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2020年9月20日 (日)

スマートコーチング沖縄対策合宿@伊豆 - 2日目

2日目はヒルクライムリピート。9分くらいの上りでローテ練習をくり返す。最後は、ローテの終点から、さらに4~5分、ヒルクライムアタックをする。

ローテ練習はなんどもやってきているものなので、ある意味、特に新しいことはなし。とはいえ、久しぶりのローテで、最初のうちは感覚を忘れていて、いまいちうまく回せない。先頭に出るときが、出過ぎたり出足りなかったり。はい、岸コーチに腰を押されたり、ジャージ引っぱられたり、いろいろありましたわ。

つい、忘れていたことをメモっておく。

  • ほかの人の前に出るときは、ちらっと、脇の下から斜め後ろの車輪を確認する
  • 下がるとき、下がろうという意識を持ちすぎない
  • 下がる→上がるの移動は、上がる列最後尾が横に並んだら寄り始める(そのくらいのタイミングで寄り始めれば、半分くらい寄った時点で上がる列最後尾の後輪にこちらの前輪が並ぶくらいになる)
  • 上がる列に半分くらい近づいたところから少しずつ踏んで上がる列に入る(上がる列に入ってから踏むのでは遅い)
  • 上がる列先頭から2番目にいて、先頭が下がる側に動きはじめたら、すぐ、車輪をかぶせていく(この時点で先頭は緩みはじめるので、気をつけないと、一緒に足を緩めてから踏み直すことになりかねない)

うーん、いっぱいあるなぁ(^^;)

このローテ、ぎくしゃくしているときと、スムーズに回るときで、5%くらいもスピードが違う。しかも、速いほうが体感的には楽だったりする。NPは速いほうが高いのだが、ピーク出力が低くなるからだ。記録を見ても、スムーズだと350W前後までで走っているのに、ぎくしゃくしているときは、400W前後があちこちで出ている。踏み遅れて踏み直すと、そのたびに50W前後、余計に絞り出さなければならなくなる、ということらしい。

  • 左回り1本目 203W、9分8秒(ぎくしゃく。つらい)
  • 左回り2本目 232W、8分36秒(体感的には1本目と変わらない)
  • 右回り1本目 215W、8分55秒(ぎくしゃく。つらい)
  • 右回り2本目 217W、8分38秒(かなり楽)

横風対応で、左回りだけじゃなくて右回りも練習。そうでなくてもローテの練習ってあんまりできない上、やるときは基本的に左回りだったりして、右回りローテはほとんど練習したことがない。練習していないのだから当然だけど、やっぱ、下手くそだわ。

右回りだと右側を下がる側が基準になるわけだが、上がっていくときはそこと道の端に挟まれることになり、けっこう怖い。今回のようにわかっている人ばかり(ローテ練習は初めてという人もいたが、そういう人はコーチが細かくチェックしてアドバイスしている)ならいいけど、右が端っこに寄りすぎたら走るところ、なくなるもんなぁ。

左回り2本、右回り2本のあと、コンビニ補給をしてから、ローテ~ヒルアタック×2本。

1本目。

ヒルアタックに入ったところで、前走者がペースアップせず左に寄る。当然、前は出て行くと思っていた私は、前走者と車輪ひとつかぶった状態で道の端に追い込まれ、にっちもさっちも行かない。しかたなく、いったん下がって右に出て、そこからやおら踏み始める。ヒルアタックで一番走れないはずなのに、こんなところで無駄足使ってどうすんだって話なのだが、いわゆる、位置取りの失敗というヤツだろう。

ヒルアタック部分はNP 280W、3分55秒と私としてはかなりいいペースで走れたのだが、グループ内ではぶっちぎりの最下位。

■ローテ~ヒルアタック(1本目)

1

下って2本目。スタート時点から、もう1本やるのぉ!?ってくらいに足が死んでいる。ローテ入らず付き位置で走りたいと思ってしまうほど。しんどいけど、しんどいからとゆるめすぎればローテが乱れ、さらにきつくなるので、必死で走る。そこからヒルアタックって……どうにかなるはずがない。ほかの人たちは、それぞれ、マークしあって駆け引きをしていたようだが、私は、最後まで走れる程度の踏み込みに抑えてマイペースのスタート。(私はマイペースだろうと予想し、私に前を押さえさせる形で1回目トップだった人に出遅れさせるってことをした人もいたらしい)

少なくとも、そう思って出力は調整したつもりだった。なのに、どんどん力が出なくなっていく。やはり上り苦手な人が前に見えていて、それを目標にと踏んでいるのに、だ。さらに、斜度が緩む場所で、前がす~っと離れていく。私としては得意な部分で、前と差を詰めるのが普通なのに、まったく踏めないのだ。記録を見ても、出力150W前後しか出なくなっている。また傾きが強くなり、出力も220W前後にはなったがそれが限界。これが最後の最後なんだからと気力を振り絞るも、気力でどうにかなるレベルではない。全身がけだるく、力が入らない。頭が下がり始める。あと10秒もしたら、大失速する予感。

と、ここで思い出した。前回の合宿で、ブラケットの前を持ち、胸を張って、背中でハンドルを引くと一段力が出るのを経験したことを。

改めて姿勢を作り、手を持ち替えて、踏んでみる。え? 踏めるじゃん。ちらっとメーターを確認すると、280W以上も出ている(ケイデンスは100超)。パワーメーターが壊れたかと思うような数字だが、前を走る人がどんどん近づいてくるので、そういうことではなく、やはり、ちゃんと力が出ているらしい(^^;) 我ながら信じられない思いで、前の人をひとり抜く。ゴールが近づき、ダンシングに移行しようかと思ったが、腰が砕けて失速しそうな気がしたので、そのまま、シッティングでゴール。最後、踏んでる意識はほとんどなく、なんか、勝手に足が回っている感じ。ヒルアタック部分はNP 264W、5分ちょうどだった。

記録を見ると、踏み方を変えたあとの2分は、平均281W、NP 292Wも出ている。

完全に足が終わったと感じたところから、ここまで復活するとは。

■ローテ~ヒルアタック(2本目)

2

■最後のミーティング

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練習後は、コナステイで温泉に入らせてもらい、いちご大福を買ってから、沼津側から東京へ。なんか、急に人が増えたようで、あっちもこっちも渋滞していたが、3.5時間くらいで帰着。

■ポイント

最後に、合宿で思ったポイントを簡単にまとめておく。

よかったなぁと思ったのは2点。ブリッジと踏み方のバリエーションだ。

今回、中切れをブリッジできたのは、Zwiftとサーキットトレーニングのおかげだと思う。去年の私なら、たぶん、見送っていた。ああ、行っちゃったか、反応できなかった時点で無理ってことだよな、と。

Zwiftのレースで、リアルでいままでやってこなかったことをいろいろトライした結果、吹っ飛んでいく人たちもけっこうきつくて、こちらが耐えられなくなるころには前も耐えられなくなってペースダウンすることが多いと経験することができた。だから、今回も、迷わずブリッジをかけられた。

とはいえ、今回のブリッジは、2回とも、以前なら追いつけずに終わっていたと思う。追いつけたのは、サーキットトレーニングで全身を使ったペダリングもできるようになっていたおかげだと思う。

ともかく、上りで足を使い切っても、下りや平坦は意外なほど踏める。おきなわもニセコも、後先をあんまり考えず、上りはもっとがんばってしまっていいようだ。

ローテは、感覚的にできるようになるまで、もっと練習しないといけない。東京に戻ったら、龍Q館の練習会に通うんだろうな。

走り方、踏み方のバリエーションがあれば、力を振り絞れることがわかった。どのやり方をいつ、どういう具合に組み合わせればいいのかは、今後、要検討。

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