スマートコーチング伊豆合宿
連休の金・土・日はスマートコーチングの伊豆合宿。コロナ問題があるなか合宿というのは、賛否あるだろうなとは思うし、実際、「こんな時期に合宿行くのか」と家族に反対されたって人もいたらしい。私だって、いろいろ思うことはあるが、自分なりに考えた結果として参加しよう、と。家族も、我が家は、「せっかくだからいい合宿になるといいね」と送り出してくれた。
土日が雨模様で大変だったとかもあり、今回、記録は簡単ぎみに。いつもなら、自分の心覚えで詳細に書くんだけど、途中で書いてる暇があまりなかったし。
■コロナがあるのでミーティングはなるべく広がって
宿は、伊豆長岡のコナステイ。自転車乗り向けの宿なので、屋内に自転車を持ち込める。
■部屋前の廊下にずらりと自転車が置ける
コーチは、スマートコーチングの安藤さんと元プロロード選手でいまはコナステイで仕事をしておられる平塚コーチ。おふたりに併走してもらい、いろいろとアドバイスを受けながら伊豆のアップダウンを走り込む。
安藤さんの車がサポートカーになるので、安藤さんは車のことも多い。で、先回りして動画を撮ってくれたり。自分が走っている姿がすぐに見られるというのはすごいよなぁ。アドバイスされる前後とか、いろいろ確認できてとてもいい。
■初日
カーナビの予想所要時間が一般に2時間強、9時集合とのことだが、去年11月にあった新城さんセミナー時には移動だけで3.5時間かかったので、4時45分くらいに出発。3.5時間かかってもまにあうタイミングというわけだ。結果としては、7時に現着と早すぎたわけだが、遅れるよりはいいだろう。
午前中は上りのローテーション、午後はあまり長くない坂のリピート。いずれも、脚力別にグループ分けがある。私は、一応、脚力があるほうのグループだ。
いつものことだが、ローテーションは、最初、慣れている人と慣れていない人の差が大きくてギクシャクする。そのあたりを学ぶのが大きな目的なのだから、当初、できない人がいるのは当然のこと。一緒に走っている平塚コーチからはもちろん、慣れてるメンバーからも、ちょこちょことアドバイスが飛ぶ。結果、それなりに回るようになった。
午前中はローテーションをきれいに回すことが主眼で、出力はそれなりだったのでまだよかったが、午後の登攀リピートはきつかった。毎回、ほぼ出し切りなのだ。
コースは、ががっと上ったあと、斜度が緩む区間や緩い下りが混じり、最後にまたががっと上るプロフィール。
ポイントとして、緩い下りから上りに入るところが取り上げられ、平塚コーチに実演してもらいつつ安藤コーチの解説を聞いたりした。今回も、毎回、そこと緩斜面で前に出ていたくらいで、私にとっては得意なパターンだ。得意なんだけど……やっぱ、コーチの走りはうまいわ。ぼんやり見ていたら、まるで平坦を一定スピードで走っているかのように見えてしまう。私のは、いろいろはっきり変化する。いや、まあ、斜度に合わせて変化させているんだけど、うまければ、その結果、なにも変化していないかのように見えるのね。
大きな収穫だったのは、ハンドルの持ち方。斜度がきつくなったとき、ブラケット先端部を持ち(遠くを持つことになる)、遠くから引きつけるようにするといいとのアドバイスが安藤さんからあった。
いや、実は、前にも聞いたことがあるし、だからといろいろ試してみたこともあるのだが、なにがいいのかわからない、というより、むしろ力が入りにくい感じがして、結局、ふつうのブラケットに戻っていたのだ。でも今回は、お尻からお腹、背中といった体幹部の姿勢や使い方と組み合わせて、あ、こうやれば、ブラケット持ちとは違う筋肉を使って力が出せるんだと実感できた。2カ月ほど前に始めたサーキットトレーニングとうまくつながった感じである。(そういや、サーキットトレーニングのこと、記事にできてないな……)
夜はストレッチやオイルマッサージの講習会。私は、カッピングの道具も持っていっていたので、オイルマッサージ側に。やり方を見てもらったところ、基本的にはそれでいい、ただ、足を曲げたり伸ばしたりして処置する筋肉が緩むようにしたほうがいいとのこと。あと、お腹は、脇腹もやったほうがいいとのこと。
■ふつかめ
西伊豆スカイラインのアップダウンで上りと下りのローテーションを練習するとのこと。
西伊豆スカイラインまで上らなければならないので、そこは、前日の練習を生かし、ローテーションしつつ上っていく。
ただ、天気がよくない。西伊豆スカイラインが近づくと、完全な霧で視界が効かない。
■霧~
それでも上りはまだしも、スピードが出る下り区間はあぶなくてローテーションなんてしていられない(上手な人ばかりならまだしも、我々レベルでは……)。結局、仁科峠まで1往復しただけで撤収。
下りで横風を受けたとき、バイクの挙動が安定せず、怖い思いをしたのだが、平塚コーチから「肩に力が入ってハンドル荷重になっている」との指摘が……意識的に肩の力を抜き、BB荷重で手は添えるだけにしてみると、バイクがすっと安定した。風に振られて怖く感じていると思ったが、むしろ逆だったということか。悪循環に入っていたとも言えるな。
道の駅で休憩とのことだったが……途中から土砂降りになってしまった。サングラスをしているのに雨水が当たって目が痛くなるほど。道もよく見えないし。全員、事故なく戻ってこれてよかったなぁ~というところだ。
■土砂降り~
■お昼のあまご蒲焼き弁当
雨で寒くもなりそうだし、補給食以外にお昼もしっかり食べようと、あまご蒲焼き弁当なるものを買って安藤さんの車に預けていた。結局、買った道の駅伊豆月ヶ瀬に戻って食べたんだけど……いや、これ、おいしいわ。同じ弁当を買ったほかの人もまったく同じ感想とのこと。お魚もおいしいし、ご飯のところも工夫されているし。近くを通ったら、また、食べたいと思うくらいおいしかった。
調べてみたら、あまご茶屋なるところのお弁当らしい。次回、あっちに行ったら、あまご茶屋に寄ってみようかな。
■みっかめ
周回コースを走り込む予定だったが、雨がけっこう強くなりそうなので峠のリピートにメニュー変更。30分強、獲得標高500mくらいを全部で4本。
高岡さんがエベレスティングをされた坂ということだったので、斜度はそれほどでもないだろうと思っていたら、とんでもなかった。あっちこっちで10%越えが続くなど、どっちかというと劇坂系だ。ふつかめが雨で軽めになったとはいえ、みっかめの疲れた体にはしんどい。午後は集団から早めに切れることになってしまった。
それでも、最後までそれなりに走れたのは、ハンドルの先端部を持つという上り方が増えたおかげだろう。ふつうにブラケットを持ってのシッティング、先端部を持ってのシッティング、ダンシングと3種類をぐるぐる回す形で使う筋肉を変えることができたように思う。ブラケットを持ってのシッティングしかできなかったころなら、まちがいなく音を上げていたよな。先端部を持ってのシッティングで使う背中の筋肉が悲鳴を上げていたけど(←必要な筋肉がまだ足りない)。
最終日は3時半くらいに戻ってきた。コナステイで洗車したあと、温泉にも入り、5時前、東京に向けて出発。おみやげとして例によってびっくりいちご大福を買い、途中、晩ご飯を食べたりして、8時半ごろ帰宅。
■感想
天気がよければ、ねぇ。そしたら、もっと走れたはずだし、たくさん走ればもっといろいろアドバイスがもらえたはずなんだけど。
雨降ったら基本的にDNSって人だったりするんだけど、おきなわとかニセコだったらさすがにどうするか迷うだろうし、そういう意味では、雨中走行のあれこれが体験・練習できたのはよかったという考え方もある。たぶん、これまでの雨中走行を全部合わせたより、今回の雨中走行のほうが多かったんじゃないかと思うくらいなので。
ともかく、収穫はたっぷりあった。やっぱり、参加してよかったと思う(合宿中なのか行き帰りなのか、ともかくどっかでコロナを拾っていないっていうのが前提にはなるけれど……^^;)。
3日間のTSSは、191、109、208の合計508。当初予定どおりだったら、合計600 TSSは軽く超えたんだろうな。木曜日までは軽めに抑えていたんだけど、それでも、週間TSSは955。雨降らなかったら、初の週間TSS 4桁だったかも。
■主な収穫
あらためて、ポイントをまとめておきたい。
- ハンドルの持ち方とそれにあわせた上体の使い方(練習して、必要な筋肉を付けること)
- 右足のかかとが上がりすぎ(特にダンシングは練習が必要。動きがまだよくわからない)
- ダンシングで外に踏みすぎ
- ハンドルに手を添えるだけのダンシングも練習すること(いまは無理にバイクを振っているからできない)
- 下りで肩に力が入りがち(小指でハンドルをしっかり握るほうが、肩の力は抜けやすい。中指でブレーキを使うだけだと肩に力が入りがちになる)
- 怖いと思ったら、BBに乗って肩の力を抜くべし
- (番外編)体を冷やしたいとき、強炭酸水をかけると効く~。
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