『リロ氏のソロキャンレシピ』
このところ料理本のこと書いてるけど、だったら最初に紹介すべきヤツがあった。『リロ氏のソロキャンレシピ』だ。
著者のリロ氏は猟師さんで、山で簡単に作れる料理、ワンバーナーで短時間に作れる料理をツイッターで紹介している。そこで使われる調理器具、ホットサンドメーカーと小さな鉄フライパンを買い、伊豆ごもり中にずいぶん使ったのだ。
こういう小さなフライパン、プラス1品を作るのにぴったりだし、鍋敷きさえあれば、そのまま食卓に出してしまうこともできる。実は、そのあたりがあるので、ダッチオーブンを買ったとき、6.5インチのスキレットとか買おうかなと思った時期もある。でも、そのころは、あれこれ作るのがめんどくさく、ダッチオーブンでどかんと煮込んで1皿にご飯、みたいなところに落ち着いたのだ。スキレットがいまほど市民権を得ておらず、ロッジのスキレットがすごく高かったというのも二の足を踏んだ理由だったような……。いや、まあ、いまでも、ロッジの6.5インチのスキレット、カバーとセットだと4500円くらいと、リロ氏が使ってるミニフライパン(ふた付きで1000円ちょい)の4倍くらいするんだけど。
私は、ホットサンドメーカーよりミニフライパンをよく使っている。火にかけて使うこともあれば、魚焼きグリルにぶっ込むこともある。いろいろ使えて便利だ。こんなに使うんだったら、スキレット買ってもいいかも……(^^;)
ともあれ、これまた、レシピをまとめた本が出ている。冒頭に書いた『リロ氏のソロキャンレシピ』だ。
はいな、予約して、発刊日に買いましたよ。「絶望的に頭が悪い料理」と副題がついていて(←本人がツイッターでよく言ってるフレーズのひとつ)、ある意味、究極の手抜き料理が並んでいる。実は、私、昔っから、料理の本はアウトドア系を中心にしている。手間をかけず、材料も限られたものでそこそこおいしいって料理が多いから。面倒な料理は、結局、作らなくなってしまうので。だから、手抜き料理はいろいろと見てきたけど、そのなかでも、リロ氏は、最高に手抜きと言える料理が多い(←褒めてます)。
調味料もごくごく限られたものでできる。なかには、ぎょうざなどの冷凍食品を焼くだけ、とか、んなもん、レシピって言わんだろって突っ込まれそうなものもある。その突っ込みに一理はあるけど、でも、焼き方が変われば食感が変わるわけで、実際、やってみたけど、これはこれでアリだなぁと、ひとりのときは、ホットサンドメーカーで焼くのを基本にしている。皮がねぇ、ぱりっぱりになるのよ。
■ホットサンドメーカーでぎょうざを焼く
家族だと、うち、一番でっかいフライパンにぎっちりが最低限になっちゃうから、ダメなんだけど(^^;)
というわけで、調理器具の関係から、できる量が限られているのも、制約っちゃ制約。量が作りたければ、フライパンものなら、倍量とか3倍量とかをでっかいフライパンで作る手がないじゃないけど、ホットサンドメーカーで作るものは、量を増やすことができない。1割、2割増やすだけでも、きちんと挟めなくなったりするし(←やらかした人がここにいる^^;)。
でも、一般的に言えば、ひとり飯なら悪くない。この手間でこのくらいおいしいものが、このくらいの量できるなら。ま、私は、こんな量じゃとても足らないんだけど、それも、プラス1品としては、悪くない。まったく悪くない。あ、ちなみに、家族にもおいしいと好評。
ツイッターで紹介されたけど本に載ってないレシピもたくさんあるし、新しいレシピも次々登場しているので、本で概要を押さえた上で、ツイッターのリロ氏(@ly_rone)をフォローするのがおすすめ。私がよく作るヤツとか、本には収録されてないもん。
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