代謝中心と言ってもエネルギー量で半分くらいは糖質が必要になることを忘れてはならない。
レースレベルの走りをする場合、2時間で1200~1500kcalくらい消費する。ツール・ド・おきなわの100kmで3.5時間、140kmで4.5時間を走るには、ざっと2000~3500kcalくらいが必要。対して、体内に蓄積されている糖質は1500kcalくらい。つまり、ツール・ド・おきなわの100kmなら、なんとかまにあう計算となる。ただし、FTPを超えるようなパワーを出す際にはエネルギー産生スピードの問題から糖質中心にならざるをえないので、ツール・ド・おきなわの100kmでも、たぶん、最後、ハンガーノック気味になるはず。で、そんなことになったらもったいないので、保険の意味合いもかねて、100kmでも、多少は補給したほうがいい。私は、そう考えている。
と、こんな計算から、いまは、レース中、だいたい、1時間100~150kcalを目安に補給を取るようにしている(昔の記事に書いたのの半分くらい)。取るモノは、最後の2時間(2回)はジェル(マグオン120kcal)、そこまでは固形物のイメージ。ニセコクラシック70kmはジェル2個、ツール・ド・おきなわの100kmはジェル3個(誤差範囲ということで全部ジェルにしている)、ツール・ド・おきなわの140kmで固形物2回(昨年は餅菓子のすあま)とジェル2個。あと、お守りとしてジェル1個を持っている。
トレーニングだと、2時間前後は補給なし。3時間くらいもなしにしちゃうことが多い。3時間を超えるときは途中で多少は食べるのが基本。パン、好きなんで、パン屋さんに寄るなんて場合は話が別で、がっつり食べますけどね~。そうそう、トレーニング時も、お守りジェル1個は携行している。
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